かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:覚えてない

茂造さんはおやつのドーナツを「美味いのぉ~」とご機嫌で食べた。
相部屋の方のことなどまるで目に入らないようだ。
きっと食べてる最中だからという訳じゃなく、興味ないからだと思う。

おやつを食べ終わると「家の者は元気か?」と言い出した。
あら、珍しい。

「綿子は元気か?長いこと会うてないのぉ」

「えっ?先週も先々週も会うたやん。会いに来てくれたやん」

茂造さんはポカンとした。
全く覚えてないのね。
そして話題をかえてきた。

「お前どこから来たんや?」

「横浜や」

「遠いのぉ」

すんなり受け入れた。
まさか『横浜』が通ると思ってなかったのでびっくり。
やっぱりかつおさんのことももうよく分からないのね。

しかし『横浜』効果は絶大。
連れて帰ってくれとは一度も言わず。
それどころか「気をつけて帰れよ」と気遣ってくれた。
いいじゃん『横浜』
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今日、持って来た花は紫陽花だ。
なるべく小ぶりな花がついた枝を2本、青とピンクを用意した。

綿「うわ~キレイや~!買うてきたんな?」

「いやいや、うちの庭のやで」

綿「ほうな」

綿子さん、一昨年、大量に盗っていったやん。
覚えてないんかい。
うちの庭の紫陽花はうずあじさいという品種で花がコロンとしていて一般的な紫陽花とは少し花の形が違う。
なので見たら分かるやろと思うのだが忘れてしまったのか?

「ここに持って来よる花は全部庭に咲いとった花やで。買うたのは一つも無いで」

綿「そうな」

ちなみに綿子さんちの庭は純和風で花は椿とツツジそれと金木星とツワブキくらいしかない。
なので今、咲いているものはない。

さんざんうちの庭の花を摘んで活けていたのに忘れたのかしら?
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