かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:気が重い

ひき続き2月8日のこと

午後からはかつおさんとゆうくんを連れて茂&綿の面会へ行った。
いぶきの森に着いたのは3時前だった。
土曜の午後は綿子さんの入浴日で1階のホールに降りてきている。
入浴が終わってたらいいんだけどなと思っていたのだが、あいにくまだだった。
入浴は4時前には終わるはず。
まだ入っていないという事はそろそろ綿子さんの番だろう。
なので長居は出来ないな。
けどかえって良かったかも。

今日のおやつはもみじ饅頭だ。
かつおさんの出張先が広島だったのだ。
もみじ饅頭を見た綿子さんの第一声は「これ置いといて明日食べるわ」だ。
またかよ!

「それは出来ん!ここの人に食べ物を置いて帰るなって言われとるんやから」

綿「けど…明日の楽しみにしたいが」

「今、食べんのやったら持って帰るで」

綿「そしたら食べようか~」

毎回、毎回このやり取りだ。
うんざりする。
これだから面会に行くのがイヤになるんです!
毎週の面会が義務というか気の重い仕事となっている。
はあ~。
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18日木曜日。
かつおさんはこのところ毎日ため息ばかりついている。

「はぁ~~~~~」

「どしたん?」

「なんでもない」

かつおさんはため息の理由を話さないが、わたしには大体見当はついていた。
多分、悩みの種は茂&綿をショートステイに行かせるのにどうやって説得したらいいのかという事だと思う。

わたしは今回のコロナの自宅療養期間の二人の様子を見て、やはりかつおさんが出張に行くときは二人をショートステイに預けて欲しいと強く思い、かつおさんに訴えた。
先日、かつおさんがポロっと失言をしたときに「今度から出張に行くときにはショートに入れて」と伝えてはいたが、この時は半分本気、半分はどうせ無理だろうと思っていた。
 ※その時の話はこちら
 
かつおさんも暫く時間をおいて、なあなあで済まそうと思っていたと思う。
しかし茂造さんはうんこ漏らし事件が2度もあったし、綿子さんはコロナに感染しているんだから家から出るなと言っても全然言う事を聞かなかったのを見て、わたし一人で対応させるのは申し訳ないと思ったようだ。
ようやく二人をショートステイに行かせるべく動き出した。
実は今月の30日から4日間の出張の予定が入っているのだ。
まずケアマネの川上さんに電話してここ最近の二人の様子を説明し、ショートステイに行かせたいと伝えた。
今、二人がデイサービスで通っている施設はどちらもショートステイはやっていない。
なので他で受け入れてくれる施設を探すことになる。
川上さんが言うにはショートステイは女性の受け入れ先は割とあるが、男性の受け入れ施設は多くないそうだ。
でも1軒、少々料金は高めだが受け入れしてくれそうな施設があるので問い合わせてみますと言ってくれた。
よかった、茂造さんはなんとかなりそうだ。
一方、綿子さんの方は「本人が嫌がって行かないと言い出したら困るので、まず本人の了承を取ってからにして欲しい」と言われてしまったそうだ。
まずは綿子さんにショートステイに行くように説得しないといけないのだ。
きっと綿子さんのことだ、そんなの行きたくないと言うだろう。
どんな風に話を持っていって上手くショートステイに行く気にさせるか、かつおさんは毎日このことばかり考えて悩んでいるのだ。
気が重くて、ついため息が出るのだろう。
なんて言えばベストなんだ

けど今回ばかりはわたしも譲れない。
今回上手く乗り越えられれば後々楽になるだろう。
茂&綿がショートステイに行ってくれれば二人で旅行にだって行ける。
ここを避けていては、ずっとしんどいままだ。
頑張れ!かつおさん!


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水曜日、今日も茂造さんちに行かなくてはならない。
昨日、あまりにも腹が立ったので思わずきついことを言ってしまった。
けれどあれでも大分押さえていたのだが。
本当ならしばらく顔を合わせたくない。
しかしミッションがあるので行かない訳にはいかない。
重い気持ちで茂造さんちに向かった。

今日はデイのカバンから洗濯物を取り出していた。
でもやはり次の用意が出来ていない。
タオルなどを準備していると綿子さんがやって来て

綿「いつもすまんなぁ」

「いえいえ。それより今日はありがとうな」

綿「へっ?」

「ゴミ当番行ってくれたんやろ?」

綿「あぁ、行ったで」

「助かったわ、ありがとうな」

そして薬箱をチェックするとやはり飲んでいない。

「茂造さん、はいこれ、お薬飲んでよ」
 
「へえ」

ミッションを早々に終わらせ、さっさと帰ろうと思っていたら

綿「明日はわたしもじいさんもデイサービスや」

と嬉しそうに言い出した。
昨日休むと言っていたことはまるでなかった事かの様に

綿「9時には迎えが来るんや~」

とニコニコしている。

なんだか拍子抜けしてしまった。
わたしにきついことを言われたことは忘れてしまったのか?
それとも気持ちの切り替えが上手なのか?
今日一日、一人であまりにも暇だったので単純にデイに行くのが楽しみなのか?
まっ、何でもいいけどわだかまりは無いようで良かったわ。
やることないもんな



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