かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:肝血管腫

予約時間は14時だった。
午後からなので空いているのかと思っていたが結構患者さんがいて待合いは混雑していた。
こりゃあしばらく待たないといけないかもと思っていたら案外はやく診察室に通された。

先生「超音波検査をするのでその台の上に寝てお腹を出してください」

先生はそう言ったきりパソコンに向かって作業をしていた。
こちらは言われた通り台の上に寝て待っていた。
が、いつまで待てばいいの?
途中、看護師さんが来て、お腹を拭くペーパータオルを渡してくれようとしたが、まだ検査をしていないことに気づいて「あら、まだだったのね」とまたどこかへ行った。
そのくらい待たされたのだった。
そしてようやく検査が始まった。
ゼリー状のローションををお腹に塗って機会を当てる。
みぞおちのあたり、そして右わき腹、その後左のわき腹と当てていったのだがトータルで1分から2分ぐらいで終わった。
「はい、いいですよ」
えっ?これだけ?
健康診断の時はいったいいつまでやるの?と思うくらい長かったのに今日はあっという間に終わった。
マジか?
そんなササッと撫でるだけで分かるのだろうか?

先生の横の椅子に座り説明を聞いた。

先生「この間と大きさは変わってないですね」

「そうですか」

先生「あとは経過観察でいいと思います。健康診断は毎年受けられていますか?」

「会社で毎年受けてはいますが超音波検査は付加健診なので5年に1回なんです」

先生「そうですか」

「毎年受けた方がいいんだったらかかりつけ医に頼んでそちらで受けても大丈夫ですか?」

ハッキリ言ってここに通いたくない。
そう思って質問したが

先生「いえ、5年に1回で大丈夫です。腫瘍もそんなに大きくないし」

は?
毎年受けているか?って言うから毎年受けないといけないのかと思ったじゃないか。
ところで病名は?

「先生、これって血管腫なんですよね?」

先生「そうですよ」

すまして答えた。
ならさっさと言えよ!
こちらから尋ねるまで病名を言わないってどういう事やねん!
悪いものじゃないかずっと心配してたんだから!(かかりつけ医に紹介状の返事を見せてもらうまで)
言ったつもりだったんだろうか?
ムカムカしながらもう一つ質問した。

「12㎜と聞いてるんですがこれって小さい方なんですか?」

先生「そうです。大きいのなら5㎝とか超えてますから。このくらいなら問題ないと思いますよ」

「そしたらもうこちらへは来なくて大丈夫ですか?」

先生「はい、大丈夫です」

やった―!
もう二度と来るか!
今日の超音波検査だってほぼ意味ない気がする。
やっぱり来るんじゃなかった。
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1月28日 火曜日

仕事の帰り、かかりつけのクリニックに寄った。
薬をもらうためだ。

診察室に入ると先生に真っ先に「どう?✕✕病院行ってるの?」と尋ねられた。

「いえ、先生、前回✕✕病院へMRIを取りに行った帰りにここへ来て、あそこの先生にキレイに映ってないねって言われたってお伝えしたじゃないですか。で、3か月後に超音波検査するから来てって言われたんで、あれからまだ1回も行ってないです」




先生「ああ、そうだったね」

「なのでまだ病名が確定して無くって、ずーーっとモヤモヤが続いてるんです」

先生「えっ?肝血管腫だよ」

「えっ?」

先生「たしか✕✕病院の先生からの返事に肝血管腫って書いてあったと思うんだけど。ちょっと待ってね」

先生はパソコンを操作して✕✕病院の先生から届いた手紙のPDFを見せてくれた。

先生「ほら、ここに肝血管腫って書いてあるでしょ」

「ほんとに!でもあの先生、わたしにはキレイに映ってないから分からないねって言ったんですよ。血管腫ですとは言わなかったのに!」

先生「あはは~。けど返事に肝血管腫って書いてあるから間違いないでしょ」

「ならそう言ってくれればいいのに。ずーーっとモヤモヤしてたんですからー!!」

ホント勘弁してよ!!
この1ヶ月ずーっと心の隅に引っ掛かっていたんだから。
それにしてもやっぱりあのMRIは無駄な出費だったのね。
なんだか腹が立ってきた。
けど何はともあれ悪いものでなくて本当に良かった。

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