かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:快世病院

4月22日 水曜日

今日は綿子さんが快世病院を受診する日だ。
快世病院は昨年末、大腿骨を骨折した時に手術してもらった病院だ。
退院するときに次回この日に診せに来てねと予約票をもらっていた。
こういう場合、家族が段取りして連れて行かなければならない。
という事でかつおさんが有休を取って連れて行くことに。

一番の問題は自家用車に乗れるのか?という事なのだが、スタッフさんに聞くと大丈夫ですとの事で今回は介護タクシーを呼ばず、自家用車で連れて行くことにした。
ま、立つことは出来るからなんとかなるかな?

予約票は3枚あって、まず9時にCT撮影、その後9時半に骨密度測定、そして10時半に診察となっていた。
なかなか大変そうだ。
頑張ってかつおさん。

わたしは仕事へ。
10時過ぎ、今頃病院で診察待ちしてるのかなとぼんやり思っていたらかつおさんからLINEが届いた。

『快世で婆さん便汚染!オムツの替えを持ってなかったので拭取、清掃の後ノーパンでCT、売店でオムツを購入と忙しい…。生まれて初めて母親の股を拭いた』

マジ⁉
大惨事じゃん!
かつおさんがあたふたしているところが浮かぶ。
頑張れーー!

それにしてもどうしたんだろう?
オムツをしていても基本トイレで用を足しているはず。
時々、尿汚染はあっても便汚染などほぼなかったし、あってもちょっと便が付いてしまった程度だった。
だから替えのオムツを持っておくという考えには至らなかった。
それなのにこんなことになるとは。

このLINEが届いた後、忙しいのか続報は届かず。
で、この日かつおさんは午後からまたも出張へ。
お疲れ様。

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12月19日 金曜日

今日は仕事帰りに快世病院に寄って、綿子さんにテレビ番組表を届けようと準備した。
あとペットボトルのお茶の在庫も気がかりだった。
入院後すぐ1ケース(24本)を持って行ったが1日2本づつ飲んでいたら、そろそろなくなる頃だろう。
けど1日1本なら、まだまだあるかも?
分からないからとりあえず6本程度持って行って、残りの本数を確認しよう。
面会禁止で会いに行かなくていいとお墨付きをもらって喜んでいたが、やっぱり様子が気にかかる。
それで帰りに寄って様子を聞きてみようと思ったのだ。

午前10時前、携帯に電話がかかってきた。
知らない番号だ。
けど市外局番は快世病院のある市のものだった。
ひょっとしたら快世病院からかも?と思い電話を取った。
やはり快世病院からだった。
かつおさんにかけたが電源が入ってないというメッセージが流れたのでわたしにかけてきたとの事。
そりゃあ出張中だもの仕方ないよね。
で、用件は「昨日先生が綿子さんのレントゲンを撮って今の状態を見たところ、問題なく順調に回復していますという事でした。で、予定通りそろそろ退院をと考えております。先生は来週以降ならいつでもいいとおっしゃってますが、いつになさいますか?」という事だった。
えっ?
ちょっと待ってよ。
27日に退院するって話がついてたんじゃなかったのか?

「えっ?退院日は27日に決まったと聞いてたんですが、違うんですか?」

快世「えっ?それはいつ、どなたからお聞きになったんですか?」

「今週初めに主人から聞きました。いぶきの森の方から電話があって、そちらからいつ退院するか決めて欲しいと言われたとかで。それで27日がいいけど土曜日だから大丈夫かしらという事で、そちらにも確認したと聞いてたんですが」

快世「確かに月曜日にうちからいぶきの森の方に、レントゲンを撮って問題なければ退院の方向で進めたいと思いますので、退院日を決めて欲しいと連絡させてもらいました。けど27日と言うのはうちのどこに連絡されたんですかね?」

そこでピンときた!
かつおさんのことだ、支払いが土曜日でも大丈夫かを聞いただけなのでは?
ということは会計に聞いただけという事かも。
思いついたことを電話の相手に伝えると

快世「あ~そうかも知れませんね~。ま、とにかく27日ですね。それではその予定で進めさせてもらいますね」

「よろしくお願いします」

かつおさんのホウレンソウが不十分なせいでこれだ。
もっとちゃんと報告してよね!
まったく!

続く
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昨日の続き

午後4時、今度は翔ちゃんと快世病院の駐車場で落ち合って、かつおさんと3人で綿子さんの面会へ。
ハルちゃんとゆうくんは行かなかった。
というか行けなかった。
快世病院では子供の面会はご遠慮くださいということで、入れないのだ。
ゆうくんを見せるのが一番の薬になるとは思うが、病院の方針だから仕方ない。

今日の綿子さんはずい分元気になっていた。
翔ちゃんの顔を見つけると「来てくれたんか~」と涙を流した。
その声に張りがある。

「おう、ばあさん、大変やったのぉ」

綿「ありがとのぉ。昨日と今日と手術したんやが」

「違うで、手術したのは昨日だけやで」

綿子さんはポカンとしている。
大丈夫か?

「ばあさん、ここどこか分かっとるんか?」

綿「いぶきの森やろが」

「違うぞ!ここは快世病院や」

綿「えっ?」

えっ?ってこっちの方がえっ?やで!
もう麻酔は完全に切れてるはずだ。
部屋の雰囲気もいぶきの森とは全然違うのに分かってないとは!

それにしてもこの部屋、大分ヤバい。
4人部屋だが皆高齢のおばあさんばかり。
一人でベッドから下りられる人はいない様だ。
で、ずっと「う~~~~、う~~~~~」と唸っている人。
わたし達をジ―――ッと凝視する人。
なんだか目がすわっていて不気味な人。
なんかまともじゃなさそうな方ばかり。
そりゃあ精神科病棟だものね。
精神病を患っているか、綿子さんのように痴呆の方か、痴呆だとしてもかなり重症のようだ。
こりゃあ綿子さんの話し相手になりそうな人はいないじゃん。
歩けない綿子さんは一日中ベッドの上で話し相手もいないとなると、とても退屈だろう。
こりゃテレビを契約するしかないようだ。
様子を見てそのうちにとは思っていたが、急いだほうがよさそうだ。
少しでも刺激になってほしい。
このままじゃ痴呆がどんどん進んでしまいそうだ。
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昨日の続き

電話を切ると急いで途中になっていた仕事を終わらせ、会社を早退し、快世病院に向かった。
車のナビを頼りに病院までたどり着き、中に入ったのだが、どこへ行ったらいいのやら。
受付で事情を説明したら、救急外来へ案内された。
そんな部屋があるのね。

さすが大きな総合病院だ。

救急科の前の待合室にいぶきの森のスタッフさんがいた。
顔なじみの人だ。
良かったーー。
綿子さんに付き添って救急車に一緒に乗って来たそうだ。
そして綿子さんの様子を教えてくれた。
電話では転んで足を打ったとしか聞いてなかったのだが、足と言っても足の付け根の辺りを強打したらしく本人がかなり痛がっているそうだ。
えっ?そこって折れやす場所では?
折れてたら寝たきりまっしぐらな場所なのでは?

ス「折れてなければいいんだけどね」

もし折れてたら大事じゃん!
急に不安になってきた。

しばらくすると救急科の看護師さんが来て、いぶきの森のスタッフさんに綿子さんの事について色々聞き取りを始めた。
普段から血圧が高いのか?(今、かなり高いそうだ)とか服薬している薬はないか?とか、痴呆はあるか?自立度は?などなど。
スタッフさんは持参したカルテを見ながら答えていた。
聞き取りが終わるとスタッフさんは帰って行った。
折れてたかどうかとか入院になるかどうかとかが分かったら教えてくださいとのことだ。
わたしとしては折れてなくてそのままいぶきの森に戻るのが希望だがどうなることやら。

しばらくすると今度はわたしに聞き取りをするために看護師さんがやってきた。
わたしと綿子さんの関係やキーパーソンは誰か?その人は綿子さんの何にあたる人か?などそういうことを色々聞かれたのだった。
聞き取りが終わったら「まだ検査中ですのでここでお待ちくださいね」と言われ、そのままずっと待つこととなった。

ずい分待ってようやく「先生から説明がありますので中へ」と診察室に通されたのだった。
そこでやっと綿子さんに会えた。
綿子さんはストレッチャーの上で寝ていて、色々機械が繋がっていた。
かなり血圧が高い。
わたしに気付くと「すまんなぁ」と泣いた。
大分精神的に落ちてるようだ。

「大丈夫?」

綿「ありがとなぁ。かつおには連絡してくれたんな?」

「しとるで。けど今、出張中なんや」

綿「すまんなぁ。好子さんに迷惑かけるなぁ」

こうやって話をしている間も左足はずっと動いている。
折れてるかも知れないのは右なのね。

先生がレントゲンやMRIの画像を見せながら説明をしてくれた。
結果はやはり骨折していた。
大腿骨転子部骨折だそうだ。
マジかーーー!!
最悪だ!
けど先生によると早く手術をして早くリハビリを開始すれば元のように歩けるようになるそうだ。
ホントに⁉
けど良かったーー!!
先生は「なので手術をする方向で考えています」とおっしゃった。
しかし綿子さんはなにぶん高齢。
手術に耐えられるか検査をして大丈夫そうなら手術をするそうだ。
で、今まだ心エコーなどの検査をしているので結果が出るまでもうしばらくお待ちくださいとのことでまた待つこととなったのだった。

続く
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