かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:調子がいい

7月19日 土曜日

今日は久々に翔ちゃんが遊びに来たので一緒に茂&綿の面会に行った。
かつおさんは営農組合の仕事で不在。
ハルちゃんからはちょっと買い物に行きたいのでゆうくんを見ててと頼まれたので翔ちゃんとゆうくんとわたしの3人での訪問となった。

いぶきの森に着いたのは2時前。
綿子さんは入浴のため1階ホールに降りてきているはず。
ホールに近づくとわたしに気付いたスタッフさんが「今、ちょうどお風呂に入ってるわ」と教えてくれた。

「じゃあ先に茂造さんのところに行ってきます」

ス「茂造さん、今日はとっても調子がいいのよ~。朝からよさこい節を歌ってたのよ~」

よさこい節?
スタッフさんの話によると昔、芸者に教えてもろたんや~と言っていたそうだ。
芸者?
よさこい節も芸者も全く茂造さんに結びつかない。
わたしが茂造さんに出会うよりももっと前の話なんだろう。
とにかく調子がいいのなら良かった。

茂造さんはデイルームの指定席に座っていた。
そして指を折りながら何やら数えていた。

「1、2、3・・・まだ飯まで4時間もあるが~」

相変わらず食べ物のことで頭がいっぱいなのね(笑)

「茂造さん、こんにちは」

「おっ!ゆうちゃん来たんか~!!」

やはり今日も「ゆうちゃん」だ。
どうもこの呼び方が定着したようだ。

「腹が減ったが~」

「部屋に行こう。ええもん持って来たで」

部屋に移動し、持参したパンを渡した。

「これゆうちゃんに分けてやらんでもええんか?」

「ええよ、ええよ。ゆうくんにはおやつ持って来とるから」

「ほうか」

ひ孫には気が使える。
やるやん茂造さん!

パンを食べ終わったのでマッカウリ(マクワウリのこと)を出した。
一口大に切って持って来た。

「お~マッカか!美味いのぉ~」

懐かしいでしょ。
毎年夏になると畑で作ってたものね。

マッカウリも食べ終え、やっと落ち着いた模様。
翔ちゃんに向かって「かつおか?」と尋ねた。
やっと人に興味が出たようだ(笑)

「違う、違う。翔平や。孫の翔平や」

「お~翔平か!かつおは何をしよんや?」

「田んぼや」

「ほうか」

そしてまた翔ちゃんに向かって

「誰やったかの?」

「翔平や」

この繰り返しが続いたのだった。
本当に調子いいのか?
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7月10日 木曜日

今日もかつおさんが洗濯物の回収にいぶきの森へ行った。
幸いなことにちょうど大井さんに会ったそうだ。
それで大井さんから「綿子さんなんですけど、施設の円座を使ってみたら調子がいいので、お家にある円座を持って来てください」と言われたそうだ。
円座はNGじゃなかったのか?
スタッフが見守りながら使う分にはいいのだろうか?
ま、よく分からないが言うとおりにして任せるしかないよね。

かつおさんは今日も綿子さんに「お尻が痛いってスタッフにいうたんか?」と聞いたそうだが綿子さんは返事をしなかったそうだ。
なんで言わないの?
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6月23日 月曜日

今日もかつおさんが洗濯物の回収へ。
面会時にちっとも役に立たないんだからこのくらいはやってもらわないと。

いぶきの森では茂造さんはちょうど食事中だったそうだ。
かつおさんは茂造さんの肩をポンと叩いて「おう!」と声をかけ、部屋に入ったそうだ。
茂造さんの指定席は部屋を出てすぐのところ。
なので部屋からも食事中の茂造さんの姿が見える。
着替えをしまっていると茂造さんの声が聞こえてきたそうだ。

「おっ、あれはわしの息子やのぉ」

お、分かっとるやん!
今日は調子いいぞ。

「おおそうや!秀夫や!」

かつおさんがっくり。
秀夫は弟だってば。
いつになったらその間違った記憶が訂正されるんだろう。
それともずっとこのままなのかな?
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2階でエレベーターを降りるとここでも演歌が流れていた。
そしてこちらも4階と同様にデイルームに人が大勢いた。
同じタイミングで同じDVDが流れているようだ。

茂造さんは演歌にあまり興味が無いようでテレビ画面に背を向けて座っていた。

「茂造さん、こんにちは」

「おっ!ゆうきか!」

良かった。今日は調子良さそうだ。

「わし、写真持っとるんや。見るか?」

ズボンのポケットからゆうくんのアルバムを取り出した。

「あら、ほんま。いつもこれ見よん?」

「おう。こうやって見よるんや」

やっぱり今日は調子いいいじゃないか。
ホッとした。

「すいません、一つお願いがあるんです」

振り返ると看護スタッフの大井さんが立っていた。

「なんでしょう?」

大井「茂造さんが使っているそのカゴなんですけど、長く使っているのでもうボロボロになっっちゃってて。新しいものを用意してほしいんです」

茂造さんは自力でおしっこが出なくなって以来、ずっと導尿の管を入れていてその尿が溜まるバッグをカゴに入れている。
そして移動するときはいつもそのカゴを手に持って移動しているのだ。

大井「今のカゴは施設のをお貸ししていたんですけど、ずっと使うものですし、次はご家族様の方で用意していただきたいんです。100円均一のもので大丈夫ですのでお願いできますか?」

「わかりました。次までに買ってきます」

大井「よろしくお願いします」

明日にでも適当なものを買って来なくては。

大井「茂造さん、ひ孫ちゃん来てくれて良かったなぁ」

「へえ。けど今日は抱かん!」

はいはい、けど結局は抱くくせに。
いつもとりあえず拒否るのはなんでだろう?
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いぶきの森に着き、受付カードを記入しているとホールに綿子さんが居るのが見えた。
スタッフさんがわたし達に気付いたようだ。
綿子さんに声をかけている。
綿子さんはこちらを見て驚いていた。
いつもなら面会は大抵日曜日だし、麦さんも一緒だから驚くのも無理もない。
その上大好きなゆうくんも連れてきていたので早速顔を手で覆っている(笑)

綿「来てくれたんか~」

みんなでホール横のロビーのテーブルについて話をした。

「綿ちゃん元気~。久しぶりやなぁ~」

綿「よう来てくれたのぉ。ありがとなぁ」

「かつおちゃんが誘ってくれたんや」

綿「ほうか。なんか今日は皆が来るんでないかと思とったんや~」

なんだか調子のいい事言っている。

「ゆうくん大きんなったなぁ。ひ孫に会うんが楽しみやろ~」

綿「そうなんや~。こうやってよう連れてきてくれてなぁ。いっぺん抱いてこの辺を歩いてみたいと思いよるんやけど」

「それはムリやわ」

その通り!
そんな恐ろしい事できません。
歩行器に掴まって歩いているのに赤ちゃんを抱いて杖もなしで歩くなんで無謀だ。
転んでゆうくんがケガをしたらどうする。
けどこの間から何度もこんなことを言っているのだ。
麦さんがハッキリ「ムリ!」と言ってくれてちょっとスカッとした。

その後も和やかに会話が続き、ひと段落したところで麦さん特製の栗おこわを出した。

「綿ちゃんに食べてもらおうと思うて作ってきたんや~」

綿「うわ~美味しそうや~」

「食べて、食べて!」

一口食べると

綿「美味しいわ~」

と涙ぐむ。
麦さんは以前もよく栗おこわを作って持って来てくれていた。
なので懐かしい味でもあると思う。

「栗は皮剥くのが大変やろ」

「いいや、私、栗の皮剥くのが趣味なんや。食べるのはどっちでもええんや。とにかく剥くのが大好きなんや」

「へぇ~~」

変わった趣味だ…。
けどそのおかげで栗おこわを頂けるんだからありがたい(笑)

綿子さんは分分くらい食べると「あとは置いとこうか」と言い出した。

「いやいや、今食べてしまってよ。残ったら持って帰るから。もう食べれんの?」

昼食後であまりお腹が減ってないのかな?

綿「いや、食べれん訳ではないんや。美味しいから明日も食べたいなぁと思うて」

「それはダメなんや」

綿「そうな。そしたら食べてしまおうか」

また食べ始めた。
そして残り3分の1くらいになると

綿「ここで出るご飯はいつもこれくらいなんや」

と言った。
そう言えば前にも「ごはんが少ないんや。3口で無くなるんや」って言ってたっけ。
とにかく食べ物に飢えている感じだ。
ちゃんとカロリー計算された食事が出ているはずだが、今まで好きなものを好きなだけ食べていた人にとってはかなり少なくてひもじく感じるのかな。
結局綿子さんは栗おこわを完食した。

綿「ほんま美味しかったわ~」

麦さん、またお願いします!
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