かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:要注意

昨日の続き

しばらく4人で過ごし、

好「じゃあ、そろそろ帰るわ」

茂「ほうか、そしたらわしも一緒に行くわ」

好「そうな。そしたら一緒に行こう」

みんなでぞろぞろとデイルームに向かって歩いた。
茂造さんの席まで来たので椅子を引いて座らせてあげようとしたら

茂「そこまで一緒に行くわ」

ん?
ひょっとして一緒に帰ろうとしてる?
ちょっと用心しながらガラス扉を出た。
やはり一緒に出ようとする!

好「茂造さんはここまでやで。外には出られんで」

茂「なんでや!ええやないか!」

無理矢理出ようとする。
スタッフさんが飛んできた。

ス「ここからは出たらダメよ」

茂「ほうか」

好「ほなまたね」

意外とあっさり引き下がった。
良かったーーー!!
そしてゆうくんに向かって「バイバ~イ」と手を振ってくれた。
ほっ。
やはり別れ際は要注意だね。
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昨日の続き

そろそろかつおさんは額の傷を診てもらいに病院へ行かなければいけない。
カワハギの煮付けを半身残した。

好「どしたん?」

か「せっかくの美味い魚やのにゆっくり食べたいが。晩に取っとくんや」

普段、カワハギなんかめったに買わない。
だって高いもの。
今日は茂造さんのために張り込んだのだ。
かつおさんは半身が残ったお皿に大事そうにラップをかけていた。
それを見た茂造さんが

茂「それ要らんのやったらくれ!」

か「要らんのと違うわ!これはわしのや!」

似た者親子だ(笑)

茂造さんは食後しばらくおしゃべりしていたが、ずっと座っているのもしんどいというのでベッドへ連れて行った。
やれやれ、やっと一息つける。
が、茂造さんは寝たわけではない。
ベッドで横になっただけで、また独り言が延々続いていた。
寝てないうちは気をつけないと起きてくるかも知れない。
一人で動いて転んだらいけないので注意が必要だ。
なんてったってこの家は段差が多いから。

洗い物をしていたら水の音で茂造さんの声がかき消されてしまうので、リビングで一息つくことにした。
リビングにいても扉を開けておけば茂造さんの声が聞こえてくる。
結局30分以上独り言が続いていたが、その後やっと静かになった。
今のうちに綿子さんの入院用品の準備だ。
持って行くもの全てに名前を付けないと。
今後、いぶきの森へ移っても大丈夫なようにしておこう。
いぶきの森では持ち物にちゃんと名前を付けておかないと、誰のものか分からなくなって困るそうだ。
痴呆の人が多いので、本人にも分からない。
その上、手癖の悪いボケ老人もいて、他人のタンスを勝手に開けて、取っていく人がいるそうだ。
なので普段タンスは壁に向けて置いてあるそうだ。
そんなわけで名前は必須なのだ。

続く
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引き続き7月14日のこと

綿子さんちで冷蔵庫に食料品をしまっていると桃がないことに気付いた。
火曜日に麦さんが届けてくれた桃だ。
8個あってそのうち2個をわたし達にくれた。
残り6個のうち仏壇に3個、あと3個あったはず。
冷蔵庫には一つも無かった。仏壇には2個残っていた。
この3日で4個も食べたのだろうか?
どこかに置き忘れていたら大変だ。

綿子さんに尋ねると
「毎日、半分ずつ食べよんや」
と言う。
だったら2個くらいしか減ってないはずだ。

好「仏さんに3個あげたんやろ?他の桃はどこに置いたん?」

綿「仏さんのは一つさげて食べたんや」

イマイチ話がかみ合わない。

好「そしたら初め8個あったやろ。2個うちにくれたやん。残り6個のうち3個は仏さんにあげて残り3個はどこに置いたん?」

綿「仏さんのは一つ食べて~」

好「そうや。仏さんには2個残っとるけど他のは?どこ?」

綿「ええと~?」

本気で分からないようだ。

好「ひょっとして隣の秀樹さんちに持って行ったん?」

綿「あ!そうや。こないだスイカ貰ったから2個持って行ったんや。秀樹さん居らんかったから娘さんに渡してな」

好「それやったら計算が合うたわ」

やれやれだ。
2、3日前のことだがすっかり忘れていたようだ。
とにかく判明してよかった。
どこかで腐って汁が出ることはないことが分かってホッとした。
夏場の果物は要注意だ。
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