かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:行動開始

綿子さんはしばらくリビングでじっとしていたのだが、またも行動を開始した。
仏壇の前に行って何やらゴゾゴゾしている。
何をしているのかと思ったら、経机の引き出しを開けて中を物色していた。

「何しよん?」

声をかけるとビクッと驚いたようだった。

綿「いや、皆がいつ死んだんやったかと思うて」

???
さっきは仏壇を参るのを渋っとったくせに?
死んだ日なんか気になるの?

綿「為五郎さんが死んだん、いつやったんかいの?そこの位牌の裏みたら書いとると思うんやけど」

仏壇には位牌が4つ並んでいる。
わたしにはどれが為五郎の位牌か分からない。

「どれ?見てあげるわ」

綿「どれか分からんのや」

はぁ?
戒名も覚えてないんかい!
本当に死んだ日が気になっていたのかしら?
ひょっとして適当なことを言って誤魔化しているだけで、本当は引き出しの中にマッチや小銭がないか探していたのではと勘ぐってしまう。
やっぱり目が離せない。

そして麦さんが仏壇にお供えしてくれていたみかんゼリーを見て「コレ持って帰って、いつも世話になっとる人に配ろうと思うんや」と言い出す。
だから!ダメだってば!
食べ物をかってに人に配っちゃダメなんです!!
何回言うたら覚えるんや。

その後もまっすぐリビングに戻らず、隣の部屋へ。
この部屋は今、ほぼ物置と化していた。
綿子さんやフネさんの古いタンスや使わなくなったベビー用品が置いてある。
綿子さんはそのタンスを開けて中を覗く。
そこは変わってませんから。
サイズの合わない服しか入ってないよ。
そしてフネさんのタンスまで開けている。
フネさんの物なんか着ないでしょ。
何がしたいんだ?
けれど今回、自分の部屋には一度も行かなかった。
なんで?
隣の部屋で茂造さんが寝ていたからな?
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食後は皆でリビングに移動した。
ゆうくんはこの家には滅多に来ないから色々気になってしょうがない。
あちこちウロウロ。
引き出しを開けてみたり、障子を触ってみたり、楽しそうだ。
綿子さんはそれを見て目じりを下げていた。
が、次第にゴゾゴゾと行動を開始した。
ゆうくんが開けた引き出しにハサミが入っていたのを見逃さなかったようだ。
引き出しからハサミとマジックを取り出した。

綿「これ、あそこに持って帰るわ」

「いかん、いかん!刃物は危ないから持ち込み禁止やからな!絶対持って行ったらいかんで!」

綿「いや、でも~」

「ハサミが使いたいときはスタッフに言うたら貸してくれるから」

綿「別に危ないことないのに」

「ばあちゃんが大丈夫でも他の人は分からんやん。あそこはボケた人もようけ居るから。ばあちゃんとタンスから勝手に取って使うかもしれんやろ」

「そうやがな。だから禁止されとんや。お花を活けるときに使っとるハサミも1回、1回持って行って、持って帰っとるのもそういう訳やがな」

綿「はあ~~」

体全体でため息をつく。
が、ハサミはダメですから!

綿「ほなこれだけ持って帰るわ」

「いや、マジックやってスタッフに言うたら貸してくれるで」

綿「皆も持っとるのに」

そんなもの持って行ってどうする?
綿子さんが握っているのはマッキーの太いやつだ。
それにマジックを持って行ったところで紙が無いのに。
持って行くならノートとボールペンにすればいいのに。
綿子さんは持って帰ると譲らない。
面倒くさくなって取り上げるのはあきらめた。
ま、マジックなら危険はないだろうからそのうちこっそり回収しようと思う。

その後も爪切りを引っ張り出してきて「これ持って帰るわ」と言い出す。
それも刃物だからダメだってば。
とにかく何か持って帰りたくて仕方ないのね。
勘弁してよ。
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