かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:覚悟

9月21日 日曜日

今日はかつおさんが一人で茂&綿の面会へ行った。
わたしはひょっとしたらコロナに感染しているかも知れないのでパスだ。
行かなくてすむと思うと何気に嬉しい。

かつおさんはいつも通りまずは綿子さんんところへ向かったそうだ。
綿子さんは部屋のベッドで横になっていたそうだ。
かつおさんに気づくとヨロヨロしながら起き上がったり「ちょっとしんどいんや」と言ったそうだ。
それでもおやつはしっかり食べたそうだ(笑)
しっかりと言っても、また半分置いとくとか言われるのを警戒してせんべい1枚しか渡さなかったそうだからいつもよりかなり少ないのだが。
ま、これも綿子さんの自業自得だよね。
そして、早々に引き上げたそうだ。
二人きりじゃ会話も弾まないから仕方ないよね。

そして茂造さんのところへ。
茂造さんは先週に引き続き今日も大人しかったそうだ。
かつおさんでもじいさん元気がないなと感じたと言うんだから相当だろう。
で、帰りに看護師の黒田さんに会ったそうだ。
そこで黒田さんに「じいさんなんか元気がないみたいでした」と言ったら、
黒田さんが「そうなんです、茂造さん、以前の勢いが無くなったんです。大きな声で喋ることもなくなったし、ぼーっとしていることが増えて。もしかしたらもうあまり長くないかも…」と言ったそうだ。
長年、施設に勤めている看護師さんがそう感じるという事はそうなのだろう。
色んな入居者を見てきた経験から何となくわかるのだろうと思う。
茂造さんもいよいよか。
覚悟をしておいた方がいいようだ。
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昨日の続き

この日、スタッフさんに確認したのだが面会は家族以外の人でもOKで、面会時間内ならいつでもいいし、10分間などの制限も全て無くなったそうだ。
面会時間は午前8時から午後8時。
この間ならいつ来ていつまでいてもいいそうだ。
びっくりするほど緩和された。
つい1週間前がウソのようだ。

けれどこうなったという事は米さんに会ってもOKという事だ。
米さんは茂造さんと同じ2階に入所している。
ちょうどみんなデイルームに集まっていたのでこの中に米さんも居るはず。
見渡したがどの方が米さんか分からなかった。
スタッフさんに「米さんはどちらですか?」と尋ねて教えてもらったのだが「あちらが米さんです」と教えてもらっても初めはピンとこなかった。
ずい分痩せて顔が変わってしまっていた。
なのですぐには分からなかったのだ。
でもよーく見ると面影が。
かつおさんが米さんのもとへ行き声をかけた。
「おばさん、かつおです」と言うとニコッと笑ったそうだ。
けれど言葉は出てこなかったそうだ。
米さんはぼ~っとした顔をしていた。
なんとも覇気のない顔だ。
元気だったころの米さんとは全く違っていた。
米さん…

かつおさんは帰りながら「あなんなるんやのぉ。あれではかっちゃん達(米さんの娘さん達)も会いに来るの辛いやろのぉ」とつぶやいていた。
うちだって数年後には米さんのようになるかも知れない。
覚悟しておかないと。
ま、今のところはまだまだ大丈夫そうだけど。


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2月18日 日曜日

朝9時前、かつおさんの携帯電話が鳴った。
見ると知らない番号だ。
どうも携帯からのようだ。
誰だろう?
とりあえず出てみた。
すると電話の相手はなんと綿子さんだった。

綿「かつお、わたしもう退院しようと思うんや~」

かつおさんは目を白黒させている。
まさかの綿子さん!
まさかの帰るコール!
ビックリもいいとこだ。

「いやいや、何を言うとるんや!退院するって、退院してどうするんや?自分も納得してそこでおるって言うたんと違うんか?」

綿「いや~ここで居ってものぉ~」

「帰ったって家に一人で居るんは怖いって言うとったやないか。それに自分のこと自分でちゃんとできるんか?」

綿「いや、お前に面倒見てもらおうと思うて」

「アホ言え!わしは面倒見れんぞ!おかんが入所したからやっと出張に行けるようになったんや。わしは出張に行くからおらんぞ」

綿「いや~でも~」

「無理やし!!」

ここからしばらく押し問答が続いた。
が、終いに

綿「もうええ!」

と綿子さんが電話を切ったそうだ。
電話が切れた後もかつおさんは興奮状態だ。

「アホちゃうんか!勘弁してくれ!いかん、また胸がドキドキしてきたやないか!」

綿子さんが何か言い出すたびに、かつおさんの寿命は確実に縮んでいる気がする。

それにしても綿子さんは覚悟ができて落ち着いたんじゃなかったのか?
先週化粧品だって持って行ったのに。
でもまだ入所して1カ月も経っていない。
やはり気持ちの波があるのだろう。

それにしてもスタッフもスタッフだ。
綿子さんに頼まれて電話をかけてきたんだろうが、そんなの断れよ!
それに電話をかけるなら「綿子さんが話があるそうです」って先に言ってから代われよ!
いきなり綿子さんから電話なんて面食らうじゃないか。
今日は日曜日でスタッフが手薄だったからこんなことになったのだろうか?
よっぽど綿子さんがウザくて電話したのだろうか?
また疑問だらけになってしまった。

そしてこの日一日、かつおさんは度々「もう退院しようと思うんや~」と綿子さんのセリフを繰り返しつぶやき、「アホか!」と一人でカッカしていたのだった。
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昨日の続き

かつおさんは決心した。
しばらくは茂造さんちに泊まり込んでサポートをするそうだ。
幸い綿子さんのベッドが空いている。
そこで寝る事にしたのだが部屋はかなり臭い。
寝具は先日、全部洗濯したところだからいいが、服が臭う。
なのでパイプハンガーごと隣の部屋に移動させたそうだ。

一旦うちに戻り
「わし、しばらくあっちで生活するわ!もうじいさんを一人にしておけん。よっちゃんとは別居や!」
そう宣言した。
なかなか覚悟がいることだ。
茂造さんもかつおさんがそばにいると少しは落ち着くかもしれない。
頑張れ!かつおさん!

そして11時過ぎ、寝る前にいつものように見守りカメラを覗いた。
またも茂造さんが台所で「こりゃぁ、イカンが~」と言っている。
どうもトイレでズボンを濡らしてしまったようで、おもむろにズボンを脱ぎ始めた。
もちろんオムツも一緒に。
またも下半身丸出しだ。
けれどかつおさんは気付いてないのか現れない。
急いでかつおさんに電話をかけた。
「茂造さん、また脱いどるで」
「分かった」
とても眠そうな声だった。
が、しっかり起きて茂造さんの元にやってきて後始末に励んでいた。
はぁ~、これじゃかつおさんの方が先にまいってしまいそうだ。
早く施設に空きが出ますように。
夜勤


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