かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:手術

今日は2階でも看護師の大井さんに呼び止められて話しかけられたそうだ。

大井さんの話は…
「先日、茂造さんに健康診断を受けてもらいました。健康診断は毎年行っているんです。で、その時に撮影した肺のレントゲン写真に影があったんです。それで今、外部の専門機関に診てもらってます」

という事だったそうだ。

「えっ?それってヤバい感じ?」

「まだ分からんって。結果はまだ来ていないって」

「もし悪いものやったら手術?」

「いや~歳も歳やし、もうええんちゃうん」

「そやな」

もし悪いものだったらとつい考えてしまう。
けどあの歳で手術も大変だろうし、リスクがあるよね。
進行の遅いものなら手術せずに共存するのもいいかもしれない。
けれど簡単な手術で体にあまり負担がない方法で悪いところを取れるのなら手術もありかも知れない。

一方で、あれだけボケてほとんどの事を忘れてしまっているのに延命が必要か?とも思う。
自分ならあんなにボケる前に死にたいと思っているが、いざその立場になればもっと生きたいと思うのかな?

色々考えてしまうが、とにかく結果が出ないことにはね。

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続き

また待合室で待っていると看護師さんが来て「入院についての説明を聞いて来てください」と担当窓口へ案内された。
そりゃ折れてるんだから手術をするにしてもしないにしても入院決定だよね。

で、その窓口で伝えられたのはこの病院のシステムのことだった。
基本CSセットというものを利用しなければならないそうだ。
CSセットとは、寝間着、バスタオル、タオルが1日約500円でレンタルできるシステムで毎日使わなくても料金が発生するのだそうだ。
あと紙おむつも定額のサブスク方式で、これが1日540円。
何枚使っても定額なんだそうだ。
ということは毎日1000円強の支払が発生するじゃないか。
ひえ~。
けどCSセットには入院時の必需品がサービスで付いてくる。
お箸やコップはもちろん、ティッシュペーパーやウエットティッシュなど大抵のものが貸してもらえるそうだ。
なので家から持って行くものはほとんどないそうだ。
楽でいいけど…高いよね。
これって絶対利用しないといけないのだろうか?
けどどうも利用するのが当たり前の体で話をされるのでそうなのだろう。
あとテレビの申込みはどうしますか?と尋ねられた。
こちらは冷蔵庫とセットで1日550円だそう。
マジか!
何もかも高い!
なので「本人がテレビを見れる状態かどうか分からないので必要なら後日申し込みします」と断っておいた。
ふ~。
なんだか一気に疲れたよ。

で、ようやく綿子さんの検査が終わり、手術可能と判断され明日、手術を受けることになった。
また診察室で先生から手術の説明、輸血の説明等を聞いた。
手術は4㎝ほどの穴を2か所、1.5㎝ほどの穴を1か所開けるだけで可能なんだそうだ。
それで骨に金属?を入れてボルトのようなもので留めるそうだ。
うわ~、なんか痛そう~。

あと、とても丁寧にいろんなリスクがあることを説明してくれてたくさんの書類に署名をすることとなった。
これ、わたしでいいの?
とまどっている暇もないくらい次々とサインを求められた。
やっと終わったと思ったら次は麻酔科の先生が来て、これまた丁寧にリスクの説明があり、書類にサイン。
本当に長かった。
ようやく病室の準備ができたので部屋へ移動しましょうとなった時には5時をすぎていた。
やっと終わりが見えてきた。

続く

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昨日の続き

電話を切ると急いで途中になっていた仕事を終わらせ、会社を早退し、快世病院に向かった。
車のナビを頼りに病院までたどり着き、中に入ったのだが、どこへ行ったらいいのやら。
受付で事情を説明したら、救急外来へ案内された。
そんな部屋があるのね。

さすが大きな総合病院だ。

救急科の前の待合室にいぶきの森のスタッフさんがいた。
顔なじみの人だ。
良かったーー。
綿子さんに付き添って救急車に一緒に乗って来たそうだ。
そして綿子さんの様子を教えてくれた。
電話では転んで足を打ったとしか聞いてなかったのだが、足と言っても足の付け根の辺りを強打したらしく本人がかなり痛がっているそうだ。
えっ?そこって折れやす場所では?
折れてたら寝たきりまっしぐらな場所なのでは?

ス「折れてなければいいんだけどね」

もし折れてたら大事じゃん!
急に不安になってきた。

しばらくすると救急科の看護師さんが来て、いぶきの森のスタッフさんに綿子さんの事について色々聞き取りを始めた。
普段から血圧が高いのか?(今、かなり高いそうだ)とか服薬している薬はないか?とか、痴呆はあるか?自立度は?などなど。
スタッフさんは持参したカルテを見ながら答えていた。
聞き取りが終わるとスタッフさんは帰って行った。
折れてたかどうかとか入院になるかどうかとかが分かったら教えてくださいとのことだ。
わたしとしては折れてなくてそのままいぶきの森に戻るのが希望だがどうなることやら。

しばらくすると今度はわたしに聞き取りをするために看護師さんがやってきた。
わたしと綿子さんの関係やキーパーソンは誰か?その人は綿子さんの何にあたる人か?などそういうことを色々聞かれたのだった。
聞き取りが終わったら「まだ検査中ですのでここでお待ちくださいね」と言われ、そのままずっと待つこととなった。

ずい分待ってようやく「先生から説明がありますので中へ」と診察室に通されたのだった。
そこでやっと綿子さんに会えた。
綿子さんはストレッチャーの上で寝ていて、色々機械が繋がっていた。
かなり血圧が高い。
わたしに気付くと「すまんなぁ」と泣いた。
大分精神的に落ちてるようだ。

「大丈夫?」

綿「ありがとなぁ。かつおには連絡してくれたんな?」

「しとるで。けど今、出張中なんや」

綿「すまんなぁ。好子さんに迷惑かけるなぁ」

こうやって話をしている間も左足はずっと動いている。
折れてるかも知れないのは右なのね。

先生がレントゲンやMRIの画像を見せながら説明をしてくれた。
結果はやはり骨折していた。
大腿骨転子部骨折だそうだ。
マジかーーー!!
最悪だ!
けど先生によると早く手術をして早くリハビリを開始すれば元のように歩けるようになるそうだ。
ホントに⁉
けど良かったーー!!
先生は「なので手術をする方向で考えています」とおっしゃった。
しかし綿子さんはなにぶん高齢。
手術に耐えられるか検査をして大丈夫そうなら手術をするそうだ。
で、今まだ心エコーなどの検査をしているので結果が出るまでもうしばらくお待ちくださいとのことでまた待つこととなったのだった。

続く
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術後、安静にして時間が過ぎるのを待つ間、わたしは母の病室と父がいる待合いを行ったり来たりした。
何て面倒くさいんだ。
父のことは放っておけばいいと思うかもしれないが、耳が遠いし、スマホも使いこなせなくなって持たなくなっているので長時間一人で放っておくのはやはり心配だ。
なので時々父の様子をうかがいに行った。

病室では母とまたいろんな話をした。
普段はなかなかゆっくり話すこともないからいい機会なのだ。
けど話せば話すほど母の老いを感じるのであまり話したくないという気持ちもあるのだが。

母は白内障の手術をして良く見えるようになったそうだ。
と言ってもまだ片眼だけだがそれでもよく見えるようになったそうだ。
そして今まで見えていなかったものが見えて驚いたんだそうだ。
先ず初めにあまりにも家が汚いことに気づいてびっくりしたそうだ。
これはわたしも前々から感じていた。
だんだん家が汚くなり、特にトイレや洗面所などの水回りの汚れが目立つようになっていた。
年を取って掃除が面倒になったからかと思っていたのだが、ただ単に見えてなかっただけのようだ。
白内障だとそんなに見えないものなのか?
よくそんな目の状態で生活できるものだ。
数年前までは車の運転だってしてたんだから。
恐ろしい。

そして母は家が汚い事より自分の顔が汚いことに驚いたそうだ。

「シミだらけになっとんやが~。」

えっ?そこ?

「こんなんなっとるとは知らんかったわ~」

手鏡で見たら見えるんじゃないの?
さすがに経験がないのでよく分からないが。

「どうしたらええやろか?」

どうしたらって、もうええんちゃうん。
80過ぎのおばあさんの顔がシミだらけでも誰も気にせんと思うわ。

「そんなに気になるんやったらコマーシャルでよう見るケシミンクリームでも塗ってみたら?」

「そやなぁ」

「それより歯の治療しなよ!」

実は母は前歯が欠けている。

「そっちの方が気になるわ。そっちの方がはずかしいと思うわ」

「マスクしとったら分からんやん」

それは顔のシミも同じでは?

「それに歯を直すのはようけいるやろうし、歯医者は好きでないんや」

「保険がきく範囲で直したらええやん。歯がないよりええやろ」

「そやなぁ。そしたらここの通院が終わったら歯医者に行こうか~」

「そうしな」

やっぱり長く話をすると疲れるのだった…。
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白内障の手術の同行も2回目なので、慣れたものだ。
だいたい流れは分かっている。

奥の病棟の待合いで母が看護師さんからの説明や検査を受けるのを見ていた。
今回、手術を受けるのは1番目だそうだ。
なので1時半から手術を開始し、終わるのが10分から15分後。
そこから1時間、病室で休んでから帰宅となるので2時50分ごろには帰ることができますよと看護師さんから説明があった。
やったー!
今日は早く帰れそうだ。
ありがたい。

一通り検査等が終わり、病室へ移動することになった。
2回目だからか病室には一人しか入れないことなどは説明がなかった。
けど前回と変わりはないだろう。
父にはここで待つように伝え、母と病室に向かった。

病室は前回と同じ部屋だった。
けど前回と違ってる点があった。
この部屋、ベッドが二つある相部屋なんだけど、前回はそこを一人で使っていた。
しかし今回は相方がいるようだ。
部屋の入り口に名前が掲示されていた。
という事は前回の様には過ごせないな。
仕方ない。

しばらくすると母よりもずっと高齢だろうと思われるおばあさんがやって来た。
このおばあさんも手術は2回目の様で、なんと付き添いはいなかった。
家族の方にここまで送ってはもらったが、帰らせたそうだ。
「居っても特に用ないし」だそうだ。
看護師さんがびっくりしていた。
なのでわたしは父と待合いで過ごすことにした。

1時半の少し前、看護師さんに連れられて母が手術室へ入って行った。
で、無事に手術が終わり、予定通り15分後には病室に戻った。
入れ替わるように隣のおばあさんが部屋を出て行った。
上手く考えて部屋割をしているようだ。

さあ、あと1時間。
がんばろう。
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