かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:納屋の扉

綿子さんの家を出て車に乗り込むまでには納屋を通り抜けるのだが、その時に言った一言がこれだ。

綿「かつお、納屋の扉はちゃんと閉めといてくれよ!」

ゲッ!
まだ言うか!!
どれだけ閉めることにこだわってんねん!
うんざりする。

そして綿子さんが出て行ったあと翔ちゃんはグチっていた。

翔「ばあさんに「翔ちゃんやと思わんかったわ~。ハルちゃんの旦那かと思たわ~」って10回以上言われたで!何回言うんや!で、何が言いたいんや。それ言うて誰が得するん?」

本当にくどいぐらいそのセリフを繰り返していた。
それを聞かされて翔ちゃんは気分がいいわけないじゃないか。
何度も聞かされるとますます気分が悪くなる。
何のためにそれ言うの?
意味が分からない。
これもボケから来ることなのか?

そしてかつおさんから聞いたのだが、朝、綿子さんを迎えに行き、車に乗せ、走り出した途端、綿子さんが買い物に連れて行けと言い出したそうだ。

か「買い物?何を買うんや?夕方には施設に戻るのに買うてもしょうがないやろが」

綿「飴を買うんや」

か「アホか!それはイカンっていつも言うとるやろが!」

綿「皆持っとるが」

か「それはイカンことなんや!言う事きかんで追い出されたらどうするんや!」

いきなりバトルとなったそうだ。
ほんとに全然理解していない。
疲れるったらありゃしない。
次回の外出は当分先だな。
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6月16日 金曜日

今日も綿子さんに食料品を買ってきた。
これで明日も買い物に連れて行かなくて済む。
かつおさんと綿子さんに届けに向かった。

納屋を抜けようとすると扉は完全に閉まっていた。
ヒナはまだ巣立っていないのに。
先日、「もうツバメが居らんようになったから扉は閉めないかん」と言っていたが、「ツバメ居るで。ヒナがかえっとるで」と伝えると、見に行って「ほんまや」と喜んでいたのに。

かつおさんが「ばあさん、納屋の扉は開けとけよ。ツバメが入れんやないか」と言うと

綿「いつも開けとるわ」

か「今、閉まっとったぞ」

綿「そんなことないわ。いつも開けてやっとるわ」

か「開けとる言うたって、これくらいやろが」

かつおさんが手で10㎝の間隔を作って見せた。
すると綿子さん

綿「そんなことないわ。いつもこれくらい開けとるわ」

と両手を広げた。
1m以上はある。
大嘘もいいところだ。

か「何を言うとんや」

綿「いつもこれくらい開けとるわ」

真顔で言う。
冗談じゃなく、本気で言っているようだ。
マジで怖い。
嘘コケ



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続き

10時頃、納屋の電気が付いていることに気づいた。
おかしいなぁと思いながら消しに行くと扉は完全に閉まっていた。

えっ⁉どうして⁈

よく見ると上部に打ち付けた板は割れて半分が下に落ちていた。
怪力で破壊したようだ。
腰が痛い人とは思えない。
恐るべし執念だ。
もうお手上げだ。
もっと厚い板を打ち付けるべきだった。
綿子さんを甘く見ていたようだ。
こうなったら扉を外して隠すしかないのか。

なんでツバメが通るくらい開けておくことが出来ないのか?
10㎝開けるのも30㎝開けるのも変わらないではないか。
それにもともと鍵をかけるわけでもなく、ただ閉めるだけなのにそれに意味があるのだろうか?

か「もう扉はずして隠すわ。それしか無いやろ」

こんな不毛なことは終わらせて欲しい。

か「けど、もう今日は来んやろ。もうしんどいから明日外すわ」

かつおさんの悪い癖だ。
すぐ後回しにする。
明日、ちゃんと外してよ。
もう毎晩、1時間ごとに見に行くのはゴメンやで。

我慢できず


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昨日からの続き

なんだかどっと疲れた。
家に戻りちょっと休憩しよう。
かつおさんは来週、不燃ごみの回収日があるからゴミ出しの準備をするわと言って車庫へ出かけて行った。
先週、納屋の片付けをして出た大量のゴミを処分するためだ。
ご苦労様。

かつおさんと別れ、家に戻り、ホッとしたのも束の間、綿子さんがやって来た。
ピーンポーン
玄関を開けると「テレビのチャンネルが変わらんのや」と言う。
仕方ない。
綿子さんちに向かった。

好「綿子さん、こんな事やったらわざわざ言いに来んと電話しなよ。転んだら大変やがな。来週、退院できんようになるで」

綿「いや、居るかどうか分からんかったから」

居らんかったら諦めるしかないんだから、電話でも一緒やん!
なんでわざわざ言いに来る必要があるん?
心の中でつぶやいた。

そして納屋を通り抜けながら言った。

好「今、ツバメが来よるから、扉は開けといてな」

綿「来よるん知っとるで。ほんだから扉は開けといたで」

好「いや、さっき閉まっとったって翔ちゃんが言うとったで。ツバメが納屋に閉じ込められて困っとったって」

綿「えっ⁉そうなん?じいさんも居らんのに誰が閉めたんやろか?」

あんたしか居らんやん!!
綿子さんが入院中、納屋の扉はいつも開けてましたから。
言っても無駄なので何も言わない。
ぐっとこらえる。
犯人はいつもひとつ

気を取り直して綿子さんちの中へ。

好「ところでどのテレビのチャンネルが変わらんの?」

綿「台所と私の部屋のテレビや」

好「えっ⁉二つとも?」

確認すると台所のテレビはチャンネルが変わらなかった。
このリモコンはまだ買って半年も経ってないはず。
早くも壊れたのだろうか?
いろいろボタンを押していたら、数字ボタンは反応しなが⇧上⇩下ボタンは反応することが分かった。

好「ココを押したら変わるみたいや。面倒くさいけどココを押してな」

綿「分かった。あ~良かった~。それから私の部屋のも見てくれる?」

好「はいはい」

綿子さんの部屋のチャンネルは全く問題なく変わった。

綿「あれ~?さっきは変わらんかったのに」

どうせ台所のリモコンを押していたのだろう。
とにかく解決した。
帰り際にもう一度言う。

好「用事があったら電話しなよ。お試し中に怪我したらどうするん?」

もう何回言わせるんだ!


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