かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:来客

そして2階の茂造さんの部屋へ。
部屋の隅っこに来客用の椅子が置いてあった。
この椅子、普段は詰め所に置いてあって来客があったらスタッフが持って来てくれるのだ。
が、ここに置いたままということは隣のベッドの人の家族は毎日のように面会に来ているのだろう。

今日の茂造さんはベッドに寝ころんだまま、ひたすら独り言を言っていた。

「もう30年も家に帰っとらんが~」

はぁ?30年?オーバーな!
8月に帰ったやん。

「いつになったら帰らしてくれるんかのぉ?そうや、もう、餅つかないかんが。いや、餅はつかんでもええんや。つかんでも買うたらええんや。昔は家でついとったんやけどのぉ。今は売っとるからのぉ。わざわざつかんでええんや。昔はずっとついとったんや。けど今は売っとるから買うたらええんや」

この後も餅の話を延々と繰り返していた。
餅を自分ちでつかなくてよくなったことが衝撃だったのだろうか?
何度もつかんでええ、買うたらええを繰り返していた。

着替えをタンスにしまい終え、部屋を出たところでスタッフさんに会った。

「今日はずっと餅の話をしてますね」

ス「お正月のこと考えてるんですかね?また進展があったら報告しますね」

ここのスタッフさんはユーモアがあって明るい人が多い。
ほんとありがたい。
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昨日の続き

茂造家の玄関を開けみんなを招き入れた。
まだ出したままの雛人形はあるし、先日仏間の掃除をして引っ張り出した線香や古い仏具が乱雑に並んだままだ。
参ったなぁ。

「すいません、この間、そこの仏壇の横を掃除してたんですけど、どうやって処分したらいいのか分からない物がたくさん出てきまして、そこに置いたままになってるんです」

花「気にしないでね。連絡せずに来ちゃったからごめんなさいね。それよりずい分キレイになってますね」

花さんがこの家に来たのはフネさんの葬式以来だろう。
かつおさんとわたしが大掃除をする前の状態しか知らなかったはずだ。
その頃と比べればずい分スッキリしているはずだ。
そこは胸を張って言える。

「そうなんです。大分いろんな物を処分したんです。押入れの中は布団で埋まってたんですけど、古いし汚れも酷くて、それにもう使う事もないだろうから捨てたんですよ。軽トラで処分場へ運んだんですけど、何往復もしていたら処分場の人に「旅館でもしよったんな?」って尋ねられました(笑)」

 ※大掃除をした時の話はこちら
 
 
 
 
 
 
 

花「そうそう、以前は大勢がここに泊まってたからね。布団もたくさんあったでしょう」

娘①「わたしも子供の頃にここに泊まったよね。うわ~懐かしい~」

娘②「そうそう、全然変わってないよね。覚えてるわ」

娘③「この部屋だったよね」

みんな子どもの頃にここへ来て泊まった記憶が残っているようだ。
きっといい思い出なのだろう。

そして皆が交代で仏壇を参っている間にかつおさんに電話をかけた。

「もしもし」

「今、花さんと娘さんたちが来とんや。急いで帰ってきて」

「ええっ!!!いや、何も聞いて無いで?」

「アポなしで来たって言うとるわ」

「分かった。急いで帰るわ!」

しばらく仏壇のある座敷でおしゃべりしながらかつおさんの帰りを待った。
ちょうどいい機会だと思い花さんに尋ねてみた。

「おばさん、この間そこの仏壇の横を片付けてたら古い仏具が出てきたんですよ。もしかしてこの仏壇て一度買い替えてるんですかね?」

花「そうそう。お父さんが亡くなってその後お兄さんとお姉さんが新しくしてくれたのよ。以前はもっと小さくてかなり古かったから」

「やっぱりそうだったんですね」

花「たしかお姉さんの弟さんが紹介してくれたたところで買ったって言ってましたよ」

さすがこの家の娘だ。
よく知っている。

そんな話をしていたらかつおさんが帰って来た。
かなり飛ばしたようだ。
しばらくみんなで談笑し花さん達は帰って行った。

花さん達は今日こちらに着いたそうだ。
隣の町でホテルを取っているそうだ。
何時までこちらに滞在するのかは聞かなかった。
聞いてもどうしようも無いからだ。
実は明日から1泊2日で旅行に行くことになっていた。
そうじゃなければ一緒にいぶきの森へ面会に行くことだって提案できたのだが、タイミングが悪かった。
せっかく遠いところから来てくれたのに申し訳ない。
花さん出来れば次回からは連絡してから来てください。
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今年は久しぶりに行動制限のないお盆となったので親せきが仏壇を参りにやってきた。

まずハルちゃんと数くんが来てくれた。
茂造さんは誰が来たのかよくわかっていなかったが家に人が大勢いるのが嬉しいようだ。
ご機嫌になって歌を歌い始めた。
本当に小さい子どものようで可愛らしい。
よかったね

そして土曜日、茂造さんの弟の秀夫さんの奥さんが来た。
秀夫さんは病気をしてめっきり体が弱っている。
自宅の中をちょっと移動するにも歩行器を使ってかなり時間がかかるそうだ。
なので叔母さんが一人でやって来た。
綿子さんと近況を語り合っていたのだが叔母さんも秀夫さんがそんな風なので家の事を全部一人でやらなくてはならなくて大変なようだ。
叔母さんたちには息子が一人いるのだが車で40分ぐらいの所に住んでいてめったに顔を見せないそうだ。

叔母「姉さんところはええなぁ。かつおちゃんがすぐそばにおってくれて。達也はなんもしてくれへんのや。畑に草がいっぱい生えて困っとっても全部私がせないかんのや。80ものおばあさんが草枯らし撒いとんやで」

叔母さんもけっこう溜まっているのかグチが止まらない。

綿「うちはかつおらが全部やってくれよんや」

とニコニコしながら言った。

綿「もう全部任せとんや」

ウソつけ!!

かつおさんが「わしに任せとけ」って言うとるのに勝手に田んぼに行って草抜いたり、じいさんに水入れさせとるやん!
それに「あそこの田んぼのあぜ道の草を刈れ」とかガンガン指示してきよるやん!
とツッコミたいが言えない。
なんかモヤモヤする。

そんな話をしていると隣の部屋で寝ていた茂造さんが起きてきた。
叔母さんの顔を見て

「どなたかな?」

と言う。叔母さんが

叔母「ひろこです。秀夫さんの妻のひろこです。兄さんお久しぶりです」

「ひろこさんな!久しぶりやなぁ。よう来てくれたなぁ」

茂造さんのテンションがグッと上がる。

「いやー、久しぶりやー。ちょっと握手させてくれ」

と言って両手で叔母さんの手を握った。
思いがけない行動にみんな笑った。
茂造さんが現れると場が和む。
さすがだ!



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