かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:憐れ

8月19日 火曜日

昨日、かつおさんが洗濯物を回収してきて、洗濯もしていた。
今日の夕方、干してあったものを取り込んでいたら、綿子さんのズボンのポケットからガサガサと音がした。
かつおさんはまたポケットの中を確認せずに洗濯したようだ。
綿子さんはよくズボンのポケットに紙やハンカチやマスクを入れたまま洗濯物に出している。
ちゃんと確認して取り出さないとティッシュが入っていた日には大惨事となる。
ちゃんと確認しろよ!!
幸い今回はティッシュは入ってなかったようだ。
一体何が入っているんだろう?と取り出したら、ナイロン袋と輪ゴムと抹茶塩の小さい袋だった。
これらは全部、14日に家から持ち出したものだろう。
あの日、輪ゴムも施設に持って帰ると言い出したので「輪ゴムはタンスに入っとるで。丸い缶に入れてあるで」と伝えたのだった。
お花を活ける時、輪ゴムが必要かもと持って行っていたのだ。
その時ちゃんと説明したんだけどなぁ。
理解して無かったのね。
とにかく輪ゴムはあるからと制したのに、いつの間にかポケットに忍ばせていたのね。
ナイロン袋はその輪ゴムを入れていたようだ。

そしてもう一つ、ポケットから出てきた「抹茶塩」
これはお昼のお弁当の海老天の横についていたものだ。
あの日使わずにこっそりポケットに入れていたようだ。
けど、施設に持って帰ってどうする?
皆と食事している時に自分だけ抹茶塩を取り出して使う事なんか出来ないでしょ。
部屋で一人の時にこっそり舐めるのか?
塩だけ舐めてもしょうがないじゃん。
なのにこうやって持って帰れるものは何でも持ち帰ろうとするところがちょっと憐れになってくる。
で、結局忘れてるし…。
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6月8日 木曜日の続き

今日はかつおさんの誕生日だ。
なので仕事帰りにケーキを買った。
ケーキと言ってもショートケーキだが、一応、3つ買った。
ひとつは綿子さんにお裾分けだ。

じつは今朝、かつおさんが綿子さんにゆで卵を持って行った。
しかし、綿子さんは誕生日のことなど忘れているようで何も言わなかったそうだ。
「わしの誕生日はいつも忘れとる!」とかつおさんはブツブツぼやいていた。

そう、ここ近年、いつもかつおさんの誕生日は忘れられている。
翔ちゃんやハルちゃんやわたしの誕生日は覚えていて、毎年小遣いをくれるのだが、かつおさんには無い。
ま、三人は誕生日が近いから一人思い出すと他も思い出すのだろう。
かつおさんは「わしにはおめでとうの一言もないんや」とすねている。

「かつおさん、もうええ歳なんやから綿子さんに祝ってもらうんでなくて、生んでくれてありがとうって感謝する日やで」

「そっか。それもそうや」

こんなやりとりをした。
なので綿子さんにもケーキを買ったのだ。

かつおさんがいそいそと届けに行った。
ケーキを見れば思いだすだろう。

「おかん、これ食べてくれ」

綿「ありがとのぉ。もう晩御飯食べたから明日の朝、食べるわ」

「おかん、今日は何の日か知っとるか?」

綿「知らん」

かつおさんはがっかり。

「わしの誕生日やが」

綿「ほうか」

ほうかの一言で片づけられてしまったそうだ。

「わしを生んだ日やろが。忘れたんか?生んでくれてありがとのぉ。まあ、これ食べてくれ」

綿「ありがとのぉ」

最後まで小遣いはもらえず、おめでとうの言葉も無かったそうだ。
憐れ、かつおさん…。
一度で済んじゃう


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これで最後です

夕方、6時過ぎ、3人(わたし、かつおさん、翔ちゃん)で外食に行こうと玄関を出たら、畑にいる綿子さんを発見した。
まだ雨が降っているのに、傘もさしていない。
きっと足元はドロドロだろう。
もちろんパジャマだ。
もう病気だ。

翔ちゃんが「ばあさん、転ばんように気をつけなよ」と声をかけた。
すると綿子さんはかつおさんに向かって
「かつお、わたしの年金から翔ちゃんんに1万円渡してやってくれ」
と言い出した。
実は昼間もわたしがいない所で
「かつお、好子さんに世話になったから私の年金から1万円渡しといてくれ」と言ったそうだ。
かつおさんから
「よっちゃんには1万円渡せって言うのに、わしにはやるって言わんのや。どういう事や!」
とぼやくのを聞いていた。
ハッキリ言って一番世話をしているのはかつおさんだ。
なのにわたしや、たまに顔を見せるだけの翔ちゃんには小遣いを渡すのにかつおさんには無いんかい!
かつおさんの気持ちも分かる。

「ばあさん、わしは?わしには無いんか?」

すると

綿「お前はええ。後や。翔ちゃんにやってくれ!」

かつおさん、憐れ....

「ババァ!誰に一番迷惑かけとると思うとんや!誰が世話してやっとるか知らんのか!ほんま、全然死にそうにないやないか!先生に騙されたわ。心配するんでなかったわ。ほんま、死ね!」

お酒を飲みながら吠えるかつおさんであった。
かける言葉が見つからない。
これに心が救われる日が来るのだ


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11月3日は文化の日。
わたし達の会社は休みだが、ありがたいことにデイサービスはやっている。
そこで二人がデイに出かけた後、茂造家の庭の剪定をする事にした。

ハルちゃんも手伝いに来てくれて9時過ぎがらチョッキン、チョッキンと剪定作業に精を出した。
二人がというより綿子さんがいないのではかどる、はかどる。
松の木以外は全部終わらせた。
松は難しいので後日改めてだ。
そして切った枝や落ち葉を拾い片づけを終わらせた。
綿子さんは気付くだろうか?
気付かなければいいなぁと思っていた。

夕方、かつおさんが綿子さんちに行くと

綿「庭の木、切ってくれたんやのぉ。ありがとのぉ」

と言われたそうだ。
なんぼなんでも気が付くか。

「おう、わしとよっちゃんとハルちゃんとで切ったんや」

と伝えたそうだ。

するとその後、綿子さんが我が家にやって来た。

「なんや、おかん」

綿「庭の木切ってくれたんやろが。ハルちゃんや好子さんにお礼持って来たんや」

「ハルちゃんはもう帰ったからおらんで」

綿「そうか」

と言いながら、ずかずかと上がり込んできた。
そしてリビングにいたわたしのところにきて1万円札を差し出し

綿「庭の木切ってくれたんやとなぁ。ありがとなぁ。これ好子さんとハルちゃんで分けてくれるかな」

と言った。

「いや、剪定したんはかつおさんもやで。そしたらこれは3人で分けるわな」

綿「いや、そんなんしたら3000円にしかならんやん。二人で分けたらええんや」

「そしたらわしのは無いんか?」

綿「お前は無い」

「ええっ!?」

綿「お前には私が死んだらその時残っとるんは全部お前のもんになるやからええやないか」

「そんなんいつの話や。今、ないんか」

綿「ない!」

そう言い切って帰って行った。
憐れかつおさん。

「なんで一番世話しとるわしにはなんも無いんや!翔ちゃんや兄貴にはようけ握らせるくせに!わしやたまーーーに焼酎1パック買うてくれるだけやないか」

一番近くで一番世話をしているのに嫌な事も言うから嫌われる。
ホント損な役回りだ。

ドンマイ、かつおさん。
魂などなくすべては脳の電気信号


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