かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:洗濯物

昨日の続き

4階に着くと皆、食事は終わったようで人がまばらだった。
綿子さんの姿は無かった。
ということは部屋かな。
部屋へ行ってみると真っ暗でここにも綿子さんの姿は無かった。
あれ?どこにいるんだろう?
けどラッキー!
さっさと用事を終わらせて帰ろう。
タンスを開けようとすると大きな紙袋があるのに気付いた。
なんだろう?
中を見るとシニア向けの洋服が入っていた。
これは!

実は昨日の昼休み、出張中のかつおさんから連絡を受けていた。

「かっちゃんから連絡があって「おかあさんの服でまだきれいな物が結構あるから綿ちゃんに着てもらえんかな?」って。それで「ありがとうございます」って答えたら「綿ちゃんのとこに持って行って置いとくわ」って」

「いやいや、取りに行ったらわ?」

「わしも取りに行くわって言うたんやけど「まだちゃんと整理できてないからすぐにではないんやって」言うんや」

「そしたら綿子さんのところに持って行くんではなくてうちに持って来てもらったら?綿子さんのところに持って行ったらまた何かトラブルが起きても困るし」

「そやな。うちの宅配BOXに入れてくれって言うとくわ」

こんなやり取りをした。
早速かっちゃんが持って来たのだろう。
かつおさんすぐかっちゃんに連絡して無いな。
全く!
さっさと動けよ!

紙袋の中はあまり触ってないようだ。
キレイに畳まれている。
とりあえず持って帰ろう。
ここで着るには名前を付けないといけないし。

あと気になったのがタンスの棚にミカンが3個あった事だ。
これもかっちゃんが持って来たのだろうか?
これも持ち帰ろうかと思ったが、食べ物が無くなったら大騒ぎしても困るし、見なかった事にしてそのままにしておいた。

あとなぜかこの間まで履いていた靴がベッドのわきにあった。
もしかするとかっちゃんが持って来た袋の中に靴が入っていて、それに履き替えたのかも?
そんな気がした。

色々頂いてありがたいが、やっぱり訳が分からなくなるからここに持ってくるのではなく、うちに持って来て欲しかった。
それもこれも用事を後回しにするかつおさんのせいだな。
やれやれ。
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11月14日 木曜日

今日も洗濯物の回収にいぶきの森へ。
今週もかつおさんは出張で不在だ。

今日は買い物に寄ったのでいぶきの森に着いたのはちょうど6時頃だった。
まずは2階の茂造さんのところへ。
茂造さんは食事を終えベッドで横になっていた。
隣のベッドはうまっていた。
とうとう入ったのね。
今日も茂造さんは大声でひたすら独り言を喋り続けていたが、隣の人は寝ていた。
ふぅ~良かった~。
耳が遠いようだ。

着替えをタンスに仕舞っていると嫌でも茂造さんのおしゃべりが耳に入る。

「いったいいつになるんかのぉ?勝手に行ってもええけどたいがい鍵がかかっとるやろのぉ。仕方ないのぉ」

どうも家に帰りたいが扉に鍵がかかっているので帰れないという事のようだ。
ちゃんと分かってるやん!
けどまたまた帰りたい病が復活してきているようだ。
いい加減、あきらめて欲しいものだ。
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11月7日 木曜日

今日も洗濯物の回収にいぶきの森へ。
まずは2階の茂造さんのところへ。
いつもは4階の綿子さんのところから回ってたんだけど、食事の提供は2階、3階、4階の順でされるようなので少しでも遅く行った方が食事中の可能性が高い。
なので行く順番を変えることにしたのだ。

茂造さんはまだ食事前だった。
茂造さんの向かいの席の人が今日も大声で「ご飯をください!」と叫んでいた。
今日はちょっと遅れているのかな?

部屋に入り洗濯物を取るとまたも便汚染、ガックリだ。
そして部屋を出るとちょうど配膳車がガラス扉を開けて入ってくるところだった。
茂造さんの向かいの席の人はまだ「ご飯はまだですかー!」と叫び続けていた。
もう一人壁際に座っていたおばあさんが「おっ!来たで!やっと来た!!」と大声で言っていた。
やはり2階は手のかかる人が多いようだ。

そして4階へ。
4階でも食事の提供が始まったところだった。
綿子さんはちょうど振り返ってこちらを見ていたのでバレた。
が、スルーして部屋へ急いだ。
部屋でさっさと着替えをタンスにしまい、洗濯物を回収していると追いかけてきた。
やっぱりそうなるよねぇ。
はぁ~。

綿「やっぱり好子さんや。来てくれたんやなぁ」

「洗濯物を取りに来ただけやから」

綿「仕事の帰りな?忙しいのにごめんなぁ」

「綿子さん、もう晩御飯やろ。勝手に持って帰るからわざわざ部屋まで来んでもええで。平日はわたしも忙しいからな、ゆっくりできんから放っといてくれたらええからな」

綿「そうな、ありがとなぁ」

「ほな」

これで次からスルーしてくれればいいんだけど。
きっとそうはならないよねぇ。
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11月5日 火曜日

昨日は祝日だったので茂造さんは今日入浴したはず。
なので仕事帰りに洗濯物の回収にいぶきの森に寄った。

茂造さんはちょうど食事中だったのでササッと部屋に入り洗濯物を回収した。
ふと隣のベッドを見ると空だった。
えっ?
日曜日には居たのに。
どうしたんだろう?
そう思いながらガラス扉を出ると畑田さんにバッタリ出くわした。

畑「こんにちは。ご苦労様です。そうそう、綿子さんは大丈夫ですか?」

???

綿子さんのことならわたしよりいぶきの森の職員の畑田さんの方が詳しいのでは?
この質問にはかなり戸惑った。
けどよく考えると畑田さんは2階の担当なので4階の綿子さんにはめったに会うことは無いのかもしれない。

今年の6月から面会の制限が無くなり部屋までは入れるようになり約5か月が経った。
毎週2~3回通っているといろいろ分かってきたのだが、畑田さんや草野さんのようなマネージャーと呼ばれる人は各階ごとに担当が決まっていてそこの階の事に集中しているようだ。
そしてマネージャーは日曜出勤や夜勤は無いようだ。
そして介護スタッフさんも基本担当する階が決まっているようだ。
たまにスタッフさんが休んで手薄になる時は他の階から応援が来るようだ。
そして看護師スタッフは各階全てを見ているようだ。
事務仕事は2階の詰め所で行うようで2階の詰め所が一番大きい。
玄関の自動ドアの遠隔操作もここで行っているようだ。

話を戻すが、そうやって担当がしっかり決まっているので畑田さんは綿子さんの様子をあまりご存じないのだろう。

「綿子さんなら大丈夫みたいです。日曜日に面会したんですけど米さんの話は一つも出てこなかったし、4階のスタッフさんに尋ねても「ケロッとしてますよ」っておっしゃってましたから」

畑「それなら良かったですね~」

「それより光三さんが心配です。米さんのところは夫婦仲が良かったから」

畑「時々娘さんと面会に来られてましたね」

「うちは「絶対会いたくない!」ですからねぇ」

畑「茂造さんも悪い人ではないのにねぇ。いい人よ~ホントに。うちのアイドルなんですよ。施設長の一番のお気に入りなんですから!」

「ええ!!そうなんですか?」

ビックリだ。
スタッフさんからは「アイドルなのよ」と聞いたことはあったが施設長さんまでとは。
綿子さんには嫌われてしまっているがここのスタッフさん達には好かれているので良かったなと思う。
ホントここに入所できて良かった。
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10月24日 木曜日

今日も洗濯物の回収にいぶきの森へ。
木曜は綿子さんのところにも行かなければならないので足取りは重い。

今日は先に茂造さんのところへ行った。
茂造さんはちょうど食事中だった。
茂造さんの横を通り抜け部屋へ入りさっさと洗濯物を回収した。
で、今回も便汚染あり。
やれやれ。
このところ続くなぁ。

そして4階へ。
綿子さんもちょうど食事中だった。
ラッキー!
さーーっとデイルームを通り抜け部屋へ急いだ。
ちゃっちゃと洗濯物を回収し、エレベーターへ向かった。
デイルームを抜けたところでスタッフさんに
「綿子さん、今食事中なんです。お話されますか?」と声をかけられた。
ギャー!話しかけないでー!
綿子さんに気づかれてしまうではないか。

「いえ、結構です」

できるだけ小さな声でジャスチャーを交えて答えたのだった。

毎週面会に来てるし、特に話すこともないし。
さっさと帰りたい。
そうでなくてもまた便汚染の洗濯物があるんだから。
これの洗濯に時間を取られるんだから。

スタッフさん、空気を読んでくれー!
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