昨日の続き
そして話題は綿子さんのボケっぷりに移っていった。
かつおさんが「何回ケガをしても養生や用心が出来んのや。去年はデイサービスに行くようになってちょっとマシになったけど、一昨年は年間300日くらい入院しとったんや」と言うとかっちゃんもゆきちゃんも驚いていた。
か「普通の人やったらまた転んだらイカンと思うてやめとくやろ。けどばあさんはそれが出来んのや。思いついたらやらな気が済まんのや。それでケガしてはわしに病院に連れて行けとか言うやろ。ほんま、ばあさんのせいで何日会社休んだことやら。こないだやって買わなイカン物やないのにビッグまで歩いて行ってこけて、それで歩けんようになったんや。それで何かに掴まらんと歩けんくせに畑へ行くんや。ビックリやろ!もう限界や。」
かっ・ゆ「かつおも大変やったんやなぁ」
か「米さんはそんなこと無かったんやろ?」
かっ「お母さんもじっと出来ん人やったから、しょっちゅう、うちに自転車で来よったんや。(かっちゃんちは米さんちから自転車で5分くらい)それで帰りに逆の方向いて行こうとするから慌ててそっちと違うでって言うたら、ちょっと遠回りして帰ろうと思うたんやってさらっと口から出まかせを言うんや」
か「そうや!うちのばあさんもそれなんや!すぐ話し合わしてさら~っとウソを言うんや。だからあんまり長いこと一緒に居らん人はボケとるって気が付かんのや!」
ゆ「あれはウソと違うんや。ホンマに本人はそう思うとるんや」
好「えっ?そうなん?」
ゆ「そうやで。だから全然悪気はないんや。その分困るけどな」
か・好「はぁ~」
かっ「それでそのうち買い物に行ったら帰り道が分からんようになってな。ビッグに行って、帰りに逆方向に行ってしもたらしいんや。そしたら海に出たんやと。それでこりゃ違うわ、反対向いて走ったら帰られるやろうと思うて自転車こいどったら戻れたんやって言うてな。ゾッとしたんや」
本当に恐ろしい。
そのまま迷子になったら近所の人が総出で探し回ることになっていただろう。
それにその事を得意そうに話している時点でかなりヤバいじゃないか。
そんなことがあり光三さんがこのままだと近所に迷惑をかけるからと入所させることを決めたそうだ。
か「やっぱり動けるボケが一番厄介やんな!」
かっ・ゆ「そうやがな。帰り道が分からんようになったら困るんやから家で居りなよって言うてもじっとしとけんでな」
か「ほんま一緒や!ばあさんはまだ家が分からんことはないけど、じっとせえって言うても言う事聞かんし、パジャマでウロウロして恥ずかしいんや」
好「いろんなことが面倒くさいんやろな。炊事や掃除は面倒くさい。着替えるのも面倒くさい。けど畑に行くのは好きなんや」
か「パジャマで畑に行くんやで。それでドロドロのままベッドで寝るんや」
かっ「そういえば前にここに来たとき、上は普通の服やったけど下はパジャマやったわ」
か「そやろ。そんなんも恥ずかしいと思わんようになるんやなぁ」
どんどん綿子さんの悪口が出てくる。
か「じいさんが入所して居らんようになって、もっと酷くなってきたわ。家で居ったら好きなもんを好きなだけ食べてぶくぶく太って」
ゆ「ええっ!あの年で!すごいなあ」
好「食欲は旺盛なんや。一時は毎晩ビールも飲んどったし。太り過ぎを指摘されてしばらくは止めとったけど、まただんだん復活してきとったし」
かっ「綿ちゃんビール飲むん?」
か「飲める口なんや。じいさんが居った時はそこまで飲んでなかったんやけどな。居らんようになったら我慢することもないんやろ」
かっ「お母さんも食欲は落ちんのや。よう食べるんで」
好「数くんが言うとったけど胃腸が丈夫な人は長生きするんやって」
か「こりゃあ二人ともまだまだ死にそうにないな」
かっ・ゆ「そうや、まだまだ生きるで~」
か「うわ~こわ~」
好「ところで光三さんはどうなん?」
か「一時はしょっちゅう電話がかかって来とったけど、ぱったりかかってこんようになったんやけど?」
かっ「そやろ~。しょっちゅう電話かけて来とったやろ~。でもやっと慣れて落ち着いたみたいで、かけてこんようになったんや。ほんま一時は電話恐怖症になったわ~。時間とか関係なくかけてきて、夜中の3時とかに電話が鳴ったりして困っとったんや。電話の音がしたら動悸がするようになっとったんや」
か「うわ~分かるわ~。ばあさんは電話かけんと直接うちに来るんや。大した用でもないのに。ザッザッって足音が聞こえてきただけで心臓がキューってなっとったんや」
かっ「そうや。私もや!」
ゆ「今は落ち着いて元気にやっとるわ」
好「それは良かった」
か「おじさんはナンボになるんかな?」
ゆ「96や」
好「うわ~すごいなぁ」
か「じいさんもそこまで生きそうやなぁ。こわ~」
ゆ「かつおもまだまだ親の世話から逃れられんな」
か「お互いな」
とにかく茂造さんの家系も綿子さんの家系もかなり丈夫な遺伝子を持っているようだ。
光三さん以外みんなボケてはいるが胃腸が丈夫で食欲は全然落ちていない。
まだまだ長生きしそうだ。
嬉しいような、恐ろしいような。
それにしてもこの3人(かつおさん、かっちゃん、ゆきちゃん)は、そのハイブリッドなのでもっと最強では?
末恐ろしい…。
続く

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そして話題は綿子さんのボケっぷりに移っていった。
かつおさんが「何回ケガをしても養生や用心が出来んのや。去年はデイサービスに行くようになってちょっとマシになったけど、一昨年は年間300日くらい入院しとったんや」と言うとかっちゃんもゆきちゃんも驚いていた。
か「普通の人やったらまた転んだらイカンと思うてやめとくやろ。けどばあさんはそれが出来んのや。思いついたらやらな気が済まんのや。それでケガしてはわしに病院に連れて行けとか言うやろ。ほんま、ばあさんのせいで何日会社休んだことやら。こないだやって買わなイカン物やないのにビッグまで歩いて行ってこけて、それで歩けんようになったんや。それで何かに掴まらんと歩けんくせに畑へ行くんや。ビックリやろ!もう限界や。」
かっ・ゆ「かつおも大変やったんやなぁ」
か「米さんはそんなこと無かったんやろ?」
かっ「お母さんもじっと出来ん人やったから、しょっちゅう、うちに自転車で来よったんや。(かっちゃんちは米さんちから自転車で5分くらい)それで帰りに逆の方向いて行こうとするから慌ててそっちと違うでって言うたら、ちょっと遠回りして帰ろうと思うたんやってさらっと口から出まかせを言うんや」
か「そうや!うちのばあさんもそれなんや!すぐ話し合わしてさら~っとウソを言うんや。だからあんまり長いこと一緒に居らん人はボケとるって気が付かんのや!」
ゆ「あれはウソと違うんや。ホンマに本人はそう思うとるんや」
好「えっ?そうなん?」
ゆ「そうやで。だから全然悪気はないんや。その分困るけどな」
か・好「はぁ~」
かっ「それでそのうち買い物に行ったら帰り道が分からんようになってな。ビッグに行って、帰りに逆方向に行ってしもたらしいんや。そしたら海に出たんやと。それでこりゃ違うわ、反対向いて走ったら帰られるやろうと思うて自転車こいどったら戻れたんやって言うてな。ゾッとしたんや」
本当に恐ろしい。
そのまま迷子になったら近所の人が総出で探し回ることになっていただろう。
それにその事を得意そうに話している時点でかなりヤバいじゃないか。
そんなことがあり光三さんがこのままだと近所に迷惑をかけるからと入所させることを決めたそうだ。
か「やっぱり動けるボケが一番厄介やんな!」
かっ・ゆ「そうやがな。帰り道が分からんようになったら困るんやから家で居りなよって言うてもじっとしとけんでな」
か「ほんま一緒や!ばあさんはまだ家が分からんことはないけど、じっとせえって言うても言う事聞かんし、パジャマでウロウロして恥ずかしいんや」
好「いろんなことが面倒くさいんやろな。炊事や掃除は面倒くさい。着替えるのも面倒くさい。けど畑に行くのは好きなんや」
か「パジャマで畑に行くんやで。それでドロドロのままベッドで寝るんや」
かっ「そういえば前にここに来たとき、上は普通の服やったけど下はパジャマやったわ」
か「そやろ。そんなんも恥ずかしいと思わんようになるんやなぁ」
どんどん綿子さんの悪口が出てくる。
か「じいさんが入所して居らんようになって、もっと酷くなってきたわ。家で居ったら好きなもんを好きなだけ食べてぶくぶく太って」
ゆ「ええっ!あの年で!すごいなあ」
好「食欲は旺盛なんや。一時は毎晩ビールも飲んどったし。太り過ぎを指摘されてしばらくは止めとったけど、まただんだん復活してきとったし」
かっ「綿ちゃんビール飲むん?」
か「飲める口なんや。じいさんが居った時はそこまで飲んでなかったんやけどな。居らんようになったら我慢することもないんやろ」
かっ「お母さんも食欲は落ちんのや。よう食べるんで」
好「数くんが言うとったけど胃腸が丈夫な人は長生きするんやって」
か「こりゃあ二人ともまだまだ死にそうにないな」
かっ・ゆ「そうや、まだまだ生きるで~」
か「うわ~こわ~」
好「ところで光三さんはどうなん?」
か「一時はしょっちゅう電話がかかって来とったけど、ぱったりかかってこんようになったんやけど?」
かっ「そやろ~。しょっちゅう電話かけて来とったやろ~。でもやっと慣れて落ち着いたみたいで、かけてこんようになったんや。ほんま一時は電話恐怖症になったわ~。時間とか関係なくかけてきて、夜中の3時とかに電話が鳴ったりして困っとったんや。電話の音がしたら動悸がするようになっとったんや」
か「うわ~分かるわ~。ばあさんは電話かけんと直接うちに来るんや。大した用でもないのに。ザッザッって足音が聞こえてきただけで心臓がキューってなっとったんや」
かっ「そうや。私もや!」
ゆ「今は落ち着いて元気にやっとるわ」
好「それは良かった」
か「おじさんはナンボになるんかな?」
ゆ「96や」
好「うわ~すごいなぁ」
か「じいさんもそこまで生きそうやなぁ。こわ~」
ゆ「かつおもまだまだ親の世話から逃れられんな」
か「お互いな」
とにかく茂造さんの家系も綿子さんの家系もかなり丈夫な遺伝子を持っているようだ。
光三さん以外みんなボケてはいるが胃腸が丈夫で食欲は全然落ちていない。
まだまだ長生きしそうだ。
嬉しいような、恐ろしいような。
それにしてもこの3人(かつおさん、かっちゃん、ゆきちゃん)は、そのハイブリッドなのでもっと最強では?
末恐ろしい…。
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