かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:自業自得

昨日の続き

ベッドの位置を替えたと伝えに来てくれたスタッフさんから「ちょっといいですか?」と尋ねられた。

「はい。なんでしょう?」

ス「綿子さんなんですけど、今の状態に慣れてきたみたいなんです。それで今はベッドの横にセンサーマットを敷いてるんですけど、除けさせてもらおうかと思いまして。見られたり手を出されるのを嫌がるんですよ」

そうだよね。
元々そういう性分だよね。
ちょっと元気になるとやっぱりそうなるよね。

スタッフさんの説明によると、センサーマットが鳴って急いで駆けつけても「一人で大丈夫や」と不機嫌になるそうだ。

先日からベッドの脇にはしっかりした手すりを設置してくれていて、ベッドへの乗り降りもしやすいようにしてくれている。
センサーマットを除けてもいいんじゃないだろうか。

「いいですよ。除けてください。本人が嫌がるんでしょ。分かります。もしこれで転んでも自業自得と言う事でいいんじゃないかな」

ス「じゃあ除けさせてもらいますね。とにかく手を出されるのが嫌みたいで、就寝前に見回りに来ても部屋のドアが開く音が聞こえたら、シャッとカーテンを閉めちゃうんですよ~」

うわ~目に浮かぶわ~。
これは性格なのでどうしようもないよね。
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ようやく二人が施設に戻る時間になった。
やっとやー!

かつおさんは茂造さんの手を引いて車へ向かった。
わたしも綿子さんを車まで連れて行こうとしたのだが、綿子さんは履いてきた靴を指さして「これ傷んどるんや」と言い出した。
実はこの靴、月1の洗濯時、かつおさんがズック洗いのブラシでこすって甲の部分が毛羽立ってしまっていた。
布製の靴をたわしのようなブラシでこすったら、こうなる事は予想できると思うのだが、なにせ嫌々やってるもんだから思考がストップしていたのだろう。
かつおさんはヤバいと思って毛羽立っているところをハサミで摘んで目立たなくしたんだけど、綿子さんはこれが気になってしょうがないようだ。
息子のチョンボなんだし、歩くのには全く支障がないんだから我慢しろよ。
買い替えるったって高いんだから。
もうちょっとくたびれるまではそれを履いてくださいな。
そう思うがこの毛羽立ちが嫌で仕方ないのね。
だからさっきもあんなボロの靴を引っ張り出してきてたのか。
ま、でもさっきの靴よりこっちの方が断然マシだと思うんだけどな。

けれど綿子さんはずっと「この靴みっともないが」などとよもよも言い続けた。
仕方ない。
奥の部屋にしまってあった米さんのお古の靴を取ってきた。
これもかっちゃんが米さんが亡くなった後で持って来てくれたものだ。
綿子さんと同じあゆみシューズで、ほとんど使ってなかったようで新品のようにきれいな物だった。
米さんは骨折後、歩けなくなって車いすに乗っていたから、靴は一応履くだけで歩くこともないのでキレイなままだったのだろうと思う。
が、この靴、綿子さんのより1㎝大きかった。
1㎝大きいと歩きづらいだろうし、危ないかもと思って使わずにしまっていたのだが、こうなったら仕方ない。
綿子さんは嬉しそうに米さんの靴を履いた。
甲にマジックテープのベルトがあるので

「この靴、こっちのより1㎝大きいからな。しっかりベルト締めて履きなよ」

綿「分かった」

綿子さんはとても嬉しそうだ。
けどちゃんと締めて履いてくれるだろうか?
ま、転んだら自業自得と言う事でお願いします。
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蒸しパン2個を食べ終えたタイミングでピーナッツせんべいを出した。

「これも食べる?」

綿「ええん?私コレ好きなんや~」

知ってますって。
だから持って来たんです。

綿「これ置いといて晩に食べるわ」

「だから!置いとくのはダメなんやって。今、食べんのなら持って帰るで」

綿「いや、でもみんな持っとるがな」

「それはルールを破っとる人やがな。そういう事をする人がおるから「食べ物を置いて帰らないでください」って掲示が増えとるんやで。うちは禁止されとることを破ることは出来んから。見つかってここを追い出されたら困るやろ」

綿「そうな」

明らかにテンションが下がった。
が、仕方ない。
これ何回も言うとるで。
こっちも言いたくないんやで。
いい加減理解してほしい。
毎回毎回、トライするなー!

結局綿子さんは渋々食べはじめた。
その間に洗面台が汚れていないかチェックしたりしていた。
花瓶の水を換えるので葉っぱなどが排水口に詰まってないかとか見ておかないと。
すると綿子さんがすかさずティッシュを1枚取り、せんべいを包み始めた。
急いでかつおさんに合図を送る。

「ばあさん!なにしよんや!」

綿「晩に食べるわ」

「イカンって言うたやろが!」

またも渋々食べ始めた。
で、結局2枚食べたところまでは確認したのだが、残りの1枚はティッシュに包んでポケットに入れたようだ。
ちょっと目を離した隙に。
あっという間になくなったし、ティッシュも消えたので間違いないと思う。

「全部食べたんか?」

綿「食べた」

嘘つけ!
そんな短時間で食べ終わる訳ないやんと思うが、わたしもかつおさんもこのやり取りに疲れていたのでポケットを探ることまではしなかった。
ティッシュに包んだせんべい1枚なら他人にあげることもしないだろう。
綿子さんがこっそり食べてのどに詰まらせたときは自業自得という事で…。

綿子さんはバレて取り上げられたら嫌だと思ったのか「そろそろ下におりんと。風呂に入らないかんから」と言い出した。
これはラッキー!
今日は早々に面会終了だ!
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昨日の続き

結局ピンクの靴の謎は分からないままだ。
スタッフさんもおかしいとは思ったようだが事情は知らなかった。
スタッフさんはついでに最近の綿子さんの様子を教えてくれた。

綿子さんは歩行器を使えば割と歩けるようになったのだが、一人で移動していてもしものことがあると怖いので動くときはスタッフを呼ぶように伝えてあるのだそうだ。
それは忘れずに守ってくれるのだが「なんで私だけいちいち人を呼ばないかんのや!」とか「一人でも大丈夫やのに!」って文句を言うようになったそうだ。
スタッフとしても呼ばれたらなるべく速く駆けつけるようにはしているが、いつもすぐ対応できるとは限らない。
綿子さんを待たせることもどうしてもある。
それが気にいらないようだ。
やりたいことがすぐ出来ず文句を言うらしい。
そして一人で勝手に動いている事もあるそうだ。
その時はそっと離れたところから見守っているそうだ。
「勝手に動いたら危ないでしょ」とでも言おうものなら怒り出すからだ。
それにあまり手を出すと「ええ!」と振り払うそうだ。
なのである程度好きにさせてます。
また転ぶリスクもあるのですがそこはご承知くださいとの事だった。
それはもう、転んでも自業自得ですから。
それより申し訳ありません。
ご迷惑をかけるんじゃない!!!

ホント最近我が強くなったなぁと思う。
これも痴呆のせいなのか。
悲しい事だ。


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7月13日 土曜日

夕方、かつおさんといぶきの森へ綿子さんの様子を覗きに行った。
綿子さんが先週の土曜日に腰の骨を折ってから今日でちょうど1週間だ。

いぶきの森に着いたのはちょうど4時頃だった。
ホールには入浴を終え、4階へ戻り始めた入所者さん達が大勢いた。
エレベーターの前に並んで順番を待っている。
あちゃ~失敗したなぁ。
もうちょっと時間をずらせばよかった。

仕方ない。
階段で4階まで上がった。
今日はお茶のペットボトルを15本ほど持参していた。
先日からちょこちょこ持って来ていたが、毎日2本のペースで飲ませる予定とのことなのでそろそろ無くなる頃だろう。
在庫を気にして度々持ってくるのも面倒なのでかつおさんがいるときに1週間分持って行こうと思ってのことだ。
15本という事は7.5リットル。
つまり7.5キロだ。
それをもって4階まで上がるのはかなりしんどかったようだ。
実は今日のお昼は実家の両親と会食に行きかなりお酒を飲んでいた。
なのでかつおさんは4階に到着する頃にはヘロヘロになっていた。
夕方いぶきの森に行くからと伝えていたのにしっかり飲んだかつおさんの自業自得だ。
老人に片足突っ込んでる介護者

4階のスタッフさんにお茶を持ってきましたと伝えるとまだ結構残ってるんですと言うではないか。
どうも1日1本しか飲んでいないようだ。
詰め所にはまだ4本ほど残っていた。

「これどうしましょうか?場所をとるから綿子さんの部屋のタンスに入れておきましょうか?」

ス「そうしてもらえますか」

という事で綿子さんのタンスの棚に入れておくことになった。
その方が残りが把握しやすくていいかも。

綿子さんは今日もテレビを見ていた。
テレビを持って来てホント良かったと思う。
綿子さんはわたし達に気づくと「来てくれたんな~。ありがとなぁ」と涙ぐむ。

「どんなんな?」

綿「まだ痛いなぁ」

「じっとしときなよ」

綿「昨日ハルちゃんが子連れて来てくれたんや~」

「よかったなぁ」

綿「嬉しかったんや~あの子のしたい事が色々あるやろうに来てくれて。その気持ちが嬉しゅうて~」

また涙ぐむ。
そうやってわたしと綿子さんが会話している間もかつおさんは青い顔をしてぐったりしている。
綿子さんがイタタタと言いながらベッドの上で動いた。

綿「おまえ座れ」

かつおさんを座らせてあげようと横に移動していたのだ。
綿子さんに心配されるくらい死にそうな顔をしていたのだ。
ダメだこりゃ。
ということで早々に帰宅したのであった。


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