かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:気を引く

また廊下に戻り景色を眺めながら雑談をしていると、入浴を終えた4階の入居者さん達が続々と戻ってきた。
そして一人のおばあさんが近寄ってきた。
ゆうくんが気になって仕方ないようだ。
何も喋らないがゆうくんの前で手を振ったり、手を叩いて音を出したりして気を引く。
ニコニコしてとても嬉しそうだ。
ふと靴に名前が書いてあるのを見つけた。
よく見ると知っている名前だった。
以前綿子さんと同室だった方で、かなり痴呆が進んでいた人だ。
綿子さんのタンスを勝手に触るので困ったっけ。
今、この人は二人部屋を一人で使っている。
苦肉の策なのだろう。

あぁ、あの人か~。
だいぶきてたよな~。
けれどゆうくんを構っている今はしっかりして見えた。
やはり小さい子どもは特効薬なのね。
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鬼門のおやつタイムが終わり、しばらくゆうくんを囲んで談笑していた。
部屋はふだんドアを開けっ放しにしているのだが、今日はスタッフさんがエアコンをつけてくれたので閉めていた。
けどここはやはり老健施設。
引き戸の大きなドアにはガラスをはめ込んだ小窓があって外から部屋の中が見えるようになっている。
その小窓から中を覗き込んでいるおばあさんがいるのに気付いた。
もしかして同室の方かな?
リハビリが終わって戻って来たのかな?
急いでドアを開けて「こちらの部屋の方ですか?」と尋ねた。
おばあさんは何やらもごもご言っているが何を言っているのか分からない。
部屋に入って来るわけでもなく入り口に立ったまま、もごもご言うだけなのだ。

「綿子さん、こちらの方って同室の人?」

綿「ああ、そうや」

やっぱり。

「すいません、どうぞ入ってください。私たちはもう帰りますので」

おばあさんはやはりもごもご言うだけで会話にならない。
結構、痴呆が進んでいるようだ。

わたし達は急いで帰る準備をした。
ゆうくんを先日のように綿子さんのシルバーカーのカゴに入れた。
綿子さんが嬉しそうにシルバーカーを押して廊下に出た。
するとさっきまでもごもごと何を言っているのか分からなかったおばあさんがシルバーカーの前にしゃがみこんでゆうくんを見た。
そしてニコニコ笑いながら「あら、可愛い~」と言ったのだ。
そして「ほら!ほら!」と手をたたいてゆうくんの気を引こうとする。
「この子女の子?」
「いえ、男の子です」
「ほうな~」
ちゃんと会話出来るじゃないか!
さっきまでの様子とは大違いだ。
別人かと思うほどだ。
おばあさんはそのままゆうくんの前から動かず何度も「可愛いなぁ」を連発していた。
綿子さんが「ありがとうございます」と返していた。
これをきっかけに仲良くなれればいいなと思う。
それにしてもやはり赤ちゃんは偉大だ。
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