かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:炭酸せんべい

昨日の続き

麦さんは話しながらも手際よく綿子さんの髪を切っていった。
10分ほどでさっぱりキレイに切り終わった。

綿「ありがとう」

「ほな、また顔見に来るわな」

麦さんが帰り支度を始めると綿子さんは家から紙袋を持ってきて麦さんに渡した。

綿「これ、私食べてないから美味しいかどうか分からんけど食べて」

と渡したのはデイサービスに持って行くように買った炭酸せんべいだった。

「ちょっと待って。これと同じものをさっきかつおさんが渡したから。これはさくら苑に持って行く用やがな」

「そうや、かつおちゃんから貰ったで」

綿「えっ?」

「それに綿子さん、これ試食して美味しいって言うとったやん。それでせんべい買うたんやん」

綿「そうやったんかな?」

1週間経つと、きれいさっぱり忘れてしまったようだ。
それにしてもあれほど麦さんにお土産買ったらと勧めても頑なに買わなかったくせに、なんなん?
ほんとツッコミどころ満載の綿子さんであった。

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9月29日 金曜日

綿子さんは、昨日からデイサービスが再開し、やっといつものペースに戻った。
夜、いつものように食料品を届けに行った。

実は今日は昼間、用事があって有休を取った。
なので綿子さんがデイに行って留守の間に冷蔵庫をチェックしに行った。
先週の金曜日に食料品を届けたが、旅行の帰りに寄ったスーパーでもあれこれ買っていたし、月曜から水曜は家に居たので、何がどれだけ残っているか把握してから買い物に行くためだ。
果物はかなりの量になっていたので、まだ相当残っているだろうと思っていたが、ほぼなくなっていた。
そしていつの間にかビールも残り2本になっていた。
飲酒は復活したようだ。

そして綿子さんの部屋を覗くと、タンスの上に菓子パンが少しだけ残っていた。
やはり隠す習慣が抜けないようだ。
それより、パンの横にデイサービスへのお土産に買って来た炭酸せんべいが放置されていた。
持って行ってないじゃないか!
そして典さんに買ってもらった『金泉焼』も大量に残っていた。
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このおもちの様なお菓子は旅館のお茶請けで出されていた物で、綿子さんが「これ美味しいなあ」と気に入っていたので、典さんが買ってあげたのだ。
8個入の箱の中にまだ7個残っている。
このお菓子とっても美味しいのだが、賞味期限が短いのがネックで、期限は今日までだった。
果物より先にこっちから食べろよ!
やれやれ。

これらのことをかつおさんに伝え、前もって打ち合わせしてから、綿子さんちへ行ったのだった。

「綿子さん、食べ物買ってきたで。冷蔵庫に入れるわな」

綿「ありがとなぁ~」

「あれ?綿子さんビール減っとるやん。ビールは飲むの控えとるって言うとったから買ってきて無いわ。また来週買ってくるわな」

残り少ない事は分かっていたが、わざと用意しなかったのだ。

そうやってわたしと綿子さんが台所に居る間にかつおさんが綿子さんの部屋へ行き、お土産の炭酸せんべいと金泉焼を初めて見つけた体で
「ばあさん!これ、なんでここにあるんや?」
と、一芝居うった。

綿「まだ日(賞味期限のこと)があるからええわと思うて」

「いや、いや。お土産やから早よ渡さんと」

綿「そうかなぁ」

「月曜に持って行きなよ。忘れんようにカバンの横に置いときなな」

デイ用のカバンの横に紙袋に入れて置いておくことにした。
そして

「ばあさん!お菓子残っとるやないか。これ賞味期限今日までやないか」

綿「もう食べれんやろか?」

「まだ2~3日は大丈夫やろ」

綿「ほな、持って帰って」

「そしたら半分貰うわ」

綿「いや、全部持って帰って」

「そんなにようけ(たくさん)は食べれんわ。そしたら2個残しとくから、綿子さん食べて」

綿「そうな~」

やれやれ。
こんな事ならもっと早く分けてくれ。
とにかく食べ物の管理が大変だ。


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家族旅行2日目
この日はまず温泉街を散策した。
太閤橋やねね橋を見物し、土産物店を覗いた。
有馬温泉名物の炭酸せんべいの実演を見ていたら焼きたてのせんべいを試食させてくれた。
焼きたてのせんべいはほんのり温かくて美味しかった。
綿子さんも「これ美味しいなぁ」と言うので

「お土産に買ったらわ」

綿「そうしようか」

とやっとお土産を買う気になってくれた。
実は昨日から「さくら苑と麦さんにお土産買ったら」と勧めていたのだが「ええわ」と言って買おうとしなかった。
さくら苑はもちろん麦さんにもこの旅行のことを伝えていたので買うように勧めたのだが、綿子さんは気乗りしないようだった。
けどやっと買う気になったようだ。

「これなら数があるし軽いから持って行くのにええやん」

綿「そやなぁ」

やっと一つ手に取った。

「麦さんにも買ったらわ。来週、綿子さんに会いに来るって言うとったで」

綿「麦さんはええわ」

結局一つしか買わなかった。
そこで麦さんには我が家からという事でもうひとつ買うことにした。

それから車で神戸の市内へ移動し、神戸文化ホールへ向かった。
ちょうどこの日、ここで『神戸花月』という吉本のお笑いライブがあったのだ。
新喜劇と漫才のライブだ。
これなら座って楽しめるので綿子さんに持ってこいだという事でチケットを取っていた。
そして新喜劇はもちろん漫才も楽しめたようだ。
当然ながらわたし達もとても楽しかった。
トリのやすともの漫才が最高だった。

その後、灘の酒蔵へ行き、今の時期ならではのひやおろしと阪神タイガース優勝記念ラベルのワンカップを買って帰宅の途についた。
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なかなか盛りだくさんのいい旅になったと思う。
綿子さんもけっこうしんどかっただろうが、楽しんでくれたと思う。

「ばあさん、ええ冥土の土産ができたやろが」

綿「おう。良かったわ~」

なかなか大変だったが綿子さんが喜んでくれたので良かった。
それもこれも典さんのおかげだ。
典さんが旅行に行こうと言い出さなかったら絶対に無かった旅だ。
おかげで親孝行ができ、楽しい時間を過ごすことができた。
それにあの旅館はとっても良かったし。
典さん本当にありがとうございました!


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