かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:理解

あと昨日宅配便で届いたストーマパウチも持って行った。
先日、注文依頼を受けたかつおさんが業者に発注していたそうだ。
大井さんに渡すと

大井「ありがとうございます。実はまだ在庫あったんですけどね、もうすぐお盆に入るから早めに連絡させてもらったんですよ」

賢明なご判断です。
かつおさんよく忘れるものね。

好「いえいえ、早めに言ってもらえると助かります」

何度注文を忘れて慌てたことか。
そのたびに施設には迷惑をかけてしまった。
大井さんはかつおさんが忘れん坊だってことはしっかり理解しているようだ(笑)

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昨日の続き

そしてかつおさんと翔ちゃんが茂造さんの手を取り、外へ散歩に連れ出した。
少し歩いたところにある施設の敷地内のベンチに座り話をすることにした。
この施設も佐藤病院の系列の施設なので問題ない。

か「じいさん、元気やったか?」

茂「おう!」

好「赤ちゃんの写真、見てくれた?」

か「そうや、ハルちゃんの子やぞ。じいさんのひ孫や!」

茂「おう、見た!可愛いのぉ!」

そう言ってズボンのポケットからミニアルバムを取り出した。
さっきスタッフさんから聞いたのだが、いつもポケットに入れているそうだ。
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か「じいさんに似とるやろが」

茂「おう、わしによう似とるんや」

写真を見て顔がほころんでいる。

さっき散歩の許可を取っている間にスタッフさんから聞いたのだが、茂造さんは写真を見てちゃんと自分のひ孫だと理解しているそうだ。
よく写真を眺めているそうだ。
そして『令和6年4月24日生まれ』と書いてある紙を見て
「ほぉ~6年生まれか。わしが7年生まれやから1つ上やのぉ」
と言うそうだ。

いやいや、ありえんやん!!

ス「今は令和やからな!茂造さんは昭和7年やろ。ゆうくんは令和6年やで。昭和の後、平成があって今は令和やで」

茂「ほうか」

しかし暫くするとまた「わしの1つ上やのぉ」と言うそうだ。
本当に茂造さんのエピソードはほっこり笑えるものが多くて楽しい。
今日もベンチに座って写真を見ながら「6年生まれか。わしより1つ上やのぉ」と言っていた。

か「令和や!こないだ生まれたばっかりやのにじいさんより上な訳がないやろが(笑)」

『わしの1つ上』が修正されることは無いようだ。



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12月21日 木曜日

昨日、数くんから綿子さんがずい分元気になったようだと聞いた時は、驚いて明日にでも戻って来るんじゃないかと恐怖に震えたが、よく考えてみるとやっぱり大丈夫じゃないかという気がしてきた。

綿子さんは痛い痛いと言いつつもじっと出来ず、動き回って本人も周りも困ったことになる事は佐藤先生もご存じのはずだ。
なぜなら介護保険の更新時に綿子さんのボケっぷりを手紙にしっかり書いて渡したからだ。
それを読んだ佐藤先生が医師の意見書をうまく書いてくれたおかげで、要介護②になったんだと思っている。
だから病院内でもちょっと回復しただけでじっとできないのは当たり前と言えば当たり前のことだと理解してくれるのでは?
これじゃ家族も困るよねって、より分かってもらえるんじゃないだろうか。
なのでいぶきの森に空きが出るまで入院させてくれるような気がする。
佐藤先生のことだから上手くやってくれそうな気がしてきた。

どうか早くいぶきの森に空きができて、このまま入所できますように。
看護師さんたちが音を上げる前に、どうかお願い。
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7月6日 木曜日

いぶきの森へ茂造さんの洗濯物を取りに行くついでに、昨日届いた介護保険証を持って行った。
なんでも保険証にいぶきの森の印を押さなくてはならないそうだ。

駐車場に着き、車から降りたところで、バッタリ畑田さんと出くわせた。

畑「茂造さんの保険証をお持ちくださったんですよね。ありがとうございます」

好「いえいえ、こちらこそお世話になります」

畑田さんは同僚の方とどこかへ向かっている途中だったようだが、わたしと一緒に施設に戻って対応してくれた。

畑「ケアマネの川上から聞きました。要介護④がついたそうですね」

好「そうなんです。びっくりしました」

畑「でもこれで選択肢が広がったので、これからのことをまた相談させてください」

好「よろしくお願いします」

そんな会話をした後、茂造さんの最近の様子を話してくれた。

今も『家に帰りたい病』は治っていないそうだ。
でも以前よりは少しだけ落ち着いてきたそうだ。

畑「ところでお母様の方はいかがですか?」

好「だいぶ元気になりまして、またゴゾゴゾするようになりました」

畑「それは良かったですね」

好「茂造さんがいなくなって喜んでいるようです。主人が「じいさんが居らんから寂しくないか?」って聞いても「居らん方がええわ」って言ってますから」

畑「茂造さんも根は悪い人じゃないんですけどね。男の人ってなんだか可哀そうというか寂しいですね」

好「茂造さんも義母には甘えがあって、女中の様に使ったりしていたので仕方ないですね。とにかく茂造さんがいなくてやっと一人でゆっくりのびのび過ごせるようになったといった感じですね」

畑「そうなんですね」

好「あ、でもこの間、一度義母が「お盆には仏さん参りに・・・」と言いかけたんです。そしたら主人が「そんなん無理や!そうでなくても家に帰りたいって言うてみんな困っとるのに、いっぺん連れて帰ったら、二度と施設に戻らんようになるわ!」って怒ったんです」

畑「仏さん参りですか。今、施設では外出や外泊も許可が出たらできるような方向で進めてはいるんですが、茂造さんはちょっと難しいかもしれないですね。なぜここに居ないといけないかが理解できる人ならいいんですが。茂造さんは分かっていないようなので」

好「ですよね。それが分かってくれたら、半日ぐらいなら家に連れて戻ったりしてあげたいんですけどね。丸一日とか泊りは義母の協力が見込めないので無理だと思うんですが、半日程度ならね。
けど、今の状態では無理でしょうね。下手に家に戻ったらまたここに連れてくるのに一苦労しそうだし、ここに戻った後もまた迷惑をかけまくるでしょうから。
先日、ここに主人と説得に来た時も帰りながら「逆効果だったんじゃないか」と話してたんです。

畑「そうですね。確かに。茂造さんには可哀そうなことになってしまって。やはり外出は難しいでしょうね。理解出来たらいいんですけどね。あっ、でも少しずつですけど理解はしてきているところも見られるんですよ」

好「えっ?そうなんですか?」

畑「先日、他の利用者さんが「家に帰らせてくれ!」って大声で騒いでいた時のことなんですけどね、まぁそういう方は数名いらっしゃるので。そしたら茂造さんが「ああやって言うたって帰らせてやくれへんのにのぉ」とぼそっと言ったんです。あら?分かっとんやって、みんなちょっと驚いたんですよ。けど次の日には「家に帰らせてくれ!」って騒いでたんですけどね(笑)」

茂造さんらしいと言えば茂造さんらしい。
けど本当に自分の状態を理解して、施設で暮らさなければならないことを理解してくれたら、もっと面会に行けるし、たまには家に戻ったりできるのになぁと思う。
けど難しいだろうな。
要介護④になるくらいだものな。
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