かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:調子がいい

5月7日 木曜日

いぶきの森ではゴールデンウイーク中は入浴が中止だったため洗濯物は出なかった。
で、今日、かつおさんが久々の洗濯物回収に行った。
けど今日は茂造さんの物しかないのだが。
綿子さんの入浴は明日の予定だ。
1週間お風呂に入れないってちょっときついよね。
ま、仕方ないけど。

今日の茂造さんはかつおさんの顔を見て「わしの息子や」と言ったそうだ。
おっ!調子いいじゃん!
なんだかかつおさんも嬉しそう。

洗濯物は1週間着たきりだった割に臭くなく、汚染も無くてよかった。
この調子で頼みます。

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7月19日 土曜日

今日は久々に翔ちゃんが遊びに来たので一緒に茂&綿の面会に行った。
かつおさんは営農組合の仕事で不在。
ハルちゃんからはちょっと買い物に行きたいのでゆうくんを見ててと頼まれたので翔ちゃんとゆうくんとわたしの3人での訪問となった。

いぶきの森に着いたのは2時前。
綿子さんは入浴のため1階ホールに降りてきているはず。
ホールに近づくとわたしに気付いたスタッフさんが「今、ちょうどお風呂に入ってるわ」と教えてくれた。

「じゃあ先に茂造さんのところに行ってきます」

ス「茂造さん、今日はとっても調子がいいのよ~。朝からよさこい節を歌ってたのよ~」

よさこい節?
スタッフさんの話によると昔、芸者に教えてもろたんや~と言っていたそうだ。
芸者?
よさこい節も芸者も全く茂造さんに結びつかない。
わたしが茂造さんに出会うよりももっと前の話なんだろう。
とにかく調子がいいのなら良かった。

茂造さんはデイルームの指定席に座っていた。
そして指を折りながら何やら数えていた。

「1、2、3・・・まだ飯まで4時間もあるが~」

相変わらず食べ物のことで頭がいっぱいなのね(笑)

「茂造さん、こんにちは」

「おっ!ゆうちゃん来たんか~!!」

やはり今日も「ゆうちゃん」だ。
どうもこの呼び方が定着したようだ。

「腹が減ったが~」

「部屋に行こう。ええもん持って来たで」

部屋に移動し、持参したパンを渡した。

「これゆうちゃんに分けてやらんでもええんか?」

「ええよ、ええよ。ゆうくんにはおやつ持って来とるから」

「ほうか」

ひ孫には気が使える。
やるやん茂造さん!

パンを食べ終わったのでマッカウリ(マクワウリのこと)を出した。
一口大に切って持って来た。

「お~マッカか!美味いのぉ~」

懐かしいでしょ。
毎年夏になると畑で作ってたものね。

マッカウリも食べ終え、やっと落ち着いた模様。
翔ちゃんに向かって「かつおか?」と尋ねた。
やっと人に興味が出たようだ(笑)

「違う、違う。翔平や。孫の翔平や」

「お~翔平か!かつおは何をしよんや?」

「田んぼや」

「ほうか」

そしてまた翔ちゃんに向かって

「誰やったかの?」

「翔平や」

この繰り返しが続いたのだった。
本当に調子いいのか?
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7月10日 木曜日

今日もかつおさんが洗濯物の回収にいぶきの森へ行った。
幸いなことにちょうど大井さんに会ったそうだ。
それで大井さんから「綿子さんなんですけど、施設の円座を使ってみたら調子がいいので、お家にある円座を持って来てください」と言われたそうだ。
円座はNGじゃなかったのか?
スタッフが見守りながら使う分にはいいのだろうか?
ま、よく分からないが言うとおりにして任せるしかないよね。

かつおさんは今日も綿子さんに「お尻が痛いってスタッフにいうたんか?」と聞いたそうだが綿子さんは返事をしなかったそうだ。
なんで言わないの?
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6月23日 月曜日

今日もかつおさんが洗濯物の回収へ。
面会時にちっとも役に立たないんだからこのくらいはやってもらわないと。

いぶきの森では茂造さんはちょうど食事中だったそうだ。
かつおさんは茂造さんの肩をポンと叩いて「おう!」と声をかけ、部屋に入ったそうだ。
茂造さんの指定席は部屋を出てすぐのところ。
なので部屋からも食事中の茂造さんの姿が見える。
着替えをしまっていると茂造さんの声が聞こえてきたそうだ。

「おっ、あれはわしの息子やのぉ」

お、分かっとるやん!
今日は調子いいぞ。

「おおそうや!秀夫や!」

かつおさんがっくり。
秀夫は弟だってば。
いつになったらその間違った記憶が訂正されるんだろう。
それともずっとこのままなのかな?
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2階でエレベーターを降りるとここでも演歌が流れていた。
そしてこちらも4階と同様にデイルームに人が大勢いた。
同じタイミングで同じDVDが流れているようだ。

茂造さんは演歌にあまり興味が無いようでテレビ画面に背を向けて座っていた。

「茂造さん、こんにちは」

「おっ!ゆうきか!」

良かった。今日は調子良さそうだ。

「わし、写真持っとるんや。見るか?」

ズボンのポケットからゆうくんのアルバムを取り出した。

「あら、ほんま。いつもこれ見よん?」

「おう。こうやって見よるんや」

やっぱり今日は調子いいいじゃないか。
ホッとした。

「すいません、一つお願いがあるんです」

振り返ると看護スタッフの大井さんが立っていた。

「なんでしょう?」

大井「茂造さんが使っているそのカゴなんですけど、長く使っているのでもうボロボロになっっちゃってて。新しいものを用意してほしいんです」

茂造さんは自力でおしっこが出なくなって以来、ずっと導尿の管を入れていてその尿が溜まるバッグをカゴに入れている。
そして移動するときはいつもそのカゴを手に持って移動しているのだ。

大井「今のカゴは施設のをお貸ししていたんですけど、ずっと使うものですし、次はご家族様の方で用意していただきたいんです。100円均一のもので大丈夫ですのでお願いできますか?」

「わかりました。次までに買ってきます」

大井「よろしくお願いします」

明日にでも適当なものを買って来なくては。

大井「茂造さん、ひ孫ちゃん来てくれて良かったなぁ」

「へえ。けど今日は抱かん!」

はいはい、けど結局は抱くくせに。
いつもとりあえず拒否るのはなんでだろう?
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