かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:美容室MUGI

昨日の続き

麦さんは話しながらも手際よく綿子さんの髪を切っていった。
10分ほどでさっぱりキレイに切り終わった。

綿「ありがとう」

「ほな、また顔見に来るわな」

麦さんが帰り支度を始めると綿子さんは家から紙袋を持ってきて麦さんに渡した。

綿「これ、私食べてないから美味しいかどうか分からんけど食べて」

と渡したのはデイサービスに持って行くように買った炭酸せんべいだった。

「ちょっと待って。これと同じものをさっきかつおさんが渡したから。これはさくら苑に持って行く用やがな」

「そうや、かつおちゃんから貰ったで」

綿「えっ?」

「それに綿子さん、これ試食して美味しいって言うとったやん。それでせんべい買うたんやん」

綿「そうやったんかな?」

1週間経つと、きれいさっぱり忘れてしまったようだ。
それにしてもあれほど麦さんにお土産買ったらと勧めても頑なに買わなかったくせに、なんなん?
ほんとツッコミどころ満載の綿子さんであった。

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10月1日 日曜日

今日は麦さん(綿子さんの妹)が綿子さんに会いに&お米を取りにやって来た。
麦さんちのお米はうちの納屋にある米の冷蔵庫で預かっていて、1袋(30㎏)ずつ持って帰っている。
先日、残りが少なくなったので24日に取りに行きたいと連絡を受けた。
が、その日は旅行に行く予定だったので今日に変更してもらったのだ。
という訳で家族旅行のことが麦さんにも伝わっていたのだ。

麦さんは9時半ごろやって来た。
まずはうちに来て手作りの栗おこわをくれた。
そして「綿ちゃんを旅行に連れて行ってくれたんやろ~。ありがとうなぁ。綿ちゃん、喜んだやろ~」
と言った。
麦さんは自分の事のように嬉しそうだ。

「しんどかったと思うけど、喜んでくれたわ。早よから旅行に行こうって言うたら、その日が来るまでそわそわするのが目に見えとるやろ。だから前日に初めて言うたんや。麦さんも黙っといてくれてありがとうございます」

麦さんにも口止めしていたのだ。

「綿ちゃん、泣いたやろ~」

「そうや、泣いたわ~」

「前の日に明日旅行に行こうって言うたら泣いて、当日の朝、翔ちゃん見てびっくりして、宝塚の駅で典さんと会うたらこれまた驚いて泣いとったわ。サプライズ3連発やったんや」

「うわ~目に浮かぶわ~」

「写真見る?」

「見る!見る!」

スマホの写真を見せながら、行った先や綿子さんの様子を話すと、とても喜んでくれた。

「良かったら送ろうか?」(麦さんはLINEを使いこなせるのだ)

「送って、送って!これ、みき(綿子さんと麦さんの妹・九州在住)にも見せてやろ~。みきもこの写真見たら泣くと思うわ~」

麦さんもみきさんも綿子さんのことを本当に大事に思ってくれている。
ありがたい。

そして綿子さんちへ。
美容室MUGIが開かれた。
髪を切りながら

「綿ちゃん、かつおちゃん達と旅行に行ったんやろ。良かったなぁ~」

綿「そうや~。良かったわ~。まさか旅行に連れて行ってくれるとは夢にも思ってなかったからなぁ。嬉しかったんや~」

「どこに行ったん?」

綿「はて?どこやったっけ?大阪やったかな」

「神戸やで」

綿「そうやったんかな?」

「神戸のどこへ行ったん?」

綿「どこ行ったんかいな?もう忘れたが」

ガクッ!!
マジか!

「宝塚行ったんやろ」

綿「あっ、そうや。行ったわ」

「典ちゃんや翔ちゃんも一緒やったんやろ」

綿「そうや。びっくりしたんや~」

言うと思い出すようだ。

ま、どこに行ったか、何をしたかは忘れても楽しかったとか嬉しかったという事は覚えているようだ。
なので良かったんじゃないかな、と思う事にしよう。
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日曜日、久しぶりに麦さんが訪問してくれた。
そしてまた、綿子さんの髪を切ってくれた。

ちょうど数日前に

「だいぶ髪が伸びたなぁ」

綿「そうなんや。ちょっとうっとうしいんや」

という会話をしたところだった。
その会話を聞いていたのか?と思うほどのグッドタイミング!
さすが麦さんだ。

天気も良かったので庭に椅子を置いてそこで散髪を始めた。
カミソリとハサミを使ってちゃっちゃっと髪をカットしていく。
麦さんは本当に器用で手際がいい。
あっという間に終わった。

「麦さんありがとなぁ。助かるわー」

「ついこの間、髪が伸びてうっとうしいって言いよったから美容院に連れていかなって思いよったんや」

「なに言いよん。美容院やもったいないわー。だってな、若い頃の半分も髪が無いのに料金は一緒やで。そんなんに2千円も3千円も払うんもったいないわー。いつでもカットしてあげるきん、美容院や行かんでええで」

なるほど、むっちゃ面白い理論だ。
正論

ありがとうございました麦さん。
またお願いします。


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綿子さんとかつおさんが買い物に出かける少し前、麦さんがやって来た。
今日退院すると伝えていたのだがさっそく様子を見に来てくれたようだ。

「綿ちゃんお帰りー。
  元気そうやないのー」

綿「ありがとなあ」

すると麦さん、綿子さんの頭を散髪してあげるといって用意を始めた。
散髪用のハサミとケープを持参していた。

助かるわー麦さん!

美容室MUGIの開店だ。

麦さんは器用に綿子さんの髪を切っていった。
わたしとかつおさんはその様子を眺めていたんだけど
麦さんから思わぬ事を聞いた。

「綿ちゃん今度からデイサービス行くんやろ。
  ほんだけど米さん、今、さくら苑におらんのや。
  こないだ転んで足の骨折ってしもて病院に入院しとんやで」

「ええっ!それほんまな?!」

「そうやで」

実は綿子さんにはデイサービスの施設に米子さんがいることは言っていなかった。
サプライズで会わせたら喜んで次からもすすんで行くようになるだろうと内緒にしていたのだ。

麦さんがしゃべってしまったのでサプライズは失敗。
しかも米子さんがいないとは....

かつおさんは頭を抱えた。

マジかーーー

綿子さんは何のことやらちんぷんかんぷん。
色んな意味で事故

まぁでもたいていの人はデイに行った先に知り合いなんていないだろうし、行けば何とかなるだろう。
それに米子さんもそのうち帰って来るんだし。
何とかなるさ、かつおさん。



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