かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:花

そして次のイベントへ。
今日はお花を持って来たのだ。

「綿子さん、今日はお花を持って来たんや。施設の人に部屋に飾ってもええって許可も貰ったんや。綿子さんなら大丈夫でしょうって許可が出たんや。はい、これ」

今日持って来たのはピンクのミニバラと白いオルラヤだ。
どちらもうちの庭に咲いていたものだ。

綿「うわ~キレイや~」

「それでこれが花瓶な。一応3つ持って来たから花に合わせて使い分けてな」

3つ用意した花瓶はどれも割れない素材のものだ。
一つはぱっと見、ガラスのようなプラスチック製の筒状のもの。
これは100均で見つけた。
あとは綿子さんちの食器棚からプラスチック製のマグカップとステンレス製のカップを持って来た。
この二つは背が低くて広口だ。
あとこれらを入れておくケース(100均で購入)と雑巾も持って来た。

綿「うわ~ホンマにええん?」

「OK貰ったから大丈夫やで」

「ばあちゃんのセンスで活けて見せてよ」

ちゃんとハサミも持って来た。

綿子さんは無茶苦茶真剣な顔をしてバラとオルラヤを組み合わせ輪ゴムで留め、根元をハサミで切り落とした。
ガラスっぽい花瓶に活けて「どう?」と言った。

「ええやん!ばあちゃんてお花習いよったん?」

綿「いや、習ったことは無いなぁ」

「へぇ~それでコレなんやったら、やっぱりセンスがええんやなぁ」

綿子さん褒められてとても嬉しそうだ。
それにやっぱりお花は大好きなのね。

綿「廊下の鉢植えも水をやったり世話するんは私だけなんや。他の人は全然せんのや」

これ、文句を言ってるようで実は自慢だと思ってる(笑)

「とにかく倒して水をこぼさんように気をつけてな。花瓶は割れんものにしたからええけど、水こぼしたら危ないからな。もしこぼしたらこれで拭くんやで」

と雑巾を見せ

「ここに吊っとくからな」

綿「分かった」

「毎週、お花を持って来るから。1週間はこの花の世話をしてやってな。傷んできたらこっちの低い花瓶に替えたりとか適当にやってな」

綿「ほうな、ありがとう」

ここで問題なのがハサミだ。
傷んだ茎を切るために必要だが部屋に置いてはおけない。
以前は詰め所で預かってもらってて必要な時に声をかければ渡してもらえると聞いたが、今回はそこまで話を詰めてなかった。
なのでスタッフさんに「これ詰め所で預かってもらうことってできますか?」と聞いてみたが「ちょと…」と断られてしまった。
ハサミ問題はおいおいとしよう。
毎日水を替えたら切る必要もなく1週間もつかも知れないし、様子を見ようと思う。

とにかく綿子さんは部屋に生のお花がある事が嬉しいようだ。
タンスの棚に飾ったのだが「そこやったら寝転んでも見えるわ」と嬉しそうに言っていた。
花ひとつで生活が潤うのね。
ホント持って行って良かった。
来週はどの花を持って行こうかな。
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7月2日 日曜日

今日もかつおさんは営農集団の仕事で出かけて行ったので、わたしは裏庭の草抜きをした。
朝の9時ごろから11時頃までせっせと抜いていたのだが、さすがに暑くて中断し、続きは夕方にしようと、そのまま放置していた。
そして夕方、再開しようとして気付いた。
わざと抜かずにそのままにしていた花が抜かれている。
午前中の草抜き中、雑草の中にスミレとオキザリスが生えているのを見つけたので、後で移植しようと抜かずにおいておいたのだ。
ごっそり抜かれていて暑さでしなびてしまっていた。
きっと綿子さんの仕業だろう。
それにしても他の雑草はそのままなのに、なんでわざわざ花だけ抜くんだ⁈
雑草と花の区別もつかないのか?
むっちゃがっかりだ。
普段は何もしねえのに

そういえば昨日気付いたのだが、納屋のツバメは巣立ったようだ。
巣には1羽もいないが、近くの電線にツバメが6羽とまっていた。
そして時折、納屋に入って来てくるっと回って出て行く。
なんだか楽しそうに飛んでいた。

そして今日も巣には1羽もいない。
無事、巣立ったのね。
これでやっと納屋の扉のチェックから解放される!

しかし、夕方巣に1羽のツバメがじっと座っているのに気付いた。
実は納屋にはもともとツバメの巣は3個ある。
毎年、新しい巣を一から作るのではなく、古い巣をリフォームして使っていることが多いのだが、今年も以前からある巣を使っていた。
そして今日は、昨日まで使っていた巣ではなく、他の巣に座っていた。
もしかしてまた卵を産んだのだろうか?
なんだか嬉しくもあり、まだまだ扉チェックが続くのかとがっかりした気持ちで複雑だ。


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6月20日 火曜日

仕事から戻り、庭の花や木に水やりをしていると綿子さんがやって来た。
手にハサミとバケツを持っている。
わたしには気付いて無いようだった。

「綿子さん、何しよん?」

と声をかけると驚いた顔をした。
そして

綿「いや、今、行っとるとこ(さくら苑のこと)にな、花が無うて淋しいんや。だからうちから持って来てあげるわって言うたんや。ちょっと貰うわな」

おいおい!
自分の育てた花と違うやん!
他人のふんどしで相撲を取るなよ!
それに本当は黙って採るつもりやったろ。

言いたいことはあるがグッと我慢。

「ほうな。どうぞ」

水やりを終え、納屋へ行くと軒下にさっきのバケツがあった。
紫陽花やひまわりなどかなりの量の花がさしてあった。
これでちょっとかよ!
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※隠れて良く見えないが紫陽花は10本以上はあった
IMG_3340


綿子さんは元々あまり花を育てたりしていない。
植えるスペースはいくらでもあるが、植えてあるのはハマナスとアガパンサスとカンナだけだ。
昔は菊や百日草など仏壇用の花は育てていた時もあったが、今は皆無だ。

なのでこんなに花を活けるようになるとは思わなかった。
ましてや他所にまで持って行くなんて。
昔、小学生の頃、庭の花を摘んで学校に持って行ってたっけ。
先生に「ありがとう」と言われて嬉しかったのを思い出した。
綿子さんも同じ気持ちなのかな?
仕方ない、目を瞑ろう。
けど明日忘れずに持って行ってくださいね。


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