かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:掃除

なんとか落ち着いた茂造さんと別れホッとしながら帰っていると、先ほどと違うスタッフさんから声をかけられた。

ス「茂造さんのパウチ、ありがとうございました」

皆さん、元のツーピースのものに変えたことを喜んでいるようだ。
そりゃあスタッフさんだって茂造さんが便を漏らすたびに服を着替えさせたり、掃除をしたり大変だったのだろう。
これで便汚染が減るかも知れないので嬉しいのだと思う。

このツーピースの物を使うと年に9万円ほど足が出るそうだ。
けど1カ月に換算すると1万円いかない。
それくらいいいじゃん!
少々のお金でストレスから解放されるなら惜しくないよね。

けど今はまだ減るかも知れないと期待している状態。
実際使ってみないと分からない。
けど多分大丈夫な気がする。
以前、ツーピースを使っていた時の汚染は、茂造さんが自分でパウチの中の便を捨てようとしたり、自ら剥がしたりしていたからだそうだ。
けどスタッフさんがしてくれることに慣れてからはそういう事もなくなったようだ。
なので大丈夫だと思う。
そう信じよう。
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ひき続き18日のこと

今日は思い切って自宅の押し入れの掃除をした。
この押入れは座敷の隅にあり、もう長い間開けることもなかった。
中にはほぼ新品の座布団が2箱とハルちゃんの雛人形一式、それと翔ちゃんの五月人形が入っている。
子どもたちが小さい頃は人形を飾ったりもしたが、だんだん飾らなくなり、この押入れの前にも荷物を置くようになり一層開けることがなくなってしまったのだ。
人形は傷んでいないだろうか?
虫が付いていないだろうか?
気にはなっていたが忙しさもあり、ほったらかしてしまっていた。
でもようやく重い腰を上げる気になった。
というのも隣の茂造家が空いたのでそこにこの押入れの中の物を移せば我が家ももっとスッキリするだろうと考えたからだ。

まずは押入れの前の荷物をどかしていく。
そして押入れを開けて驚いた!
床板が反り返っていたのだ。
マジか⁈
どうも湿気でこうなったようだ。
この部屋は北側だがこの部屋に洗濯物を干すことは無いし、締め切っている訳でもないのでまさかこんなことになっているとは思わなかった。
それにここは押入れと言っても初めはタンス置き場にする予定だったので扉もなくロールスクリーンで仕切っているだけだ。
それにその隣にはよくある和室の押入れがあってそこは布団をしまうので時々開けるが、特に湿気ていることもないしカビ臭くはない。
ウソでしょ!!

嘆いていても仕方ない。
とりあえず中に入っているものを全て運び出し、茂造家へ運んだ。
荷物を出した押入れの床や壁は埃やシミで無残な状態だった。
ひとまず掃除だ。
掃除機をかけ、床板は雑巾で磨いた。
壁は土壁風のクロスなのでデコボコしているためシミはキレイには取れなかった。
床はある程度はキレイになったがシミは取れないし、反った板はどうしようもない。
ムッチャ悲しい。
放置しないでたまには中を覗いて掃除するべきだった。
後悔先に立たず…。
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12月10日 日曜日

今日は朝から気持ちがいい。
綿子さんの襲来がないと思うと開放感が半端ない。
カーテンも全開だ。
けれどかつおさんはまだまだ慣れないようだ。
ちょっと外で音がするたびに綿子さんか!と思ってしまい、ドキッと心臓が締め付けられるそうだ。
どれだけストレスだったんだろう。

今日は年末に向けて我が家の掃除をする事にした。
昨日バタバタ動き回ったので腰が痛い。
なので剪定はやめておくことにした。
忙しさにかまけてまだ扇風機の掃除も出来ていなかった。
自分の家の掃除はやはり気合が入る。
綿子さんちも掃除しようかと思ったが、もしかすると1週間程度で戻ってくる可能性があるのでやる気が起きない。
ササッとぐらいなら掃除してもいいが念入りに磨く気にはなれない。
もし戻って来たら無駄になるのが目に見えている。
なので入所が決まってからしっかり掃除しようと思う。

腰が痛いので掃除もそこそこで止め、久しぶりにニャンズと遊んだ。
ニャンズも嬉しそうだ。
やはり余裕がないとダメだなと思った。
さびねこ&くろねこ

午後からは祖母の畑へ、ヘアリーベッチの様子を見に行った。
種を蒔くとき、雨の降った後でかなりぬかるんでいた。
なのでちゃんと発芽するか心配していたのだがなんとか芽が出ていた。
けれど他の雑草もずい分と芽が出ていた。
これが一面ヘアリーベッチで覆いつくされるはず。
春になるのが楽しみだ。

そして夕方、かつおさんは出張に出かけて行った。
もう心置きなく行けるだろう。
わたしも「また出張かよ!!」とイライラしない。
なんて平和なんだ!



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7月17日 月曜日

今日は祝日。
わたしとかつおさんは仕事が休みだがデイサービスはやっている。
なので綿子さんはいつも通りデイへ行った。

わたし達は綿子さんが出かけるのを待って家に入り、掃除と洗濯をする事にしていた。
やはり綿子さんがいない時の方がやりやすい。

9時過ぎようやく出かけて行ったので早速家に入った。
が、玄関を開けるともの凄い異臭がした。
なにこれ?
生ゴミが腐ったような、汚物のようなとても不快な臭いだ。
とにかく発生元を探さなくては。

台所に入ると臭いがいく分マシになった。
一番臭いのは、床をかさ上げした土間の辺りだ。
そこに丸く濡れたシミがあった。
かつおさんが恐る恐る嗅いでみて確信した。
ここだ!
きっと生ゴミの袋をここに置いておいたのだろう。
多分穴が開いていて、そこから汁が出ていたのだろう。

家中の窓や扉を開け放って換気する。
濡れているところを拭き、消臭剤をかけたが、なかなか臭いがとれない。
ここはブロックを敷いてかさ上げしているのだが、歩きやすいようにその上にゴム状のマットを敷いてある。
そのマットにしみ込んでしまっているのだ。

綿子さんのこの悪い癖は本当に直してもらいたい。
ゴミの日の前の晩からこうやってゴミ箱から出し、出口付近に置いておくのだ。
ゴミ箱に入れておけば蓋があるので臭いが漏れないが、ゴミ箱から出したら臭いし、虫も寄ってくる。
ゴキブリにとっては天国だ。
そして外に出すとカラスにつつかれてゴミが散乱するので外には出さない。
家の中でわざわざ前日にゴミ箱から出しておく意味が分からない。
それに今日みたいに汁気の多いゴミのときにはこういった事がちょこちょこ起きる。
いくら前日からゴミを取り出すのはやめろと言っても直らない。
本人はこの強烈な臭いも感じないようだ。
なのでいくら言っても気にも留めないようだ。
何とかならないものか。
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そして迎えた30日。
綿子さんは「アニキは夕方来るから」と伝えていたのでデイサービスに行った。
綿子さんが出かけたのを見計らって茂造家の掃除に取り掛かる。
まずは典さん用の布団一式を干し、しばらく滞在する部屋に掃除機をかける。
そして座敷やトイレの掃除だ。
綿子さんは自分で掃除をしているつもりだがあまりにも汚いので掃除しておかないと典さんが気の毒だ。

典さんの布団はちゃんと干したり洗濯して布団ダンスに片付けてある。
もちろんわたし達が。
しかし、今回綿子さんは典さんの帰省を前もって知ってしまったので布団を準備しなくてはと思ったらしい。
座敷に布団がひっぱり出されていた。
そして押入れを開けると中の布団やシーツ類がぐちゃぐちゃになっていた。
仕方なく畳み直して入れ直した。
ハガキを見られたせいで手間が増えてしまった。
とにかく急ピッチで掃除を済ませて、昼前に駅まで典さんを迎えに行かなくては。

茂造さんは今日からデイサービスはお休みだ。
なので典さんを迎えに行くついでにお昼ご飯に茂造さんの大好きなうどんを食べに行くことにした。
茂造さんに「うどんを食べに行こう」と声をかけた。

「食べるんか?」

「そうや。うどん食べに行こう」

「ほうか。食べようか」

と言ってベッドから降りたのだが台所へ向かう。

「違う、違う、うどん屋さんに行くんやで」

「食べに行くんな?そらええ」

と嬉しそうにズボンをはいた。
そしてさっさと外へ出て行った。
あんよがじょうず

「ちょっと待って」

掃除をしていたので外出するような恰好ではない。
ちょっと着替えさせてくれー!
急いで家に戻り着替えた。
茂造さんはウキウキで車に乗り込んだ。
そろそろ典さんが到着する時間だ。急いで駅に向かった。
駅に着くとわたし達のように帰省してくる家族を迎えに来ているのだろう、駐車場は一杯だった。
少し離れたところに車を停め駅の中まで迎えに行った。
茂造さんは全く状況が分かっていないがうどん屋さんでないことは分かるようだ。
「ちょっと待っとってな。この後でうどん屋さんに行くからな」
と声をかけた。
そして典さんと合流して車に戻ると茂造さんはまた固まった。
典さんだと分かっていないようだ。
何度も「典さんやで」と伝えやっと理解した。

「典夫かー。1年ぶりやのぉ」

いやいや今年は何度も帰って来てくれたやん。
8月にも会ったやん。

そして久しぶりのうどん&典さんに再会で嬉しかったのかきつねうどんを「旨いのぉ」と完食してしまった。
そんなに食べて大丈夫か?
いつもはチビチビ何回にも分けて食べるのに一度にそんなに食べたら胃がビックリするのでは?
しかし心配をよそにしっかり食べきってしまった。
おつゆも結構飲んでいた。
この後が心配になる。
実はこの後茂造さんを散髪に連れて行こうと思っていた。
もう何カ月も髪を切っていなかったのでバックトゥザフューチャーのドクの髪を限りなく減らしたような髪型になっていた。
正月前に整えよう。
散髪屋さんは空いていたので10分程度で終わった。
その後、隣のスーパーに寄った。

スーパーでは「腹減ったの~」と言い出したので、
「さっきうどん食べたやん」と言うと「そやったかのぉ」と言う。
大丈夫か?
で、飴ちゃんを2袋買って車に乗り込むとさっそく食べ始めた。
大粒の黒飴を口に入れると「ゴロゴロ」と大きな音を立てながらなめている。
もちろん隣に座っている典さんに一つどうぞと勧めることはしない。
どこまでもマイペースな茂造さんだった。


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