かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:甘いもの

黒田さんと話をしていたら畑田さんが書類を手にまたやって来た。

畑「今、綿子さんの記録を見たんだけど入所してから1㎏しか減ってないですね。なので極小でも栄養的には足りてるってことかな」

「やっぱりか!いえね、ここに入ってから全然痩せんなぁと思ってたんです。ここ数年、骨折して入院を何度も繰り返してたんですけど、入院したら痩せて戻ってきてたんですよ。それで家に戻ったら好き放題食べてぶくぶく太ってを繰り返してまして。なのでここに入る前は結構肥えてたんです。けど入ったらまた痩せると思ってたんですけどちっとも痩せんなぁと」

「けどご飯の量かなり少ないのに何で痩せんのやろ?」

「おかんの体が飢餓状態やと認識して栄養を取り込もうと必死で働いとるんやろか」

「毎週甘いものを持って来るのも良くないですかね?」

畑「いやいや、それは楽しみにしてるでしょうから止めないであげてくださいね」

「そうですね。とにかく食べ物への執着は凄く感じるんです。それこそ毎回のようにご飯は3口やって言うし、おやつも半分残して明日の楽しみに取っとくって言うし。このところ面会した時に外に散歩に行ってるんですけど、あの近くのコンビニに連れて行ってるんです。そこで好きなの買いなって。自分で選ぶのもいいかなって。それで近くの公園で食べさせるんですけど必ず半分残してここに持って帰るって言うんです」

畑「いやいやそれはダメです」

「そうでしょう。だからそれはダメだって言って聞かせるんですけど毎回言うんです。あっそれとコンビニで買い物してたら飴を買ってくれって。それを他人に配るつもりなんです。それは絶対にダメだって言うんですけど「いつも皆に貰っとるから返さないかんのや」って言うんですよ」

畑「そうなんですよ!食べ物を置いて帰るのは絶対に止めてくださいって何回も言ってるのにこそっと布団の下に隠したりして置いて帰る人がいるんですよ。飴なんか以ての外なのに。隠れて食べるからベッドで寝転んで食べるでしょ。危ない、危ない。ホント事故の元なのに。絶対に止めてくださいね」

「そうでしょ!ここ最近、食べ物を置いて帰らないでって貼り紙増えましたもんね。綿子さんには絶対ダメって言ってるんですけど毎回「置いとく」とか「貰ったから返さな」って言うんです」

畑「貰ってばかりでお返しをしなくてはって言うのは分かるんです。それって大事なことだし、いい事だとは思うんですけどやっぱり食べ物は危ないからダメなのよ」

要は一番悪いのは深く考えず食べ物を置いて帰る面会者ってことね。
やはりこれは徹底しないと!!

それにしてもご飯3口って嘘じゃなかったんだ…。
可哀そうに。
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7月15日 月曜日 海の日で祝日

今日もいぶきの森へ。
祝日のため入浴は無いので洗濯物は無いが、せっかくなので今日も面会しておやつを食べさせてあげよう。
今日はかつおさんと二人で訪問した。
毎回、ゆうくんを連れて行くとクセになる。
ありがたみが減ったら困る(笑)

いぶきの森では午前10時と午後3時頃にちょっとしたおやつが出るものだと思っていたのだが、その時間はお茶が出るだけでおやつは全く出ないそうだ。
食時の時に果物もほぼ出ることは無いそうだ。
なので茂造さんも綿子さんも甘いものに飢えている。
行けるときはおやつを届けてあげよう。

今日のおやつは桃にした。
二人とも果物は大好きだ。
桃は特に大好物だ。
なので半個分をペロッと食べてしまった。
ちょうど入れ歯を外していたのだが(二人とも総入れ歯)、歯がなくても食べられるのでちょうどよかった。

綿子さんは今日も「ありがとなぁ~」と言って泣き、茂造さんは「来てくれてありがとうございます」と丁寧にお礼を言ってくれた。
相変わらずかつおさんに向かって「秀夫やろ」と言っていたが(笑)
また差入れを持って会いに行こう!
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6月16日 日曜日

午後からかつおさんといぶきの森へ行った。
今までは土曜日の夕方に綿子さんの洗濯物を回収しに行っていたが、その時間ではゆっくり面会はできない。
それこそ食事の時間になってしまう。
なので日曜日の2時頃に行くことにしたのだ。

今日もまずは4階の綿子さんのところへ。
エレベーターを降りると先日お世話になったスタッフさんがいた。
日曜日も出勤なのね。
ご苦労様です。
スタッフさんは今日もすぐ寄って来てくれて「綿子さんなら今は部屋で横になってますよ」と教えてくれた。

「そうなんですね。行ってみます」

部屋を覗くと綿子さんはベッドに横になって寝ていた。
隣の人はいなかった。

「綿子さん、こんにちは!」

声をかけ起こした。

綿「えっ?」

とても驚いていた。
けどすぐ状況が飲み込めたようだ。

綿「来てくれたんやなぁ。ありがとなぁ」

「洗濯物取りに来たで」

綿「いつもありがとなぁ」

「ごめんよ。せっかく寝とったのに起こしてしもて」

綿「いや、ええんや。さっきまであそこでテレビ見よったんやけどトイレに来たついでにちょっと横になっただけなんや」

そういえばデイルームに大きなテレビがあって、それを見ている人が結構いた。
プロ野球の交流戦が映っていたっけ。

綿「巨人でないからどうでもええわと思うてな」

綿子さんも巨人ファンなのか?
初めて知ったわ。

綿「テレビはあそこに一つしかないやろ、だから好きなのが見られんからいかんのや」

「しゃあないが」

綿「そうやかつお、私いつ家に戻ったらええかのぉ?」

出た!いつものやつだ。
かつおさんは「家に帰ったって一人で生活出来んやろ」と言ってきかせる。
そして

「そうやばあさん、甘いもん持って来てやったぞ!ほれ」

綿子さんが好きそうな干し柿の和菓子を差し出した。

綿「うわ~!美味しそうや~。そしたら後で食べるわ」

「いやいや、それはいかんのや。今食べるんならええけど、置いとくのはダメですってここの人に言われとるからの」

綿「ほうか」

「今食べてな」

綿「そしたら食べようか」

一口かじると

綿「うわ~これ美味しいわ~」

とても嬉しそうに食べてくれた。

「もう一個いるか?」

綿「まだあるんか?」

「ほれ」

バッグからもう一つ取り出した。

綿「そしたらこれは後で...」

「だからそれはイカンって言うとるやろが。今食べんのやったら持って帰るから」

綿「そしたら食べるわ」

綿「美味しいのぉ~」

「もう一ついるか?」

綿「そしたらこれは置いといて...」

「だ・か・ら!それはいかんのやって」

同じことを何回繰り返すんだ...。
だからあかんねんって

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昨日の続き

さぁ茂造さんの洗濯物も回収できたし、システムも分かったから帰ろうと思ったが、ついでに綿子さんの部屋番号も聞いておけば水曜日に来た時にスムーズにいくだろうと考えた。

「綿子さんの部屋は何号室ですか?」

畑「それは今から4階に行って説明しますね」

「えっ?いえいえ、部屋が分かれば大丈夫かと」

畑「いえ、2階と4階ではちょっと勝手が違うのでご説明します」

え~~~。
今日は綿子さんの顔は見なくて済むと思っていたのに~。

仕方なく畑田さんについて行った。
エレベーターで4階に上がる。
エレベーターを降りると目の前は詰め所。
これは2階と一緒だ。
けれど2階の詰め所よりずい分小さい部屋だった。
そしてその隣にガラスの扉は無かった。

実は2階はエレベーターを降りて右に進めば大きなレクリエーション室があって、そこを各階の人が交代で使用するようだ。
なのでエレベーターホールと居室ゾーンの間にガラスの扉があって混じらないように分けてあるようだ。
ちなみにレクリエーション室の上は屋上で(3階から出入りする)4階は何もないのだ。
なので4階には扉は必要ないということなのだ。

けれどという事は運が悪いとエレベーターを降りた途端、綿子さんと鉢合わせすることもあるかも知れないのだ。
マジか!?

畑田さんは近くのスタッフさんに声をかけた。

畑「こちら綿子さんのお家の方です」

ス「そしたらお部屋まで案内しますね」

「いえ、部屋の番号さえわかれば大丈夫です」

畑「綿子さんに会って行かないんですか?」

「できれば会いたくないんで。実は....」

毎回会うたびに「私いつ家に帰ったらええんかのぉ?」と言うこと。
先日、家に連れて帰った時も言っていたことを伝えた。

「なのであまり顔を合わせたくないんです」

ス「あら~そうなんですね。ここに居るときは特に家に帰りたいとかおっしゃったりしないんですけどねぇ」

「どうしても家に帰りたいって訳でもないみたいなんですけど、ここでは好きなテレビが見られないのと甘いものがあまり食べられないことが不満みたいで。それこそ先日の帰宅時に飴玉を握ってこっそりこちらに持ち帰ろうとして、かつおさんとケンカになったんです。かつおさんがそんなことしたらイカンやろがって言って聞かしてたらちょっとくらいええやないか!って」

ス「あらまぁ。綿子さんがそんなに感情的になる事あるんですね。ご家族の前だからでしょうね」

「とにかく全部回収するのが大変で。ひょっとここに持ち込んだりしたら大変ですので」

ス「そういう人って結構いるんですよ。外出した時にこっそりシルバーカーに隠して持ち込んだりとか」

「自分で食べるだけならまだいいんでしょうけど、綿子さんの場合、他人にあげようとするのでねぇ。大きな黒飴を人にあげてひょっとという事があったら大ごとになるじゃないですか」

畑「いや、それはダメです!危ない、危ない!」

「でしょう。とにかくあげたがりなので困るんですよ」

畑「甘いものは面会時に持って来てもらって、その場で食べきるならOKですので。時々、持って来てあげて下さい」

「わかりました」
25日のバトル

続く



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会もお開きとなり麦さんも帰って行った。
わたしは洗い物をしたり片付けをしたりしていたので後からハルちゃんに聞いた話。

リビングのソファーに綿子さんとハルちゃんと翔ちゃんが居た時のことだ。
かつおさんは隣の畳の上でゴロンと横になってスマホをいじっていた。

ハルちゃん達が「施設に仲のええ人居るん?」とか「どんなことしよん?」などと話題を振ったそうだ。
すると綿子さんは「あそこではあんまり甘いものが食べられんのや。仲のええ人が5人くらい居るんやけど、みんなと居る時に飴とか分け合って食べたりしたいんやけどのぉ」と言い出したそうだ。

「でも食べ物の持ち込みは禁止されとるんやろ?」

綿「でも飴ちゃんくらい~~」

「いやいや、誤嚥も怖いし、人にあげてもし事故が起きたらどうするん」

そう言っていたらかつおさんが「なんや、飴が食べたいんか」と話に入ってきた。
それでハルちゃんが経緯を説明したら「それはアカン!今ここで食べるんやったらええけど」となり、かつおさんがわたしに飴あるかな?と聞きに来た。

今回お昼が多かったのでおやつは出さずにおこうと思い用意していなかった。
が、たしか家に黒飴があったはず。
綿子さんが入院後に綿子さん家から回収したものだ。
「ちょっと待っとって。取ってくるわ」
自宅に戻り飴を見つけ持って行こうとしているところにかつおさんが追いかけてきた。
ちょうどいいい、「これ持って行って。わたしちょっと洗濯物を取りこんでから行くわ」とかつおさんに飴を託した。

用を済ませてわたしが茂造家に戻るとリビングのテーブルの上に飴の袋が置いてあった。
袋ごと渡したのね。
かつおさんはまたも隣の部屋でゴロンと寝転がっている。
翔ちゃんもソファーでウトウトしていた。
綿子さんとハルちゃんはテレビのマジックのショーを見ていた。
わたしは大丈夫かなと思いながら座敷のテーブルの片付けをした。
ハルちゃんも手伝ってくれた。

しばらくするとリビングの方からガサガサと音が聞こえた。
もしかして⁈
急いでリビングへ行くと綿子さんが手にいっぱい飴を握っていたように見えた。
わたしの顔を見ると飴が見えないようにもう片方の手で包み込み、手をそっとテーブルの下に隠した。
目が泳いでいる。
情けねえ

どうしよう?
ハルちゃんと顔を見合わせた。
一旦座敷に戻りどうする?と打ち合わせ、とりあえずかつおさんに報告することにした。
かつおさんをそっと呼び出し今見たことを説明する。


「たぶん結構握りこんどるで」

「ほんまか!ホンマにばあさんは!!」

かつおさんはいきなりリビングへ行き

「ばあさん!アカンぞ!」

と叱りつけた。

綿「何がや」

「飴持って行くつもりやろが!イカンって言うたやろが」

綿「ちょっとくらいかまんやろが!」

「何を言うとんや!アホか!」

観念した綿子さんは飴をテーブルに放り投げた。
やれやれ。

それにしてもかつおさんだ。
いきなりお怒りモードでストレートに叱りつけるとは。
こっそり報告した意味が…。
もうちょっと上手いやり方ってものを考えて欲しい。

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