かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:手を焼く

昨日の続き

そろそろ綿子さんのお風呂の順番のようなので綿子さんと別れ、2階の茂造さんのところへ向かうことにした。
エレベータに乗るとちょうど2階のスタッフさんと一緒になった。

ス「茂造さんの面会ですか?うわ~~良かった~~!!今日は帰る帰るってずーーっと騒いでるんですよ。これで少しは落ち着くかも」

「どうもすみません」

ひえ~~~!
こりゃかなりひどいようだ。
実はさっき、ここの駐車場でゆうくんをベビーカーに乗せ換えていると散歩から戻って来た入居者さんと付き添いのスタッフさんに会ったんだけど、そのスタッフさんからも「茂造さん、今日はすっごく調子が悪いんですよ~。ずーーっと家に帰るんやー!!って言い続けてるんです」と聞いていた。
全く同じことを2回聞いたのだ。
かなり手を焼いているのだろう。
まいったなぁ。

2階に着き、ガラス扉を開けて中に入ると、デイルームにいたスタッフさんからも「あ~~良かった~~。今日は凄いんですよ~」と言われた。
みんな同じこと言うじゃないか。
どんだけなんやーー!!

「おやつも持って来たし、ひ孫も連れて来たのでこれで少しでも機嫌よくなってくれたらいいんですけど…。自信はないです」

ス「よろしくお願いします!」

はたして大丈夫だろうか?

続く
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3月27日、月曜日

昼休み、かつおさんから電話がかかってきた。
いぶきの森の畑田さんから連絡があったそうだ。
茂造さんの『家に帰りたい願望』が強くて困っているそうだ。
そこで茂造さんを説得しに来て欲しいとお願いされたそうだ。
説得してくれと言われても全く自信がないが、仕方ないので仕事帰りにいぶきの森へ寄るから帰宅が遅くなると連絡してきたのだった。
茂造さんの帰宅願望については、この間からちょこちょこ聞いていたが、それは初めて入所した人あるあるだろうし、そのうち治まるだろうと思っていたのだが、かつおさんに説得を依頼してくるという事はかなり手を焼いているのだろう。
申し訳ないなぁ。

ところで今日はわたしがいぶきの森へ寄って洗濯物を回収する予定だったので、わたしが着替えを持っていた。なので予定通り、いぶきの森に行った。
いぶきの森へ着くと、ちょうどロビーでかつおさんと畑田さんが話をしていた。
茂造さんの説得は終わったようだ。
わたしも一緒に話を聞いた。
畑田さんの話によると茂造さんは「家に帰るんや!」と言ってきかない時があるそうだ。
スタッフが「家には帰れない」という事を説明するのだが、理解できないそうだ。
「なんで帰ったらいかんのや!歩いて帰るからここを開けろ!」と怒り出すそうだ。
茂造さんなら言いかねない。
怒鳴っている光景が目に浮かぶ。
とにかくスタッフが代わる代わる説得してなんとか引き留めているらしい。
ずい分弱ったとはいえ大声で怒鳴られたら怖いだろう。
本当に申し訳なく思う。
そして今日は特に酷かったそうで、息子の出番となったようだ。
けれどそれもあまり効果はなかったようだ。
かつおさんが「家に帰っても、おかんは入院しとるから居らんのやぞ。一人でどうやって生活するんや?ションベンも出んのやろが?ここにおらんと死んでしまうぞ」と必死で言って聞かそうとしても
「そんなん、放っといてくれ!家に帰るんや!なんで帰ったらいかんのや!」と怒鳴る。
なんでって今、説明したやん!
帰りたいということで頭の中は一杯で、人の話が耳に入らない。
そして急に「なんや、お前も家に帰れんのか?」と頓珍漢なことを言い出したそうだ。
仲間だったのか…

「典夫も関東におって帰って来れんのや」
話がおかしな方向に進んでいく。
そしてその後も「帰る、帰る」と言い続け、みかねたスタッフさんが「もう、晩御飯の時間やで。部屋に戻ろうな」と声をかけてくれたそうだ。
するとあっさり部屋に戻って行ったそうだ。

わたしがいぶきの森に着いた時には茂造さんは部屋に戻った後だったので会えなかった。
会ったところで誰か分からないかも知れないが。

茂造さんが入所して早、20日が過ぎた。
ショートステイのつもりがあれよあれよとそのまま入所となってしまったので、戸惑う気持ちは分かるが、どうか我慢してこの状況を受け入れて欲しいと思う。
お世話をしてくれるスタッフさんたちを困らせないでください。


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