かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:相部屋

そうそう、かつおさんから聞いてはいたが、茂造さんの相方が代わっていた。
先々週、訪問した時(喉が痛いというのでわたしは面会しなかった時)には以前の人がいたそうだ。
その後、茂造さんのコロナ感染が判明し、いぶきの森全体で風邪?が流行っているとの事で一週間入浴が中止になったため訪問していなかった。
で、先週も念のためにと面会を控えたので、次に部屋に入ったのはその翌日の洗濯物の回収に行った時だった。
その時、相方が代わっていたそうだ。

以前の人は全くの寝たきりで、定期的な体位交換や痰吸引が必要な方だった。
茂造さんがコロナに感染したから部屋を移ったのかしら?
もしコロナに感染したらヤバそうな人だったもの。
もしかしたらお亡くなりになったのかな。
部屋を替わっただけだといいなと思う。

コロナが5類になって、わたし達が部屋に入れるようになって以降、とにかくこれで4人目だ。(短期の人は除いて)
茂造さんはここに入所して以来ずーっと同じ部屋のままだ。
詰め所のすぐ隣でデイルームにも一番近い。
居室としては端っこだ。
耳が遠くて声がでかく、夜中でもずーーっと独り言を言うので他の人の迷惑にならないように端っこなんだろうと思っている。
で、相部屋の人は基本耳が遠い人だ。
この方も耳が遠いのだろう。
そうじゃなきゃ無理だ。

隣の人はベッドの横に置いてあったパイプ椅子に座ってウトウトしていた。
しょっちゅう痰が絡んで「ヴォー」とか「ゴホッゴホッ」とか擬音を発していた。
茂造さんは気になってないようだ。
うん、これならお互いさまで大丈夫そうだ。
良かった。
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部屋でワイワイと過ごしていると入り口に見知らぬおばあさんがやってきた。
車いすに乗っている。
かつおさんが相部屋の方かと思って「入りますか?」と尋ねた。
おばあさんはそれには答えず「あの子どこの子な?」と質問してきた。
どこの子?って言われても…。
うちの子やん、見たら分かるやろ。
とりあえず

「この人のひ孫です」

と答えた。
が、おばあさんからは返事がない。

隣のベッドの人じゃないの?
入りたいんじゃないの?
なに?どうしたらいいんだ?

かつおさんが綿子さんに「この人ばあさんの隣の人か?」と尋ねた。

綿「違う」

なんだ、そうなのか。
じゃあこのおばあさんは何しに来たんだ?

するとおばあさんが「子供の声がするから来たんや」と言った。

「うるさくてすみません」

それには何も答えない。
会話が成り立たない。
困ったなぁ。
そこへスタッフがおばあさんを連れ戻しにやってきた。

ス「さあ、向こうに戻りましょう」

ばあ「いや、子供の声がしたから。あれ、どこの子な?」

ス「綿子さんのところの子やで」

さっきも言うたやん!
このおばあさん、どうも自分の孫じゃないかと思っているようだった。
綿子さんのひ孫と聞いて不服そうだ。
この人もかなり痴呆がきているのだろう。
自分の孫と他人の孫の区別がつかないようだ。
ホント痴呆って恐ろしい。
幸い綿子さんはここまで進んではいない。
どうかこのまま現状維持できますように。
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5月15日 木曜日

今日もいぶきの森へ洗濯物の回収に。
まずは4階綿のところから。

今日はちょうど食事中だったためか気付かれずラッキー!
焦ることなく着替えをしまった。
いつもこうならいいのに。
ゆったりした気持ちのせいかあることに気づいた。
今度の綿子さんの相方、なんと以前同室になった事がある人だった。
ここに入所して一番初めの相方だった人だ。
ということは今回も仲良くなれないということね。
だって綿子さん、この人のことを「最初によろしくお願いいたしますって挨拶したのに無視したんや!だから口きかんのや」って言ってたもの。
1年も前のことだから忘れてるかしら?
いや、きっと忘れてないだろうと思う。

ホント相方に恵まれない。
ちょっと前まで同室だったかなりボケが進行したおばあさんは話し相手にならなかったし、その次の人のことも「今度の人はどうなん?」って聞いたら「ああ、あの太っとい人なぁ…」と言ってあとが続かなかった。
その口ぶりからあまり好きじゃないようだと察したのだった。
なかなか気の合う人と同室になれず残念だ。
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白内障の手術の同行も2回目なので、慣れたものだ。
だいたい流れは分かっている。

奥の病棟の待合いで母が看護師さんからの説明や検査を受けるのを見ていた。
今回、手術を受けるのは1番目だそうだ。
なので1時半から手術を開始し、終わるのが10分から15分後。
そこから1時間、病室で休んでから帰宅となるので2時50分ごろには帰ることができますよと看護師さんから説明があった。
やったー!
今日は早く帰れそうだ。
ありがたい。

一通り検査等が終わり、病室へ移動することになった。
2回目だからか病室には一人しか入れないことなどは説明がなかった。
けど前回と変わりはないだろう。
父にはここで待つように伝え、母と病室に向かった。

病室は前回と同じ部屋だった。
けど前回と違ってる点があった。
この部屋、ベッドが二つある相部屋なんだけど、前回はそこを一人で使っていた。
しかし今回は相方がいるようだ。
部屋の入り口に名前が掲示されていた。
という事は前回の様には過ごせないな。
仕方ない。

しばらくすると母よりもずっと高齢だろうと思われるおばあさんがやって来た。
このおばあさんも手術は2回目の様で、なんと付き添いはいなかった。
家族の方にここまで送ってはもらったが、帰らせたそうだ。
「居っても特に用ないし」だそうだ。
看護師さんがびっくりしていた。
なのでわたしは父と待合いで過ごすことにした。

1時半の少し前、看護師さんに連れられて母が手術室へ入って行った。
で、無事に手術が終わり、予定通り15分後には病室に戻った。
入れ替わるように隣のおばあさんが部屋を出て行った。
上手く考えて部屋割をしているようだ。

さあ、あと1時間。
がんばろう。
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続き

綿子さんと部屋へ移動した。
部屋の入り口には名札があるんだけど綿子さんの名前の隣に新しい名前が書いてあった。
とうとう入ったのね。
部屋を覗くと不在のようだ。
良かった。
気兼ねなく話が出来る。

今日は綿子さんの部屋でゆうくんに離乳食を食べさせた。
綿子さんは食欲旺盛でパクパク食べるゆうくんを見てにっこにこだ。

綿「あ~~あ、家に帰って一緒に住みたいわ。そしたら毎日見れるのに!」

勘弁してくれーー!!
孫やひ孫が一緒に住むわけないでしょ。
こうやって毎週会いに来てくれるだけでもありがたいでしょうが。

そしてさっきの飴の話になった。

「ばあさんが飴持っとったんかと思うて焦ったわ」

綿「ああやってみんな持っとるんや。それでもらったりもするんや。だから私も…」

「それはイカン!」

被せるように言う。

「そやで。さっきの人も怒られとったやろ。スタッフが居らんとこでこっそり食べてのどに詰めたら死んでしまうからな。だから食べ物の持ち込みは禁止されとるんやで」

「ばあさんだけが食べて死ぬんやったらまあええけど、他の人にあげてその人が死んだら大ごとになるやろが」

理解したのかどうか分からないが綿子さんはシュンとしたのだった。
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