かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:落ち着いた

昨日の続き

綿子さんの面会を終えると、さあいよいよ茂造さんの番だ。
わたしとハルちゃんは結構ワクワクしていた。
孫に向かって「やらせてくれ!」って言うかな?
想像するだけでおもしろい(笑)

が、茂造さんのおサルタイムはすでに終了していた。
2~3日で収まったんだそうだ。
残念!
見てみたかったのに。
看護師の黒田さんによるとこういう季節の変わり目は何かとおかしくなる人が多いんだそうだ。
体調を崩す人だけでなく精神的に不安定になる人も多く、要注意なんだそうだ。
茂造さんみたいにさかりがついたようになる人もたまにいるそうだ。
へぇ~。
けれど茂造さんみたいに「やりたいんや!」と口に出す人はいないんじゃないかなぁと思う。
ほんと茂造さんは自分の気持ちに素直だ(笑)

今日の茂造さんはおサルではなくなっていたが、まだちょっとおかしかった。
ゆうくんを見て「これ誰や?かつおか?」と言ったのだ。
マジか⁈
いつもゆうくんの名前だけは間違えなかったのに。
その上「これわしの子やろ?」と言い出した。
違います!!
ひ孫です!!
茂造さんの子な訳ないやん!

「違うで!茂造さんのひ孫やで。ゆうきや。いつも写真見よるやろ?」

「おう写真か。写真持っとるぞ。見るか?」

ポケットからゆうくんのアルバムを取り出した。

「ほらここに『ゆうき』って書いてあるやろ」

「お~ひ孫か~」

まだまだ本調子ではないのだろう。
けどおサルタイムは終わったようでなによりだ。
ここを追い出されたら困るもの。
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昨日の続き

その後4階の綿子さんのもとへ。
綿子さんはデイルームにいた。
わたし達が来たことに気づくとすくっと立ち上がり傍へ寄って来た。
歩行器を使っている。
なんとか気持ちは落ち着いたのかな?
良かった~。

みんなで部屋へ移動中、綿子さんの目線の先はずっとゆうくんだ。

綿「よう来てくれたのぉ~」

目じりが下がっている。
そして部屋に着くとサッサとベッドに腰かけ「はい」と両手を前に出した。
ここにゆうくんを乗せろという事らしい。
これ茂造さんとそっくりだ(笑)
ゆうくんを抱かせると満面の笑みだ。

綿「うわ~また重んなったな~」

しばらくゆうくんと触れあい、いつもの会話「私の年金で~」「ありがとなぁ~」を交わしたあとはおやつタイムだ。
綿子さんにも栗のカップケーキを渡した。

綿「うわ~美味しそうや!」

一口食べると驚いたような顔をする。

綿「ほんま、美味しいわ~」

こんな美味しいもの生まれて初めて食べたというような顔をする。
オーバーな。
そして夢中で食べていた。
カップをなめるようにとてもきれいに食べた。
ホント茂造さんとそっくりじゃん(笑)
ていうか茂造さん以上に名残惜しそうにいつまでもカップの隅をほじっていた。
二人ともかなり気に入ったようだ。
また買って来なくては。
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