かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:畑田さん

ひき続き13日のこと

いぶきの森からかつおさんの携帯に電話がかかってきた。
マネージャーの畑田さんからだ。
ということは茂造さんのことかな。

やっぱりそうだった。
茂造さんが入所している2階のフロアでインフルエンザの患者が出たそうだ。
そのため月曜日の入浴は中止しますという連絡だった。
ゲッ!またかよ!
一応、木曜日の入浴はいつも通り行う予定ですとの事だ。
そして今回のこの対応は2階だけで、4階は通常通りで、今日も入浴は行うとの事だった。
その点は良かった。
なんてったって綿子さんはお風呂に入るのが大好きだもの。

それにしてもまたインフルエンザかよ。
これじゃあ何時になっても外出許可が出ないじゃないか。
でも今回は2階だけに限定した対応で良かった。
それに入浴日が1回飛ぶだけだし以前に比べるとずい分緩くなったと感じる。
茂造さんが最後に自宅に戻ったのは12月9日だ。
それからずっとインフルエンザが流行ったりコロナ感染者が出たりして外出の許可が出ない。
もうすぐ5か月になるじゃないか。
一体いつになったら家に連れて帰ってあげられるんだろう。
せめて今度のゴールデンウイークまでには許可が出るといいなぁと思う。
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村



11月2日 木曜日

いつものように仕事帰りに、いぶきの森へ茂造さんの洗濯物を取りに寄った。
汚れものの箱の中から茂造さんの物を探していると後ろから「こんにちわ」と声をかけられた。
振り向くとマネージャーの畑田さんが立っていた。
こうして週2回、ここに立ち寄るが畑田さんに会う事は滅多にない。
ラッキー!
施設に戻った後の茂造さんの様子が聞けるじゃないか。

「こんにちわ」

畑「この間はすいません。わたしうっかり注意事項をお伝えするのを忘れてまして。実はお刺身とかナマモノはダメなんです。どうも申し訳ありませんでした」

「いえいえ、お刺身はだめだったんですね。次から気をつけます。それよりこちらに戻った後は大丈夫でしたか?」

畑「お家でたくさん食べたそうですね。ストーマ袋が便とガスでパンパンになってもう少しで湧き撒けるところだったんですが、なんとか大事には至りませんでした」

「それは良かったです。家ではそんなに食べて大丈夫?って思うくらい、たくさん食べたのでちょっと心配してたんです。」

畑「それより様子はどうでしたか」

「様子と言いますと?」

畑「こちらに戻る時は大丈夫でしたか?」

「ああ、その事ですね。実はここへ行くとは言わず、お墓参りに行こうって連れ出して、墓参りの後にそのまま連れて来たんです。なのでスムーズに来れたんですが、その後大丈夫でしたか?」

畑「そうだったんですね。戻った後もまあまあ落ち着いてまして、普段の2~3割増しで「家に帰る」と言ってますが、一時の様な事はないので大丈夫です。本人もここに居ないといけないって理解してるみたいです。」

「良かった~。それが一番気がかりだったんです」

畑「ところで綿子さんの方は大丈夫でしたか?もしかしてどこかに避難されてたんですか?」

「いやいや、避難するところも無いので家に居たんですが、とにかく茂造さんを避けよう避けようとしてまして。一緒にいたら不機嫌な様子を隠そうともしなくって、まいりました。ホント、茂造さんが帰宅するときはいない方がいいんですがねぇ」

畑「そうだったんですか~。こればっかりはこれまでの長い歴史があるんでしょうからしかたないですね~」

「仕方ないのかもしれませんが、周りは困ります。まぁでも茂造さんは分かってないので幸いです。家ではずーーーっと喋ってまして、これは覚えとるとかこんなんあったっけとかお前は誰や?とか確認作業が続きまして、色々刺激になったんじゃないかなぁと思ってるんです」

畑「それは良かったです。また時々連れて帰ってあげてくださいね」

「月一くらいでとは思ってるんです」

畑「よろしくお願いします」

「こちらこそよろしくお願いします」

施設に戻ってからもあまり問題はなかったようでホッとした。
また連れて帰ることができそうだ。
綿子さんは嫌がるだろうが、月一くらいはストレスを与えるのもいいんじゃないだろうか。
NOストレスでは太る一方だし。
長生きしちゃうからな


↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村








7月31日 月曜日

今日はいぶきの森へ茂造さんの洗濯物を取りに行く日だ。
かつおさんからいぶきの森へ行ったら保険証を受け取ってきて欲しいと頼まれた。
先日の茂造さんの誕生日に施設に行った時、預けたのだが返してもらうのを忘れていたそうだ。

施設に着き、事務所を覗くとちょうどケアマネの川上さんがいた。
「保険証を受けとってくるように主人からことづかったのですが」と伝えると、マネージャーの畑田さんを呼んでくれた。

「どうもすみません。こないだうっかり保険証をお返しするのを忘れてしまって」

「いえいえ」

「先日はありがとうございました」

「えっ?」

「茂造さんにケーキを用意していただいて」

「いえいえ、こちらこそ色々ご配慮いただいて、本当にありがとうございました」

今日は畑田さんに会ったら御礼を言おうと思っていたのに先を越されてしまった。
まさか畑田さんから御礼を言われるとは思っても無かった。

「茂造さん、とっても喜んでました。本当に幸せそうだったんですよ~」

「そうなんですね。よかったです」

「次の日には忘れるんですけどね。でもその時の幸せな気持ちは残ると思うんです」

畑田さんは自分の事のように嬉しそうに話してくれた。

本当にいいマネージャーさんだ。
畑田さんに担当してもらえてよかった。
茂造さんのことをよく見て、理解して、考えてくださっている。
このままいぶきの森でずっと畑田さんに担当してもらえたらいいのに。
そんな事を考えずにはいられなかった。

畑田さん、本当にありがとうございます。
もうしばらくお世話になると思いますがどうぞよろしくお願いします。
ブログアイコン


↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


↑このページのトップヘ