12月27日 土曜日
今日は綿子さんの退院日。
退院と言っても家に帰れるわけではないが。
快世病院を退院し、いぶきの森へ再び入所するのだ。
いぶきの森からは10時頃には入って欲しいと言われたので、逆算し、快世病院に8時半頃に着くように出発した。
病院に着くとまずは支払いを。
快世病院は土曜日は外来の診療は休みなので閑散としている。
もちろん会計は閉まっている。
けれど時間外受付の窓口で支払いが可能だった。
ありがたい。
支払いを済ませた後、病棟に向かった。
インタ―ホンを押し、やってきた看護師さんに今日退院する綿子さの家の者ですと告げた。
移動時に着るための服を用意して来ていたのだが、やはりわたし達は中に入れず、看護師さんが着せてくれるそうだ。
しばらく待っていると持ち帰る荷物をワゴンに載せて持って来てくれた。
それを駐車場の車に運び込んだ。
結構な数のお茶のペットボトルがあった。
やはり1日1本ペースだったようだ。
病棟に戻りワゴンを返したら看護師さんがいっぱい書類を持って来た。
退院証明書やレンタルしていたものの終了日が記載された書類、佐藤病院の先生宛の手紙、リハビリスタッフ宛の手紙など大量だ。
「あとこれが予約票です。4月20日に外来にお越しください」と予約票も渡された。
えっ?マジ?
経過観察のために連れてこないといけないそうだ。
けどこちらの都合も聞かず日にち指定とは。
やはり骨折するとなにかと大変なのね。
それからしばらく待っていたら手配していた介護タクシーの人がやってきた。
介護タクシーと言っても介護保険を使う訳ではないので福祉タクシーと言うべきか。
タクシーの運転手さんは空の車いすを押していた。
看護師さんがその車いすを中に持ち込み、それに綿子さんを乗せて出てきたのだった。
やはり車いすごとタクシーに乗せるという事なのね。
綿子さんはやはり活気がない。
この状況を把握しているのだろうか?
ほとんど喋らないしぼ~っとしている。
大丈夫かしら?
運転手さんが車いすを押し、病院の外に出た。
やはり慣れた人が押す方がいいだろう。
わたしは昔ヘルパーの講習を受けたことがあるので少しだけ知識があるが、まったく講習とかを受けたことがない人にはコツとか分からず危険だと思う。
これからは車いすを押すこともあるかも知れない。
かつおさんには勉強しておいてもらわないといけないなぁ。
タクシーは玄関のすぐ近くに停めてあった。
軽の箱バンだ。
後ろのハッチを開けるとスロープが出てきた。
そして車いすにフックをかけ、ウインチでゆっくりワイヤーを巻き上げていく。
車いすがゆっくりゆっくり車内に移動していった。
初めて見たけどなかなかうまく出来ているなぁと感心した。
かつおさんはそのタクシーに同乗し、綿子さんと一緒にいぶきの森に向かった。
わたしは乗ってきた車で後を追いかけた。
いぶきの森で必要なものはすでに積み込んでいた。
さあ、慣れた施設に戻って、少しでも元気になってくれれば。
続く

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退院と言っても家に帰れるわけではないが。
快世病院を退院し、いぶきの森へ再び入所するのだ。
いぶきの森からは10時頃には入って欲しいと言われたので、逆算し、快世病院に8時半頃に着くように出発した。
病院に着くとまずは支払いを。
快世病院は土曜日は外来の診療は休みなので閑散としている。
もちろん会計は閉まっている。
けれど時間外受付の窓口で支払いが可能だった。
ありがたい。
支払いを済ませた後、病棟に向かった。
インタ―ホンを押し、やってきた看護師さんに今日退院する綿子さの家の者ですと告げた。
移動時に着るための服を用意して来ていたのだが、やはりわたし達は中に入れず、看護師さんが着せてくれるそうだ。
しばらく待っていると持ち帰る荷物をワゴンに載せて持って来てくれた。
それを駐車場の車に運び込んだ。
結構な数のお茶のペットボトルがあった。
やはり1日1本ペースだったようだ。
病棟に戻りワゴンを返したら看護師さんがいっぱい書類を持って来た。
退院証明書やレンタルしていたものの終了日が記載された書類、佐藤病院の先生宛の手紙、リハビリスタッフ宛の手紙など大量だ。
「あとこれが予約票です。4月20日に外来にお越しください」と予約票も渡された。
えっ?マジ?
経過観察のために連れてこないといけないそうだ。
けどこちらの都合も聞かず日にち指定とは。
やはり骨折するとなにかと大変なのね。
それからしばらく待っていたら手配していた介護タクシーの人がやってきた。
介護タクシーと言っても介護保険を使う訳ではないので福祉タクシーと言うべきか。
タクシーの運転手さんは空の車いすを押していた。
看護師さんがその車いすを中に持ち込み、それに綿子さんを乗せて出てきたのだった。
やはり車いすごとタクシーに乗せるという事なのね。
綿子さんはやはり活気がない。
この状況を把握しているのだろうか?
ほとんど喋らないしぼ~っとしている。
大丈夫かしら?
運転手さんが車いすを押し、病院の外に出た。
やはり慣れた人が押す方がいいだろう。
わたしは昔ヘルパーの講習を受けたことがあるので少しだけ知識があるが、まったく講習とかを受けたことがない人にはコツとか分からず危険だと思う。
これからは車いすを押すこともあるかも知れない。
かつおさんには勉強しておいてもらわないといけないなぁ。
タクシーは玄関のすぐ近くに停めてあった。
軽の箱バンだ。
後ろのハッチを開けるとスロープが出てきた。
そして車いすにフックをかけ、ウインチでゆっくりワイヤーを巻き上げていく。
車いすがゆっくりゆっくり車内に移動していった。
初めて見たけどなかなかうまく出来ているなぁと感心した。
かつおさんはそのタクシーに同乗し、綿子さんと一緒にいぶきの森に向かった。
わたしは乗ってきた車で後を追いかけた。
いぶきの森で必要なものはすでに積み込んでいた。
さあ、慣れた施設に戻って、少しでも元気になってくれれば。
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