かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:歩いてでも

昨日の続き

茂造さんはようやく綿子さんを自分の奥さんだと認識し、納得したら今度はいつものように家に帰ると言い出した。

か「今日は無理や、また今度な」

茂「歩いてでも帰るんや!」

無茶を言うなよ。
10メートル歩くのもやっとのくせに。
しかし、帰りたくて仕方ないのだろう、言い出したら聞かない。
さんざん「帰る、帰る」とわめいているのをなんとかなだめすかして2階を後にし、4階へ綿子さんを送って行った。
やれやれ。
家に帰っても綿子さんは居らんのやって言うとるのに。
一人でなんも出来んやろ。

エレベーターで4階に着くと、綿子さんが「じいさん、家に帰る帰るって言うとったなぁ」と言い出した。

か「そうや、いつもあんなこと言うて困るんや!無理に決まっとるやないか」

綿「私も一日帰って泊りたいんやけど」

おいおい!
綿子さんまでそんな事言い出すとは!
歩けもしないのに無理に決まっとるやろ。
ホント勘弁してよ。
『家に帰りたい病』は伝染するから厄介だ。
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昨日の続き

綿子さんとあっさり別れ、茂造さんのところへ。
デイルームに居た茂造さんを部屋に連れて行く。
このところいつもデイルームにいる気がする。
いい事だと思う。

部屋に入ると隣に新しい人が入ったことに気づいた。
人はいないがベッドが整えられ、タンスの上にも荷物が載っていた。
テレビも持ち込んでいて、そのためかベッドが仕切りのカーテンギリギリのところに設置してあった。
この方も耳が遠いのだろうか?
そうじゃなきゃ茂造さんと同室にはならないはずだよね。

茂造さんにもおやつのクリームパンを渡した。
直ぐに昼食の時間だが茂造さんには関係ないだろう。
満腹中枢がいかれてるからね。
茂造さんもクリームパンをとても喜んだ。
そして食べながら「これ食べたら家に帰れるんやろが」と言う。

か「違うぞ」

そんな事はありません!
けれど茂造さんは「ご飯食べたら帰れるって言うたが!」と言い出した。
どうもスタッフがよくそう言ってるらしい。
茂造さんがうるさい時は食べ物でつるのが一番手っ取り早いのだろう。

クリームパンを食べ終えても「帰るんや、お前が車に乗せてくれんのやったら歩いて帰るわ」とわめいていた。
が、ちょうど昼食が運ばれてきた。
茂造さんをデイルームに戻し、食事を食べ始めたところで「ほな、帰るわ」と言うと、「気をつけて帰れよ」と。
やはり食べ物を与えるのが一番だ(笑)
この時間の訪問はなかなかいいね。

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