かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:気になる

また廊下に戻り景色を眺めながら雑談をしていると、入浴を終えた4階の入居者さん達が続々と戻ってきた。
そして一人のおばあさんが近寄ってきた。
ゆうくんが気になって仕方ないようだ。
何も喋らないがゆうくんの前で手を振ったり、手を叩いて音を出したりして気を引く。
ニコニコしてとても嬉しそうだ。
ふと靴に名前が書いてあるのを見つけた。
よく見ると知っている名前だった。
以前綿子さんと同室だった方で、かなり痴呆が進んでいた人だ。
綿子さんのタンスを勝手に触るので困ったっけ。
今、この人は二人部屋を一人で使っている。
苦肉の策なのだろう。

あぁ、あの人か~。
だいぶきてたよな~。
けれどゆうくんを構っている今はしっかりして見えた。
やはり小さい子どもは特効薬なのね。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村



ところで先日気付いたのだが、緒方さんの名前がない。
緒方さんと言えば綿子さんと仲が良くてこっそり飴やおやつをくれていた人だ。
以前、飴玉の入ったポーチを落してしまい、スタッフに見つかって怒られてたっけ。
あの緒方さんの名前が無くなっていた。
部屋の入り口のネームプレートにないのだ。
部屋を移動したのかと思って各部屋のプレートを見たがない。
この施設では1カ月ごとに靴を交換して洗う事になっているんだけど、交換したら日にちを記入する表がある。
そこに入居者の名前がずらーっと並んでいるのだが、そこにも緒方さんの名前は無かった。
やっぱり居ないよね。
車いすの方だったから家に戻ったとは思えないし、他の施設に移ったのだろうか?
それともひょっとして亡くなったのか?
けど元気そうだったのに。

ずっと気になっていたので綿子さんに聞いてみた。
ロビーや他の人がいる所ではちょっと聞きづらい。
この部屋ならデイルームからも一番遠いし他の人に聞かれることもないだろう。

「綿子さん、緒方さんどうしたん?居らんようになったやん」

綿「緒方?」

「綿子さんと仲の良かった人やん。車いすに乗っとってさ、時々飴くれよったやろ」

綿「私、他の人と話するの好きでないから仲のええ人はおらんのや」

はぁ?
話するのが好きでないだって!!
嘘つけ!!

結局綿子さんに尋ねても緒方さんのことは何も分からなかった。
あの『マサコ』さんのことも聞いてみたかったがやめた。

それにしても綿子さんは答えたくなくてとぼけているというよりは、本気で緒方さんと言う人など知らないといった感じだった。
すっかり忘れてしまっているようだ。
ここに入所してからの付き合いだから1年程度と短いからなのか?
茂造さんと一緒で古い事は覚えているけど直近の記憶は忘れていくのだろうか?
ちょっと怖い。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村




4月5日 土曜日

今日は久しぶりにハルちゃんとゆうくんも一緒に4人で茂&綿の面会に行った。
ハルちゃんは一体いつぶりだろう?
本当に久しぶりだ。
ゆうくんも体調を崩したりしていたので1か月ぶりだ。

まずは1階ロビーで綿子さんと面会だ。
スタッフさんに綿子さんを呼んでもらう。
ハルちゃんやゆうくんも来ているのに気づくととても喜んだ。
やはりかつおさんとわたしだけが行くより断然嬉しそうだ。

綿「うわ~来てくれたんか~。ありがとなぁ~。また大きんなったなぁ」

ゆうくんを見てとびっきりの笑顔になる。

今日はなかなか来れなかったお詫びにとハルちゃんがゆうくんの写真をたくさん持って来ていた。

「はい、ばあちゃんこれどうぞ」

前回、写真を持って来てからずい分間があいていたので、結構懐かしい写真もあった。
まだお座りもおぼつかなくて転がっていたころの写真を見ると懐かしい。
ほんの数か月前なんだけど。

ハルちゃんが「これは〇〇に行った時の写真で、こっちは✕✕に行った時のや」と説明してあげていた。
綿子さんはとても嬉しそうだ。

綿「これじいさんに見せたら返してくれんようになるやろなぁ」

「いやいや、じいちゃんのはちゃんと用意してあるから大丈夫やで」

綿「えっ?そうなん」

そんなに驚く事か?
一応、二人分け隔てなくと心掛けているんだから。
綿子さんはまだニコイチの感覚なのかな?
けどそれはムリやん!
だって綿子さんが拒否ってるんだから。

それにしても最近よく綿子さんの口から茂造さんの名前が出てくる。
長い間会ってないから気になるようになったのかな?
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


昨日の続き

その後またも綿子さんから茂造さんの話題が出た。

綿「じいさん元気か?この後行くんやろ?」

「おう、そうや。どうや、ばあさんも一緒に行くか?」

綿「いいや、行かん!私がここにおるんが分かったら押しかけて来るようになるが」

だからそれは無いって!
顔を見ても誰か分からないのに。

「だったらわたし達と一緒に面会に来たんやって事にしたらええやん。それならここに居るとは分からんやん」

綿「いや、ええわ」

「どうせ会うても名前も分からんやろのぉ。じいさんはみんなの顔と名前が一致せんのや。わしやっていつも「秀夫」って言われるんや」

「そうやで。分かるのはゆうきだけやんな」

綿「へえ~ゆうきは分かるんや」

「そうや。けど他は全然分からんのや。わしはかつおやって教えて「おおかつおか!」って言うても、1分後にはまた「秀夫」って言われるし。それに同じ話ばっかりするんや」

か「わしはかつおやっ言うたら「秀夫はなにしよんや?」「秀夫はどこでおるんや?」「温室は?」つぶしたって言うたら「つぶしたんか!」それで「誰がつぶしたんや?」じいさんやって言うたら「お金にならんからのぉ」この繰り返しや」

「そうそう。たいてい話すこと決まっとるよな」

綿「へぇ~」

綿子さんはニコニコ笑いながら聞いていた。

「どう?一緒に行ってみようで」

もう一度誘ってみた。

綿「いや、ええわ」

キッパリ断られてしまった。
やはり会うのは抵抗があるようだ。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村



上手く事が運び達成感を感じながら4階へ向かった。
みんなは綿子さんの部屋にいた。
おやつは食べ終わったようで談笑していた。

ここでもチーズタルトはポロポロ崩れて大変だったそうだ。
やはり二度と持って行くまい。
あとで聞いた話によると今日もまた「これ置いといて明日食べるわ」「それはイカン!!」という小競り合いがあったそうだ。
もうルーティンになっている。

かつおさんに茂造さんの牛乳の件の交渉が上手くいったことを伝えると喜んだ。
「さすがよっちゃん!」
本当はかつおさんにやってもらいたいところだが褒められて悪い気はしない。

茂造さんの話をしていたら綿子さんが「今からじいさんのとこに行くんか?」と聞いてきた。

「いや、今日は先にじいさんのとこに行ったんや」

綿「じいさん元気な?」

おや?少しは茂造さんのこと気になるようになったのか?

「おう、元気や。会いたいんか?」

綿「いや、会いとうない!」

すかさず言った。
少しは気になるけど会うのはゴメンという事かな?
まだまだ拒否感が強いようだ。

そして綿子さんが翔ちゃんに言った。

綿「翔ちゃんはええ人おらんのか?」

「うわ!またや!」

わたしもかつおさんも爆笑だ。
今日これで3発目だ。
やはり今日は翔ちゃん厄日のようだ。
お気の毒さま。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村








↑このページのトップヘ