かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:耳が遠い

昨日の続き

綿子さんとあっさり別れ、茂造さんのところへ。
デイルームに居た茂造さんを部屋に連れて行く。
このところいつもデイルームにいる気がする。
いい事だと思う。

部屋に入ると隣に新しい人が入ったことに気づいた。
人はいないがベッドが整えられ、タンスの上にも荷物が載っていた。
テレビも持ち込んでいて、そのためかベッドが仕切りのカーテンギリギリのところに設置してあった。
この方も耳が遠いのだろうか?
そうじゃなきゃ茂造さんと同室にはならないはずだよね。

茂造さんにもおやつのクリームパンを渡した。
直ぐに昼食の時間だが茂造さんには関係ないだろう。
満腹中枢がいかれてるからね。
茂造さんもクリームパンをとても喜んだ。
そして食べながら「これ食べたら家に帰れるんやろが」と言う。

「違うぞ」

そんな事はありません!
けれど茂造さんは「ご飯食べたら帰れるって言うたが!」と言い出した。
どうもスタッフがよくそう言ってるらしい。
茂造さんがうるさい時は食べ物でつるのが一番手っ取り早いのだろう。

クリームパンを食べ終えても「帰るんや、お前が車に乗せてくれんのやったら歩いて帰るわ」とわめいていた。
が、ちょうど昼食が運ばれてきた。
茂造さんをデイルームに戻し、食事を食べ始めたところで「ほな、帰るわ」と言うと、「気をつけて帰れよ」と。
やはり食べ物を与えるのが一番だ(笑)
この時間の訪問はなかなかいいね。

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次に2階の茂造さんのところへ。
今日も茂造さんは部屋で寝ていた。
同室の方もベッドで寝ているようだった。
仕切りのカーテンを閉めていたので顔は見えなかったが。

どうしよう?
隣もいる事だし、起こさず帰ろうかとも思ったが、先週も寝ていておやつを食べさせられなかったので、やっぱり起こすことにした。

「茂造さん、こんにちは。おこわ持って来たで」

「ほぉ」

入れ歯を渡し、栗おこわを渡した。

「美味いのぉ~!」

大きな声が出た。
隣の人が起きないかヒヤヒヤする。
けど大丈夫だった。
やはり耳が遠い方なのだろう。

そして今日の茂造さんは優等生!
「ありがとなぁ」を繰り返し、「気をつけて帰れよ」と言ってくれた。
いつもこうだといいのにね。

これで今日の仕事は全て完了!
はあ~やっとゆっくりできるよ~。
と思ったが、茂造さんの牛乳を届けるのを忘れたいたことに気づいた。
で、もう一度いぶきの森へ向かう事となったのだった…。
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12月22日 月曜日

茂造さんの洗濯物の回収にいぶきの森へ。
5時半頃に着いたのだが、茂造さんはすでにベッドの中だった。
目をつむって独り言の真っ最中。
今日の独り言は

茂「それは兄弟や。いや、ほんまの事言うと従兄弟や。まあ、しゃあないが・・・」

何の夢?

で、肝心の洗濯物がなかった。
タンスの中やベッドの下も覗いたが無い。
となりのタンスかな?
えっ?
その時気付いたのだが、隣に誰か入ったようだ。
ベッドの上に布団と毛布があった。
きっと耳が遠い人なんだろう。

詰め所に戻り洗濯物が無かったことを伝えると探してくれた。
まずはトイレへ。
以前、便汚染が頻繁だった時、よくトイレの大きなバケツから取り出して渡されていた。
なので、ゲッ、また便汚染?と思ったが違っていた。
そこには無かったようだ。
ほっ。
そしてスタッフさんはデイルームの奥の大きな収納扉を開けた。
そこから10個くらい袋を取り出していた。
そのうちの一つが茂造さんのものだった。
入浴後、ひとまずここに入れておいて落ち着いてから各部屋に配るようになっているのかな?
今日は配り忘れたようだ。
ま、そういうこともあるだろう。
とにかくノーマルな洗濯物でよかった。
さあ、帰って洗濯だ。
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ようやく茂造さんのもとへ。
色々話し込んだのですっかり遅くなってしまった。
ま、遅かろうが早かろうが関係ないんだけどね。

茂造さんはとっくに食事を終え部屋に戻っていた。
ベッドで横になり目を瞑っているが何やらずーーっと独り言を言っている。
デイルームの辺りからずーーっと声が聞こえていたものね。
いつも通りの茂造さんだ(笑)

部屋に入り、ベッドの横のでタンスに着替えをしまったり洗濯物を取ったりしていても全く気付かない。
自分の世界に入り込んでいるのね。
ずーーとブツブツ言っている。

隣のベッドは今日も空だった。
まだデイルームに居るのだろう。
まだわたしは一度も会ったことがない。
耳が遠くて寛容な方だといいなと思う。
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4階のスタッフさんと別れ、どんよりとした気持ちでエレベーターに乗った。
これは相当ヤバそうだ。
実際、調査に立ち会ったスタッフさんがああ言うんだから。
まさか要支援になることは無いとのんきに構えていたけど、もしかしたらもしかするかも。
それだけは勘弁してほしい。

2階に着き、ガラス扉を開けようとしていると畑田マネージャーに会った。

畑「今日、部屋を替わったんです。案内しますね」

と一緒に中に入った。
夕方かつおさんから「じいさん、近々部屋を替わる予定やって」と連絡はもらっていたが、さっそく替わったのね。
要看護が必要な人が入所することになり、詰め所に一番近い部屋、要は茂造さんがいる部屋に入ることになったので茂造さんに移ってもらったとの事だった。
と言う事はその人は耳が遠くないのだろう。

デイルームに茂造さんの姿があり、まだ食事中だった。
その横を通り抜け部屋へ案内してくれた。
新しい部屋は長い廊下の真ん中くらいの場所で、廊下の左側、二人部屋の廊下側だった。
いぶきの森は増築していて旧館と新館をつないでいる。
今度の部屋は旧館の一番端で、廊下は繋がっているが部屋は一方しか隣接していない。
なるほどここならまだマシだろう。
隣の部屋の人はうるさいかもしれないが、隣は一方だけだから。
そして多分相部屋の方は耳が遠いのだろう。
そうじゃなきゃ茂造さんと相部屋にはならないはずだもの。

畑「今日、こちらに替わったところなんです。部屋を替わるって言ったら怒るかなってちょっと心配してたんですけど、あっさり承知してくれたんですよ」

「へぇ~そうなんですね。けど今までずっと同じ部屋だったから覚えるのに時間がかかるかもしれませんね」

畑「そういえばさっき部屋の奥から出てきたようだったので隣の人のベッドで寝てたのかも」

部屋の入口とベッドの手すりに名前を書いた大きな紙が貼ってあった。
けどそんなの見てないよね。
今まで部屋の奥、窓側だったから奥に行っちゃったのだろう。
隣の人に迷惑が掛かるからはやく覚えてね。

「ところで最近、茂造さんの元気がなくてあまり喋らなくなったと聞いたんですが?」

畑「いえ全然そんなことないですよ。よく喋ってます!」

なんだそうなんだ。
良かった。
そういえばこの部屋にいてもデイルームにいる茂造さんの声が聞こえてくる。
一時的に元気がないことがあったということかな?
季節の変わり目だものね。
もう長くないかもと聞いた時は心配したが大丈夫のようだ。
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