かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:恐ろしい

その後やっと全部食べ切った。

綿子さんは、しばらくウロウロ歩き回るゆうくんを眺めて目を細めていたのだが、急に思いついたように言った。

綿「もう薬飲まんでええようになったんや。もう退院してもええって言う事かのぉ」

はあ~?
退院だって⁉
そんな事できる訳ないではないか!
家に戻って一人でやっていけると思っているのか?
すっごく嬉しそうにそう言う綿子さんを見てゾッとした。
まるで自分の状態を理解していない。
あの段差だらけの家に戻ってどうやって一人で生活するんだ?
そうでなくてもパーキンソンっぽい症状が出てシルバーカーが手放せないのに、家の中でどうやって移動するの?
それに一人は怖いんでしょうが。
家に帰ったら何だかんだと襲撃されるだろう。
頼られるのが目に見える。

勝手に夢見るのはいいけどわたし達には言わないで。
想像しただけで恐怖だから。
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部屋でワイワイと過ごしていると入り口に見知らぬおばあさんがやってきた。
車いすに乗っている。
かつおさんが相部屋の方かと思って「入りますか?」と尋ねた。
おばあさんはそれには答えず「あの子どこの子な?」と質問してきた。
どこの子?って言われても…。
うちの子やん、見たら分かるやろ。
とりあえず

「この人のひ孫です」

と答えた。
が、おばあさんからは返事がない。

隣のベッドの人じゃないの?
入りたいんじゃないの?
なに?どうしたらいいんだ?

かつおさんが綿子さんに「この人ばあさんの隣の人か?」と尋ねた。

綿「違う」

なんだ、そうなのか。
じゃあこのおばあさんは何しに来たんだ?

するとおばあさんが「子供の声がするから来たんや」と言った。

「うるさくてすみません」

それには何も答えない。
会話が成り立たない。
困ったなぁ。
そこへスタッフがおばあさんを連れ戻しにやってきた。

ス「さあ、向こうに戻りましょう」

ばあ「いや、子供の声がしたから。あれ、どこの子な?」

ス「綿子さんのところの子やで」

さっきも言うたやん!
このおばあさん、どうも自分の孫じゃないかと思っているようだった。
綿子さんのひ孫と聞いて不服そうだ。
この人もかなり痴呆がきているのだろう。
自分の孫と他人の孫の区別がつかないようだ。
ホント痴呆って恐ろしい。
幸い綿子さんはここまで進んではいない。
どうかこのまま現状維持できますように。
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そういえば去年のお正月も綿子さんは佐藤病院に入院していて家で過ごせなかったよな。
まだコロナの制限もあっったし、年末にインフルエンザが流行したから、いぶきの森に入所中の茂造さんも外出禁止になって家に戻れなかったっけ。
おかげでゆったりしたお正月を過ごせたよな。

けど誕生日なのに病院で過ごす綿子さんが気の毒で誕生祝いにフラワーアレンジメントを届けたんだった。
お見舞いと言えば花だと何の躊躇もなく花を届けたが、あとで今どきの病院は花の持ち込みを禁止しているところも多いと聞いて驚いた。
あの時は断られなくて良かった。

いぶきの森ではどうだろう?
やはり先に確認しないといけないだろう。
以前、花を持って来ていいか聞いた事がある。
その時は綿子さんに花のお世話をさせるのが目的だった。
少しでも家に居た時のように過ごせたら、それに何かやるべき事があると生活に張りが出るだろうと考えてのことだった。
施設の方でも検討してくれていたが、その最中に骨折して花のお世話どころではなくなってしまい話が立ち消えになっていた。
が、その後、綿子さんがすっかり元気になった頃、鉢植えの花を用意してくれて廊下で育てるよう取り計らってくれた。
綿子さんはとても嬉しそうだった。
ほんとありがたい。
けどこのことからも部屋に花を置くのは難しいのでは?と思った。
一人部屋でもないし、だいいち花を飾る場所がない。
なのでやっぱりやめておこう。

花がダメとなると他に何を贈ればいいんだ?
食べ物は目の前で食べてしまうのを確認しないといけないのでスタッフにことづける事はできない。
かといって5分の面会をしてその間に食べさせるのも無理だ。
こちらは二重マスクにゴム手袋をしていても綿子さんがマスクを外すことになるんだから無理だ。
それにもしも綿子さんが感染していて発症していないだけかもしれないと考えると恐ろしくて嫌だ。

なら衣類でもと思ったが急なこと過ぎて買いに行く暇がなかった。
なので今回、何も届ける事が出来なかった。
申し訳ない。
ごめんね、綿子さん。
今しばらく待ってってね。
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これで何とか準備は整った。
やっと一息つける。
するとかつおさんが「今日、ばあさんがまた訳の分からん事言うとったんや」と切り出した。

「えっ?なんて?」

「入棺に連れて行った時のことなんやけどな、ばあさんがかっちゃんに「私も帰って1週間ぐらい姉さんの横で寝ようと思うとったんや~」って言うたんやって。かっちゃんがわしに「綿ちゃんが恐ろしいこと言うんや~」って教えてくれたんや」

???

よく話を聞くと米さんがまだいぶきの森に入所してるときから体調がかなり悪いことを綿子さんも知っていたそうだ。
それで施設では毎日米さんを見舞って付き添っていたんだそうだ。
(あんなに茂造さんがいる2階へ行くのを避けていたのにどうやって米さんの部屋に行ったのかは不明)
それで火曜日から自宅へ戻った事も知っていたそうだ。
綿子さんがそこまで詳しく知っていたとはわたしもかつおさんも知らなかった。
そういえばこの間の土日の面会はわたしは行かなかったからなぁ。

とにかくそれで米さんちに泊まり込むという考えに至ったのね。
米さんを思ってのことなのかもしれないが周りはいい迷惑だ。
せっかく母娘水入らずで残されたわずかな時間を過ごしているのに。
そういう事に思いが至らないところがやっぱりボケているんだなぁと感じる。
けどしんみりした中に笑いを提供してくれてちょっとありがたいかも。
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ひき続き3日のこと

今日も綿子さんの洗濯物を取りに行ったついでに茂造さんの汚染バケツを見たら名前があった。
ゲッ!また⁈
バケツを開けると便汚染と書いてあった。
しかも乳白色の袋越しに便がべっとりついているのが見える。
ひぇ~~~~!!

家に戻ると早速洗濯だ。
この間と同様、綿子さんのを先に洗濯機で回しておいて、隣の流し台で便汚染の服をひとつづつ洗っていく。
IMG_4937

この流し台はかつおさんが廃材を組み合わせて作ったものだ。
シンクは祖母の家を解体する前に頂いてきた。
土台は古いスチールラックを切ってそれを組み合わせたのだ。
錆びも出て小汚いがこんな時には重宝する。
とりあえず服をシンクに広げて花の水やりに使っているホースでシャワーをかけて便を出来るだけ洗い流す。
今回の便汚染はかなりひどかった。
いつもならズボンと下着シャツの裾が汚れているぐらいだったが、今回は下着だけでなくトップスやジャンバーにまで便がべっとりついていた。
しかも今回に限ってズボン下まで履いていたようで、それも大いに汚れていた。
どうやったらこんな広範囲に便が付くんだ?と不思議に思うくらいの汚れ様だった。
マジで勘弁して!!

便は結構乾いていたので洗い流すのに手間がかかった。
今日汚したんじゃないようだ。
昨日かな?
それにしてもこれも今日回収できて良かった。
月曜日まであのバケツの中にあったとしたら、もう捨てるしかなかったかもしれない。
今日だって一瞬捨てようかという考えがよぎったもの。

それにしてもここ半年、ずっと汚染はなかったし、あったとしても少々だったのに、どうしたんだろう?
これが続いたらどうしよう。
考えただけで恐ろしい。


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