かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:満足

茂造さんのおしゃべりは続いた。

茂「わしは茂造じゃ。あんた綿ちゃんやがのぉ。わたしがおじいさんになったからおばあさんになってしもた。いつまでも綿ちゃん離さんぞ。涙が出よる。なかなか会えなんだんじゃ。涙が出よるわ。嬉しいのぉ。何十年も会うてない。年取ってしもたのぉ。おじいさんになってしもた」

何回年取ったって言うんやねん!
なんかツッコミどころは満載だが今日は目の前にいるのが綿子さんだと分かっているし、会えて嬉しいようだ。
綿子さんもそんな茂造さんを見て嬉しいようだ。

それにしても「離さんぞ」にはびっくりした。
茂造さんは茂造さんなりに綿子さんのことを大事に思っていたのね。
ちょっと感動した。

でその後も茂造さんのおしゃべりは続き

茂「かつお、秀夫、かつおは✕✕に行ったがのぉ。お嫁さんに」

おいおい、かつおさんは男ですから。
✕✕にお婿さんに行ったのは秀夫さんですから。
色々間違えてますよ。
ま、訂正しても無駄だからスルーしよう。

茂「もう帰らしてくれるやろのお。生まれたところに。良かった~。ありがたいのぉ。もう寝るわ」

喋りたいだけ喋ったら満足したのかベッドに寝転んでしまった。

綿「寝よりな。自分の体に合わせたようにな」

せっかく優しい言葉をかけてくれてるのに聞いちゃあいない。

茂「アイタタタ。金タマが痛い!」

おいおい。

茂「持ち上げたら治ったわ。あ~良かった」

もう寝てください。
感動をぶち壊し…。
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茂造さんはかなり喋って満足したのかようやく寝転んだ。
やっと面会終わりだ。
綿子さんを4階まで送り届け解放感に包まれながらかつおさんとエレベーターに乗り込んだ。
すると顔なじみのスタッフさんがのっていた。

ス「面会ですか?ありがとうございます」

好「今日は綿子さんを連れて茂造さんのところに行ったんですよ。茂造さん、調子いいのかずっと喋ってました」

ス「そうなのよ。今日は朝からずっと喋り通しで。アメリカがどうのとか、中国がどうのとかって。のど渇くやろってくらいしゃべり通しで」

好「あらまぁ。さっきも牛乳飲ませたんですけど4分の3しか飲まなかったんです」

ス「もうちょっと飲んでくれたらいいんですけどねぇ」

好「ご迷惑をおかけします。よろしくお願いします」

とにかく今日は絶好調なのね。
喋るのはいいけどちゃんと水分補給してよね。
スタッフさんにも心配されてるじゃん。
飴の入った飲み物を持ってくるしかないかな(笑)
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茂造さんは今日もデイルームにいた。
声をかけて部屋に誘導する。
向いの席に相方がいない。
どこだろう?
つい探してしまう。
頼むからおやつが終わるまで部屋に来ないでね。

今回の相方さんはとにかくじっとしていられない方のようだ。
あっちウロウロこっちウロウロ。
部屋に入ったかと思えばすぐ出て行く。
かなり重症だよね。
家の人も大変だったろうとつい同情してしまう。
滅多に面会に来ないのかまだ一度もお会いしたことはないのだが。

部屋に入りベッドに腰かけさせるとさっさとおやつのスイカを出した。

茂「お~美味そうや~」

おっ?
今日は「美味い」じゃなくって、「美味そう」って言った⁉
で、あっという間に食べてしまった。
そして茂造さんにもピーナッツおこしを。
これまたボリボリとあっという間に食べてしまった。
しっかりあごを使うからか満足したようだ。
しかし今日も何度も「いつ家に帰れるんや」を繰り返していた。
ホントそこだけはぶれないねぇ。
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ひき続き7日のこと

エレベーターで2階へ降りる。
さあ、今日は大丈夫かな?
前回は睡魔に負けてしまってあまり喜んでもらえなかったが今日はどうだろう?

茂造さんは今日もデイルームのいつもの席に座っていた。
とりあえず声をかけた。

好「茂造さん、こんにちは。ひ孫が来たで!」

茂「えっ⁉ゆうきか!」

今日は反応がいい!
大丈夫のようだ。

好「ちゃんと名前覚えとるやん!凄いなぁ」

ス「茂造さんひ孫ちゃん抱くんやって楽しみにしとったやんな」

茂「いやいや、落としたらいかん」

そんな会話をしていたら向かいの席のおばあさんや周りの席にいた人たちも寄ってきた。
みんなゆうくんを見て口々に可愛いなぁ~と言ってくれる。
数くんが向かいの席のおばあさんの腕にそっとゆうくんを渡した。
スタッフさんが後ろからフォローしてくれている。
おばあさんは満面の笑みでゆうくんを抱いた。
やっぱり赤ちゃんは偉大だ!
時々アルバムも見てくれているらしい

か「さあ、じいさん、部屋へ行こう」

またいつものように茂造さんを部屋に誘導した。
そして持参したスイカを渡すと

茂「おお!スイカか!美味そうや!」

夢中で食べ、あっという間になくなった。
タッパーに溜まっていたスイカの汁もキレイに飲みほした。

茂「美味かった!」

その後、ゆうくんを抱いたり手を握って振ってみたりしてちょっと触れ合ったら満足して席に戻った。

茂「今日は生まれたとこには帰れんのやろが」

か「そうや」

これであっさり引き下がる。
やっぱり茂造さんの相手は世話ない。


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6月25日 日曜日

昨日、今日とかつおさんは田植えで忙しかった。
土曜日、わたしはせっせと洗濯、掃除を済ませ、実家へ行った。
母に「今日はゆっくりできるん?」と聞かれたので
「今日はかつおさんは田植えに行っとるし、綿子さんの買い物は昨日済ませたからゆっくりできるで」と答えると、今日もうどん屋さんに行きたいと言い出した。

先々週、父のリクエストでお昼にうどん屋さんへ行ったのだが、また食べたいそうだ。
両親は免許を返納して車の運転ができないので、なかなか外食に行けなくなってしまった。
それにうどん屋さんならまだ注文や支払いができるが、回転ずしなどはタッチパネルを導入している店が多くなり、操作が分からないので二人きりでは行けないそうだ。
なのでわたしに連れて行ってもらうのを楽しみにしているそうだ。
そのくらいお安い御用だ。

先々週と同じうどん屋さんへ連れて行った。
この店のうどんが父のお気に入りなのだ。
父は食べ終わるととても満足そうな顔をしていた。

そして今日も父に梅ジュースを届けに実家に行った。
先日、実家の庭の梅の木に大量になった梅の実をもらってきて梅ジュースを作ったのだが、思いがけずとても美味しく出来たのでお裾分けだ。
父はわたしが作ったものはなんでも美味しいと言って喜んでくれる。
なので届けがいがある。
母が「今日もかつおくんは田植えか?」と言う。

好「そやで」

母「そしたら今日もお昼は一人なんか?」

好「そやで」

母「やったら今日も何か食べに行くか?」

好「ええよ」

という事で今日は餃子の王将へ。
父はラーメンも好きなのだ。
今日も満足そうな顔をしていた。
外食に同行するだけでとても喜んでもらえて親孝行ができるとは、なんてお手軽!
また行こうね!

残りはカレーと焼きそば


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