かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:肋骨骨折

引き続き2月22日のこと

茂造さんちから戻り、遅い夕飯を食べた。
もう8時を回っている。
かつおさんには、なかなかハードな一日だっただろう。
しかしアドレナリンが出ているのか元気一杯、ご飯を食べながら今日あったことを次々と話してくれた。

「みどり整形に行ったら、みんなが「久しぶりやなぁ」って言うんや。そら、あんなに入院しとったんやから覚えとるんやろな。1年、空いたんやけどな。
先ず、受付でも言われたし、様子を聞きに来た看護師さんにも言われたし、診察室で先生にも言われたわ。
それで入院することになったら、「もう慣れとるから分かっとるとは思うけど」って言いながら説明してくれたんや。
やっぱりみどり整形に連れて行って良かったわ」
そらあもう

「ところでもう一度聞くけど、肋骨が折れただけでなんで歩けんの?オムツまでいるって言うとったけど肋骨が折れただけでそうなるん?」

「そやろ。わしもそう思うんや。けどよう分からんのや。レントゲン撮っても明らかに折れとるところは写ってなかったんや。でも先生が言うには、見えんようなところで折れとるんやって。こんな年になったらようある事なんやって言うとったわ」

「へぇ~」

「ほんま、朝からベッドから起きれんって言うし、車に乗せるのに苦労したんや」

えっ⁉

今朝、多少は心配だったので見守りカメラを見たのだが、その時は台所の椅子に座ってパンをかじっていたではないか。
その後、歩いて部屋に移動してたじゃないか。
本当によく分からない。

けれどオムツは大嫌いなはずだ。
ひょっとすると1週間後には、退院するんだと言い出すかもしれない。
せっかく入院したんだからせめて1カ月は病院にいてほしい。

かつおさんはなんだか嬉しそうだ。

「なんか喜んでない?」

「当たり前や!しばらくはじいさんの世話だけで済むんやで」

しばらくはゆっくりできそうだ。
一人になった茂造さんが心配だが、一人ならかえってしっかりするかもしれない。
とりあえずしばらくはよく注意して見守ろう。


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2月22日、水曜日

かつおさんは今日も半休を取った。
綿子さんをみどり整形に連れて行くためだ。

今回、どこの病院に連れて行こうか正直迷った。
みどり整形には多少不信感がある。
けれど一番近いし、何といっても慣れている。
綿子さんがボケていることも分かっている。
それにあのリハビリ野郎はもういない。
あの後、退職したそうだ。

  ↓リハビリ野郎について書いた記事はこちら
  
  
  
  ↓あの後とはこのことです
  
綿子さんの件があったからではなく、その前に退職することが決まっていたそうだ。
なのでやっぱりみどり整形がいいだろうと判断したのだった。

「結果が分かったら連絡してね」とかつおさんに頼んで、私は仕事に向かった。

そして10時過ぎ、かつおさんから電話がかかってきた。

「ばあさん、入院になったわ。肋骨が折れとんやって」

「あらまぁ。やっぱり昨日、ゴゾゴゾしとったんやろか?」

「それが、今日も「どこも行ってないし、打ったりしてない」って言い張るんや。そしたら先生が「もうこの年になったら骨が脆くなっとるから、ちょっとした物をふんだだけで折れたりするんや」って言うとったわ。ベッドの上に物があって、その上に寝たりしたら、肋骨が折れることもあるんやと」

「なるほど」

「ほんで、先生がこれは入院せないかんわって。本人、一人で歩けんのや。朝も車に乗せるのに大変やったんや」

「肋骨が折れただけで歩けんの?なんで?」

「よう分からん。で、もしかすると入院することになるかもと思って、パジャマやスリッパや水筒とかすぐ要るような物は初めから持って行っとったんや。あとは夜、持って行くことになっとるんや。なんで下着とか会社から戻ったら見てくれる?」

「OK」

仕事が終わるとダッシュで帰宅した。
かつおさんは結局、丸1日休んだそうだ。
そして病院に持って行く物の準備をしたり、茂造さんの夜食用のお菓子や、朝食用のパンなどを買いに行っていたそうだ。
なので下着とパジャマ以外はほとんど準備が整っていた。

「あとパジャマと下着やけど、どれを持って行ったらええかな?」

「肋骨が折れとったんやろ。手は上がるん?上がらんのやったら前開きのシャツの方がええと思うで」

「分からんが」

「何で聞いてないんや。しゃあないから、とりあえずこの間ショートステイ用に買ったやつ持って行きなよ。前開きでないといかんのやったら、また買ってこんと、きれいなパジャマは無いで。けどもう冬物は、ほとんど売ってないんと違うかな?」

肝心なことをちゃんと聞いて来いよ!
ひとまず比較的きれいなものを持って行くことにした。

「ところで茂造さんには綿子さんが入院したこと伝えたん?」

「いや、まだや。そんなん後でええが」

それは違うやろ。
6時を過ぎても綿子さんが帰って来なかったら、茂造さんが心配するじゃないか。
また以前のように外に探しに行ったらどうするんだ。
綿子さんの方には、たちまち必要なものは持って行ってるんだから、そこまで急がないじゃないか。
優先順位を考えてよ。
相変わらずたすいなぁ。
苦労の差


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