かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:感激

4月20日 日曜日

かつおさんと二人で茂&綿の面会へ。
今回は久しぶりに日曜日の訪問だ。
まずは4階の綿子さんのもとへ。

今日はおやつを用意して行かなかった。
なぜかと言うと今日は先日のように散歩に連れ出すつもりだからだ。
いぶきの森から少し歩いたところにコンビニが1軒ある。
綿子さんの足なら十分歩ける距離だ。
なのでそこまで行って綿子さんに自分で好きなものを選んでもらおうと考えた。
やはり自分で実際見て選んで購入するのは楽しいし、認知症の進行を抑えるのにも効果があるんじゃないかなと思う。
綿子さんもきっと喜ぶだろう。

綿子さんはデイルームにいた。

綿「来てくれたんやなぁ」

「こんにちは。今日も散歩に行こうで」

綿「ほんま!」

とても嬉しそうだ。
一旦部屋に行って着替えをしまったり洗濯物を回収してから散歩に出かけた。
スタッフさんに「行ってらっしゃい」と声をかけられ笑顔でさっそうと歩く。

外に出てかつおさんが「こっち行こう」と誘導する。
5分ほど歩くとコンビニに到着した。

「さあ好きなの選べ」

綿「かまんのか?」

大好きな買い物ができるとあって綿子さんはさらに嬉しそうだ。
小さいコンビニの中をぐるぐるぐるぐる何周もしていた。
あれもこれも気になってなかなか選べないようだ(笑)
さんざん悩んだ末に選んだのはヤマザキの北海道チーズ蒸しケーキだった。
よくパンコーナーに置いてあるやつだ。
かつおさんはそれを見て驚いていた。
もっと甘いものを選ぶと思っていたからだ。
そんなに驚くことじゃないじゃん。
まだ入所する前、買い物に連れて行ったらこれを毎回買ってたもの。
かつおさんは綿子さんが何を買ってるか何が好きなのか全然見てなかったのね。
もうちょっと興味を持って、甘いもの以外にも好きなものがあるって覚えておいてよね。

このチーズケーキとコンビニコーヒーを購入して店を出た。
近くの公園に移動し、ベンチに座って食べることにした。

綿「こんなん久しぶりや~」

かなり感激していた。
食べ終わった後もまだ歩きたいというのでその辺りをプラプラ歩いてから施設に戻った。
別れ際には

綿「ホンマにありがとなぁ~こんなんしてくれて~」

と泣いてしまった。
こちらとしても思った通り大喜びしてくれてかなり嬉しい。
コンビニ買い物プラン大成功!!
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6月23日 日曜日

今日はいぶきの森へ面会に行く日。
かつおさんと相談して月、木、日曜に訪問することにした。
月曜は茂造さんの洗濯物の回収。
木曜は茂造さんと綿子さんの洗濯物の回収。
そして日曜は綿子さんの洗濯物の回収&二人に面会しておやつを食べさせる日にしようと決めたのだ。
先週の日曜日におやつを持って行ったら二人とも、もの凄く喜んでくれたからだ。
どうもいぶきの森では甘いものはほとんど食べられないようだ。
せめて週1回でも食べさせたあげられたらと思ったのだ。

今日はハルちゃんも久々に顔を見に行くわと同行してくれることになった。
ゆうくんも連れて4人でいぶきの森へ向かった。(数くんは仕事で不在)
おやつには先週の残りの干し柿もちと甘栗を用意した。

いぶきの森へ着きゆうくんをベビーカーに乗せ、まずは4階の綿子さんのもとへ。
エレベーターを降りるとスタッフさん達が「こんにちは」と声をかけてくれる。
ゆうくんを見て「うわ~可愛い~」と言いながらデイルームにいる綿子さんのもとへ。
「ご家族の方が来られたよ。赤ちゃんも来てくれとるよ!」と伝えてくれた。

ス「むっちゃ可愛いで~。綿子さんより先に見せてもらっちゃったわ~。ごめんね~」

綿「えっ?」

急いで立ち上がりこちらに気づくとスタスタと結構なスピードで寄ってきた。
相変わらずスイッチが入ると速い!
そしてベビーカーを覗き込んで「うわ~来てくれたんな~!!」
もの凄く感激している。

ス「お部屋は今、空いてますから、良かったらお部屋へ」

同室の方は不在だそうだ。
なのでみんなで部屋へ移動した。
綿子さんはゆうくんに会えたのが嬉しくて仕方がない様子で「うわ~嬉しいわ~まさか会えると思ってなかったから~」を何度も繰り返し言っていた。
ゆうくんをベビーカーから降ろし、ベッドに腰かけている綿子さんに抱いてもらった。

綿「うわっ!重んなったなぁ!」

「そやろ~」

綿子さんがゆうくんに会うのは先月25日の名付けの時以来だから約1ヶ月ぶり。
ゆうくんも順調に育って1㎏くらい重くなっていた。
綿子さんは嬉しくて嬉しくてたまらないといった様子でずっとゆうくんの顔を見ながら抱いていた。

わたしはその間に洗濯物を入替え、タンスの整理を終えた。
今日はちゃんと棚にゆうくんのアルバムを置いてあった。
よしよし。


続く
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ひき続き30日のこと

ところでこの日、かつおさんはCT検査を受けた後、綿子さんを連れて郵便局へ向かった。
綿子さん名義の定期預金を普通預金口座に移すためだ。
移しておかないといざお金が必要になった時に出金できなくて困る。
茂造さんが入所する前にも同じように定期預金を普通預金に移した。
その時の経験から本人を連れて行くのが一番早いと分かっていた。
綿子さんの定期預金は郵便局と農協にあった。
両方行きたいが、昼食の前までにいぶきの森へ送って行かなければならないので、今回は郵便局だけにした。

郵便局へ向かって車を走らせながら綿子さんに用意していたくるみパンを渡した。
綿子さんは「うわ~私これ好きなんや~」ととても喜んだそうだ。
かつおさんは「知っとるわ。だから買うてきたんや」と。
多分得意そうな顔をしていたんだろうと思う。
綿子さんは早速食べ始めた。
そこへ麦さんからかつおさんに電話がかかってきた。
週末にお米を取りに行きたいという連絡だった。
今、かつおさんが綿子さんと一緒にいる事は知らずにかけてきたのだがちょうどいい。
「おばさん、今、ちょうどばあさんと一緒におるんや。代わるわ」
麦さんには綿子さんが12月から入院したことも、そのままいぶきの森へ入所したことも随時連絡していた。
しばらく会ったり、話できていなかったので喜んでくれたそうだ。
「ばあさん、麦さんやぞ」と電話を替わると綿子さんもとても喜んだ。
感激して涙を流していたそうだ。
そこでかつおさんはせっかくなのでみきさんにも電話をかけようと思いつき、麦さんからみきさんの携帯の番号を教えてもらったそうだ。
みきさんに電話をかけるとみきさんもとても喜んだそうだ。
綿子さんは言うまでもない、これまた涙を流しながら話していたそうだ。

そうしているうちに郵便局に着いた。
くるみパンはまだ半分以上残っていたそうだ。
綿子さんはそれを手に持ったまま郵便局に入っていこうとしたそうだ。
かつおさんは慌てて「それはおいていけ」と制したそうだ。
そして手続きが終わると急いでいぶきの森へ戻った。
結局、くるみパンは半分しか食べる事ができなかったそうだ。
綿子さんは名残惜しそうにしていたが、いぶきの森に食べ物は持ち込めない。
残りはかつおさんが食べたそうだ。

そうしていぶきの森に戻った綿子さんだが、特に嫌がるそぶりも見せずすんなり戻って行ったそうだ。
「もう覚悟ができとるみたいや」

なにはともあれ今日は全て順調に事が運んだし、少しは綿子さん孝行も出来たようだし、良かった良かった。
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