かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:悲しい

綿子さんがちびちびとチーズ蒸しケーキを食べている時、かつおさんが質問をした。

「ばあさん、今日は何の日か知っとるか?」

綿「さあ?何かあったかのぉ?今日は27日やろが」

「そうや」

綿子さん、日にちはちゃんと把握できている。
毎日テレビの番組表を見ているからかな?
しかし暫く考えていたが今日が何の日か分からない様子。

「今日はじいさんの誕生日やないか」

そういうかつおさんだって、さっきわたしが言うまで忘れていたことは内緒(笑)。

綿「あっ!そうや。そうやったわ」

「93歳になったが」

綿「ほやのぉ。じいさんの誕生日やすっかり忘れとったわ」

「まあ長いこと会うてないもんな。ま、お盆には多分会えると思うで」

よく考えたらお正月はコロナ騒動があったため茂造さんだけ連れて帰って、綿子さんはずらして1月後半に連れて帰ったから二人が会うことは無かった。
そして1月以来二人とも家に連れて帰ったことは無い。
正月より前に連れて帰ったのは去年のお盆だ。
が、この時も茂造さんのみ。
綿子さんは骨折してまだ回復途中だったので外出できなかったのだ。
なので二人が顔を合わせたのは5月のゆうくんの名付けのお祝いの時が最後だと思う。
(一度、いぶきの森のリハビリ室で遭遇したことはあったけど、茂造さんは綿子さんのことがわからなかった)
※その時の話はこちら


もう一年以上も会ってないのね。
今度のお盆には二人を連れて帰ろうと思っている。
内心、めんどくせえなぁとは思うがいぶきの森の方からもプッシュされているので実行する予定だ。

しかし綿子さんは

綿「いや、会わんでええわ」

だそうだ。
これだけ離れていたのにまだ会いたい気持ちは沸いて来ないのね。
今日だって茂造さんの誕生日をすっかり忘れていたけどそれを悔やむ様子は全くない。
なんだか悲しい夫婦だなぁ。
ま、綿子さんは会いたくないと言っても別の日に連れて帰るのはゴメンなので、嫌でも会う事になるんだけどね。

綿「それよりじいさんは私がここに居ること知らんのやろ?」

「そやで。知らんで」

綿「それなら良かった。じいさんが知ってここに押しかけて来るようになったら困るからな」

だ・か・ら!
それは無いって!

「それは大丈夫やで。リハビリ室で会うても綿子さんやって気が付かんかったやろ」

綿「いや~でも~」

なんで茂造さんが押しかけて来ると頑なに信じてるんだ。
茂造さんは自分に会いたいはずだと信じて疑わないのはなぜ?
自己評価高すぎん?
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7月25日 木曜日

今日は久しぶりにいぶきの森へ寄った。
久しぶりと言っても日曜日以来なので4日ぶりなのだが。
綿子さんが骨折して以来、ほぼ毎日誰かが顔を出すようにしていたのだが、だいぶ落ち着いてきたのでそろそろ間隔を開けていこう。
今週は月曜日にかつおさんが昨日の水曜日にハルちゃんが面会に行ってくれた。
今日は洗濯物がある事だしわたしが訪問だ。
明日はお休みしようと思っている。

今日もまずは4階の綿子さんのもとへ。
綿子さんはテレビを見ていた。

「こんにちは、変わりない?」

綿「好子さん来てくれたんな。ありがとなぁ」

いつもの会話を交わす。
そして持って来た着替えをタンスにしまったり、ペットボトルのお茶の在庫を確認しながら話し相手をしていた。

綿「昨日ハルちゃんとゆうくんが来てくれたんや~」

「良かったなぁ」

綿「あの子の気持ちが嬉しゅうて~」

毎度同じことを言っている。

ふと壁際に椅子が置いてあるのに気付いた。
普段この部屋に椅子はない。
面会者が来た時だけスタッフさんが持って来てくれる。
ここに椅子があるという事は誰か面会に来たのだろう。

「綿子さん、今日誰かお見舞いに来たん?」

綿「見舞い?・・・・あぁ二人来たんや」

思い出すのに時間がかかる。

「誰が来てくれたん?」

綿「あれ?誰やったかな?」

考えているが思い出せないようだ。

「麦さんが来たん?」

綿「いや、違う。誰やったっけ?」

「そしたらゆきちゃん?」

綿「あ!思い出した!かっちゃんや!かっちゃんと光三さんと米さんが来たんや」

なんと!米さん達とは!
けど二人ちゃうやん、三人やん。

綿「かっちゃんが二人を連れてきてくれたんや」

「良かったなぁ。みんな元気やった?」

綿「元気そうやったで」

「米さんとは話したん?この間かつおさんがここの2階で米さんに会うたんやけど、その時はニコッと笑うだけやったんや」

綿「今日もそんな感じや。けどかっちゃんが米さんに私の事を「誰か分かる?」って聞いたらちょっと時間はかかったけど「綿ちゃん」って言うたんや」

「へ~~。良かったなぁ」

綿「ほんま良かったわ。同じところにおるけど滅多に会えんし、今は私、動けんからなぁ」

「そやなぁ」

綿子さんによると光三さんも元気そうだったようだ。
きっとスタッフさんから綿子さんが骨折してずっと部屋にこもっていると聞いてお見舞いに来てくれたのだろう。
ありがたい事だ。
けど当の綿子さんは会ったことを忘れているとは。
昨日ハルちゃんとゆうくんが来たことは覚えていて嬉しそうに話していたのに。
姉妹のことにはあまり興味がないという事か。
痴呆の人は思わぬところで本音が見える。
なんだか怖いし悲しい。
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それにしても茂造さんはどうして神社の方まで行っていたのだろう。

茂造さんに尋ねると

「散歩しよったんや」

と言ったのだが、ここ半年以上散歩になんか行ったこと無いのに明らかにウソだと思う。

実はこの日の午前中、かつおさんと綿子さんは親せきの家を訪問し、その後いつもの買い物に寄ったので家に戻るが遅くなってしまった。
家に戻ったのは12時半を過ぎていた。
茂造さんはお昼になっても綿子さんがいないし、昼食の準備もしてないので綿子さんを探しに出かけたようだ。

綿子さんたちは朝出かけるときに茂造さんに出かけてくると一声かけてなかったらしい。
なのでお昼になっても姿が見えない綿子さんを心配して探しに行ったのだと思う。
もしかするとまたどこかの畑でケガでもしてるんじゃないかと思ったのかもしれない。

かつおさんと綿子さんが昼過ぎに家に戻った時、茂造さんはベッドにはいなかったそうだ。

「じいさんは?」

綿「トイレやろ」

そんな感じで気にしてなかった。
という事でこの時点で茂造さんが居ないことに気付いてなかった。

それでもその後、いつまで経っても一向に姿を見せず、昼ご飯も食べていないはずの茂造さんのことが綿子さんは心配にならなかったのだろうか?
「じいさんが居らんが」って言いに来なかったところをみると気にも留めてなかったとみえる。

この二人の温度差が悲しい....

愛はあるんか


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