かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:様子

6月 25日 木曜日

今日もかつおさんが洗濯物の回収に行った。
帰って来たかつおさん、明るい顔だ。
月曜、スタッフさんから「茂造さんが晩御飯も食べずに寝てるんです」と聞いて暗い顔をして戻って来た時とは明らかに違う。

好「茂造さん、どうやった?」

か「完食!ご飯、食べんかったのはあの時だけみたいや。今日はあの時とは違う人やったから「じいさん、ご飯食べてますか?」って聞いたら不思議そうな顔して「しっかり食べてますよ。今日も完食です!」って。やっぱりあの日はたまたまやったんやな」

やっぱり、思った通りだ。
かつおさんは嬉しそうだ。
普段「いつまで生きるんや!」とか言ってるが、やはり調子が悪いと心配するし、いつも通りに戻ると嬉しいのよね。
解放されたいけどやはり亡くなるのは辛い。
ジレンマだ。
けどまだまだ茂造さんにお迎えは来ないようだ。
嬉しいような、恐ろしいような…。
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夕方、茂造さんの洗濯物を回収するためにいぶきの森に行った。
2階の詰め所に看護師の大井さんがいて、わたしに気づくと寄ってきて綿子さんのことを話してくれた。

今日の先生に診てもらった時のことや診断については、昼にかつおさんから聞いていたのだが、今の様子や今後の方針なども話してくれてた。
綿子さん、今はまだ痛みがあるのだが自分で歩いているそうだ。
痛みを訴えるのだが、痛い場所は腕や足ではなくお尻なんだそうだ。
尾骨の少し上のところ。

好「えっ?お尻?左側に転んだと聞いたんですけど尻もちをついたんですか?」

大「いえ左側に転んだんでお尻は打ってないと思います。けど本人はそこが一番痛いって言うんですよ」

好「そこって褥瘡のところでは?」

大「いえ、褥瘡のちょっと上のところが痛いんですって。打ったのは体の左側なんだけど響いてそこに痛みを感じるんでしょうね」

なんだか不思議。
結局、実際に打僕した腕や足はそんなに痛くないのだから大したことは無いのだろう。

大井さんによるとやはり左足の振戦のため歩くときも不安定なんだそうだ。
くねくね動くので足の裏がまっすぐ地面に着かず、足をひねった状態で着くことがあるから転びやすいのだそうだ。
なるほどそういう事か。
なので車椅子を勧めたのだが本人が拒否するそうだ。
しかしやはり危ないので徐々に今のシルバーカーからもっと大きく安定している歩行器に、そしていずれ車椅子に移行していこうと思いますとの事だった。
綿子さんはきっと嫌がるだろう。
けどそこはスタッフさん達に任せとけば上手く徐々に移行させてくれるだろう。
よろしくお願いします。
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昨日の続き

いぶきの森へ着くと綿子さんはスタッフさんに付き添われ4階へ戻って行った。
かつおさんはそれを見送った後、草野マネージャーからここ一週間の綿子さんの様子を聞いた。

草野さんの話によると、綿子さんは「家に帰りたい」とは言わず、穏やかに過ごしているそうだ。
そして米さんとは再会し、二人とも喜んでいたそうだ。
その事はさっき車の中で綿子さんからも聞いていたそうだ。
綿子さんは米さんのことを「ちょっと痴呆が進んできたみたいや」と言ったそうだ。
ちょっとどころでないはずだ。
もうかなり進んでいると聞いている。
数年前のこと、まだ米さんが自宅にいた頃、かつおさんが綿子さんに「米さんボケとるって噂に聞いたけどほんまか?」と尋ねると「そんなことないぞ。ボケとらへんわ」と言っていた。
米さんちはすぐ近所なので綿子さんはしょっちゅう顔を合わせていた。
綿子さんは本当に気付いてないのか、それとも認めたくないのかよく分からなかった。
デイサービスでさくら苑に通うようになって、入所していた米さんと再開した時も米さんがボケているとは言わなかった。
が、とうとう気付いたのか?認めたようだ。
やっとかい!

そして茂造さんとはやはり会おうとしないそうだ。
が、茂造さんのことを物陰からこっそり見ていたそうだ。
なので草野さんは「お父さんに会ってみる?」と声をかけたそうだ。
すると明らかに不機嫌そうな顔になり「ええ!!」と首を横に振ったそうだ。
そして急いで立ち去りながら後手でしっしっというように手を振ったそうだ。
あちゃ~。
よっぽど嫌なんだろうなぁ。
けど気にはなるという事かな。
茂造さんも嫌われたものだ。
そして茂造さんは綿子さんが同じいぶきの森にいる事を知らない。
ちょっと可哀そうな気もする。

とにかく綿子さんはいぶきの森で生活すると覚悟を決めたようだし、わりと楽しく過ごしているようだ。
大勢いるから夜、怖いという事もなくなっただろう。
なんとかなじんでいるようで一安心だ。

覚悟ができたのなら綿子さんも時々面会したり、家に連れて帰ったりできそうだ。
けど二人一度にという訳には行かないようだ。
めんどくさいなぁ。
倍の時間が必要になるじゃないか。
仲良くしてくれたらいいのに。
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引き続き27日、金曜日のこと。

かつおさんは玄関の鍵を見つけた後、風車の丘の連絡ノートを持って帰ってきた。
連絡ノートにはショートステイでの茂造さんの様子が書かれていた。
それによると、日中はテレビを見たり、塗り絵をしたり、雑誌を読んだりして過ごしていたそうだ。
塗り絵はけっこう集中して取り組んでいたそうだ。
家に居ると寝てばかりなのでやっぱり施設に行っている方が全てにおいていいなと思う。
そして施設からのお願いも書かれていた。
夜間に「なんか食べるもんないんか?」と何度も部屋から出て来て困ったそうだ。
あと飲み物も欲しがるので施設の水筒を貸し出しましたと書いてあった。
次回利用時には軽食を用意して欲しいとの事だった。
スタッフさんに預ければ、茂造さんが欲しがった時に少しずつ提供してくれるそうだ。
なんてありがたい。
茂造さんに持たせると1日で全部なくなってしまうのは目に見えている。
まぁでも、わりと機嫌よく過ごせていたようでホッとした。

そしてこの日の日中、風車の丘のマネージャーさんからかつおさんに電話がかかってきた。
日曜日からの本番に向けての細かい打ち合わせのためだった。
そして話が一段落したところでかつおさんは聞いてみたそうだ。
「父はご迷惑をおかけしませんでしたか?」
するとマネージャーさんが施設での様子を話してくれたそうだ。
初日と二日目の午前中までは大きなトラブルもなく順調に過ぎたそうだ。
もちろん夜中の「おなかが空いた事件」はあったが、これはそう驚くほどの事でもないようだ。
そして二日目の午後、事件が起きた。
部屋で昼寝をしていた茂造さんが「ションベンが出る」と言って部屋から出てきたそうだ。
ズボンからチンチンを出した姿で部屋から出てきて、フロアにあるトイレに向かったそうだ。
茂造さんの部屋にはポータブルトイレを置いてくれていたのだが、わざわざフロアのトイレに行ったそうだ。
フロアにいた女性たちから「キャーー!!」と悲鳴があがったそうだ。
茂造さんのこの行動はわたし達やもみじ荘では慣れてしまって、もう普通の事っていう感覚になってしまっていた。
が、よく考えたら普通ではないよな。変質者やん!
前もって伝えておくべきだったと後悔した。
公然猥褻物陳列罪

本当に申し訳ございません。
けれどこればっかりはもうどうすることも出来ませんのでどうか目を瞑ってください。
よろしくお願いします。


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