かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:特養

この日、ひろ子さんからも電話をもらった。
ひろ子さんは茂造さんの弟の秀夫さんの奥さんだ。
用件は「申し訳ないが、忙しくて仏壇のお参りに行けない」という事だった。
こっちはその方がありがたい。
言えないけど。
で、ひろ子さん達の近況を聞いた。

秀夫さんは今年3月に特養に入所し、やれやれだったのだが、施設のスタッフと折り合いが悪く、結局2カ月ほどで退所することになったそうだ。
早い話が追い出されたのだろう。
やはり暴君だからね。
それで仕方なくひろ子さんが家で面倒をみていたそうだ。
しかしたった2カ月なんだけど入所前よりずい分と身体機能が落ちていて、トイレにも行けずオムツになっていたそうだ。
その世話をしていてひろ子さんは坐骨神経痛を発症してしまい、とにかく体もきつくて大変だったそうだ。
で、やっと次の施設が見つかり最近入所したそうだ。
その施設はけっこう遠いのだが施設からの要望もあり毎日面会に行っているそうだ。
前の施設は面会禁止だったから良かったのにね。
けれど家に居ないから格段楽になったそうだ。
しかしまだ入所したばかりでひろ子さんも体力的にもメンタル的にも回復しきってないのだろう。

ひろ子さん、お参りなんていいですから。
少しでも体を休めてくださいね。
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家に戻ってから秀夫さんが入所したという特養をネットで調べてみた。
「きらら」というその特養は『地域密着型特別養護老人ホーム』なのだそうだ。
地域密着型?
特養にも種類があるの?
気になって調べてみると特養には3種類あるんだそうだ。
広域型、地域密着型、地域サポート型。
広域型は居住地制限がなく定員も30人以上を受け入れることができる施設。
地域密着型はその施設がある市町村に住んでいる方でないと入居できない、そして定員も29名以下。
地域サポート型は在宅の高齢者が対象で24時間体制で見守りや援助を行う施設だそうだ。
この地域サポート型の特養はまだまだ少ないそうだ。
特養と言っても色々あるんだなぁ。
全然知らなかった。

で、秀夫さんが入所した「きらら」は地域密着型の施設。
なるほど家から近いわけだ。
そして定員も少なく全室個室。
ホームページには「一人一人のニーズに合った丁寧な介護を行います」とある。
「好きな時間に起きて穏やかに食事をとり、心に余裕をもって笑顔でいられるような生活空間を提供します」とも書いてある。
なんてすばらしい!
これなら安心だ。
好きな時間に起きて、好きな時間に食事できるなんていぶきの森では考えられない。
食事の時間は決まっている。
そりゃ大勢の入居者を抱えているから一人一人に合わせるなんてできないだろう。
地域密着型特別養護老人ホームっていいじゃん!
けどお高いんだろうなぁ。
ホームページには料金表もあったので見てみたが思ったより安く感じた。
がここに書かれているもの以外にもいろいろかかりそうだ。
実際のところどれくらいなのかもう少ししたらひろ子さんに聞いてみようと思う。

一応、わたしたちの住む地区にも地域密着型特別養護老人ホームがないか調べてみたが無かった。
残念。
広域型ならあるが地域密着型ほど丁寧に見てくれるだろうか?
ま現状、二人ともいぶきの森にも慣れ、スタッフさんもいい人ばかりなのでこのままでいいかなぁと思う。
けれどもしもの時(老健を出される)のために今のうちに色々調べておこうと思う。
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昨日の続き

とうとう秀夫さんが入所した。
デイサービスすら嫌がって行かなかった人だから不本意だったことだろう。
結局、ひろ子さんが倒れたからとは何とも切ない。
倒れる前に何とかならなかったのだろうか?
結局自分の我を通すばかりで相手を思いやらないからいきなり入所になってしまったのでは?
デイサービスに通ったり、たまにはショートステイを利用してひろ子さんの負担を少しでも減らしてあげればまだまだ家に居れたんだろうになぁと思う。
ま、自業自得だよね。

ひろ子さんはやっと解放されてせいせいしたのでは?
ハッキリとは言わないがかつおさんはそんな感じがしたそうだ。
ひろ子さんお疲れ様でした。
ま、入所したら全く何もしなくていいという訳ではないからまだまだ介護は続くだろうけど、家にずっといるのと比べたら雲泥の差で楽になるだろう。
身体的にも気持ち的にも。

ところで秀夫さんんが入所したのは特養だそうだ。
えっ?特養?
特養って要介護③からじゃないと入所できないのでは?
秀夫さんは要介護①か②だったはず。
要介護③がついたのかしら?
それとも同居家族が高齢で介助できないとかの特例で入所できたのだろうか?
とにかく入所できて良かった。

その施設には以前から申し込みはしていたそうだ。
秀夫さんちから割と近いところにある。
それならひろ子さんが面会に通うのも楽だろう。
やっぱり遠いのは大変だよね。
けどここ、面会は禁止されているそうだ。
家族も入れないそうだ。
マジ?
未だにそんなところあるの?
コロナの頃はそういう施設も多かったが、今はたいていの施設で緩和されているのに。
けどひろ子さんにとってはラッキーかも。
秀夫さんなら毎日用事を言いつけて、毎日来いって言いそうだもの。
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昨日の続き

そしてかっちゃん達に施設のことやお金のことなどを教えてもらった。
米さんが少し前まで入所していたグループホームのさくら苑は毎月15万円以上はかかっていたそうだ。
その他にも追加でちょこちょこ支払いが必要だったそうだ。
けれど老健施設のいぶきの森に移ってからは毎月10万円ちょっとで済むようになったそうだ。
茂造さんと同じくらいだ。
けれどグループホームは個室だったし、スタッフの方は丁寧にお世話をしてくれていたが、老健施設では相部屋だし、グループホームほど細やかに見てくれないと感じているそうだ。
やはりグループホームは高いだけのことはあるのだろう。

そして米さんの今後について尋ねてみた。

「特養が見つかったら移る予定なん?」

ゆ「いいや。このままいぶきの森でお世話になるつもりや」

「特養に移るようには言われてないん?」

かっ「特に何も言われてないな」

これを聞いて確信した。
やはりあまり面倒でない人はずっと置いておいてくれるようだ。
茂造さんもこのままいぶきの森にいられそうだ。
良かったー!!
けれど綿子さんはどうだろう?
あのみどり整形にも入院を断られるぐらいなんだから、いぶきの森でも『面倒な人』認定されるんじゃないだろうか。
そしたらどこかへ移れと言われそうだ。
最悪、家に戻ってくることになるかも知れない。
まだまだ安心はできないようだ。

結局、4人で長々と話し込んでしまった。
いろいろ、教えてもらえてよかった。
お互いまだまだ介護の日々は続きそうだ。
とにかく頑張っていきましょう。
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7月5日 水曜日

帰宅し、ポストを覗くと介護認定結果通知書が届いていた。
そういえば5月の末、いぶきの森へ『家に帰りたい病』発症中の茂造さんの面会に行った時、マネジャーの畑田さんから「6月に介護保険の区分変更の申請をしようと思います」と聞いたっけ。
施設入所者の場合、調査員が施設に出向き聞き取り調査を行うそうで、家族の者が立ち会う必要はないそうだ。
それもそうだ。
茂造さんの普段の様子なんて全く分からないもの。
立ち会いも無いので区分変更については畑田さんに一任していたため、すっかり忘れていた。

早速、封を開けて確認した。
すると『要介護④』になっていた。
区分変更の申請前は②だったので、一気に2ランクアップだ。
マジ⁉
申請前に畑田さんからは
「茂造さんは自分で歩けているので変更になるかどうか分からないのですが、一度出してみます」
と聞いていた。
なのでうまくいけば③、じゃなければ②のままだろうと思っていたのに④になるとは!!
それほど介護度が上がっているということなのだろう。
本当に施設の方々には頭が下がる。

とにかく③以上になったのでこれで特養に移ることも出来る。
わたし達はこのままいぶきの森でずっといて欲しい気もするが、老健は基本、リハビリをして家に戻るための施設なので長期入所はできない。
いぶきの森くらい良い特養が見つかればいいなと思う。
こんなの氷山の一角なんだろなあ


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