かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:調整

その後、いつものようにおやつを食べてもらっていると

綿「かつお、姉さんの仏さん参りに行きたいんや。いつ連れて行ってもらえるかのぉ?」

と言いだした。
一応、25日に予定はしているが、今、それを伝えてもし変更になったら困る。
きっとその日を楽しみして過ごすからまた伸びたら悪いじゃないか。
なので

「おう、またの。かっちゃんにも連絡して調整するわ」

と誤魔化したのだった。
綿子さんはお参りが気になって仕方ないようだ。
ほんと25日こそは連れて行ってあげたいと思う。

その後もしばらく談笑し、そろそろと思っていたら
綿子さんが「あっそうや。好子さんに頼みがあったんや」と言い出した。
何だろう?

綿「もう化粧水が無いんや。悪いけど今度買うてきてくれんやろか」

「分かった。今度、店に行ったら買うてくるわ」

綿「すまんなぁ」

綿子さんの使っている化粧水は資生堂のエリクシールのリフトモイストローションのシリーズだ。
化粧水と乳液とナイトクリームを買うと軽く1万円超えだ。
90歳のおばあさんにはもったいないのでは?
ハルちゃんなんか「もうええやん。ハト麦化粧水でええやん。そうか似たようなテクスチャーのを詰め替えたら分からへんて」と言っている。
かつおさんも「ばあさんにはもったいないわ~」と言う。
だけど綿子さんのお金で買うのだから本人が欲しいものを買うべきでは?
う~ん、難しい問題だ。
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12月2日 月曜日

今日もかつおさんが洗濯物の回収に行った。
以前は月曜は茂造さんの洗濯物の回収だけで良かったのだが、土曜日に面会に行くようになってからは月曜日も二人のところを回らなくてはならない。
このところかつおさんは残業後に訪問している。
7時過ぎとかになると二人ともベッドの中だ。
茂造さんはいつも通りちょっと声をかければOKだ。
綿子さんはこの時間だとテレビを見ていることが多いらしい。
なのであまり相手をせずに済むしエレベーターの前までついて来ないので楽なようだ。

しかし今日は浮かない顔をして戻って来た。

「まいったが~」

「どしたん?」

茂造さんのフロアのスタッフに呼び止められこう言われたたそうだ。

ス「茂造さん、相部屋の方の面会に来られたご家族さんにやたら話しかけるんです。特にお子さんに話しかけてまして。今のところ苦情が来ているわけではないんですが、嫌がってるんじゃないかと。何か言われた時は息子さんの方から注意してほしいんです」

はぁ?
なんじゃそれ。
話しかけるのを止めろなんて言えるわけないじゃないか。
言ったところで変わるわけない。
話しかけている現場でなら注意をこちらに向けるなどまだ方法があるかも知れないが、後から言っても理解しないだろう。
そもそもわたし達が見てもないことをどうやって注意したらいいんだ。
それにボケ老人がたくさんいる施設なんだからそこはお互い様なんじゃないの?
上手く調整するのがスタッフの仕事では?
それに苦情が来てもないうちから先走り過ぎでは?
ということで放置だな。
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昨日の続き

せっかく畑田さんにお会いできたので聞いてみよう。

「茂造さんの隣の方また居なくなってましたね」

畑「この間からよく代わるでしょう」

​好「そう、日曜日に来た時はいらしたのに」

畑「茂造さんは独語があるでしょ。あれがずっとラジオが鳴ってるみたいだっておっしゃって。それで他の部屋に移ってもらったんです。そしたらそこではその方がもともと居た方の荷物を触るんでこれまた違う部屋に移動になったんですよ」

いろいろ部屋の調整も大変なのね。

畑「その方の前にもショートステイの方が入ったりとかしてましたから出入りが多かったんです」

そうだったんだ。

​好「いえね、茂造さん独り言が凄いから。大きな声で延々喋るから同室の方にご迷惑だろうなぁと思いまして。ほんと申し訳ありません」

畑「もう次に入る方は決まってるんですよ。ちょっと先なんですけどね。その方は耳元で大きな声で話しかけないといけない方だから大丈夫だと思います」

​好「それなら良かったです。」

やはり同室になる人は耳が遠くなくっちゃね。
だって茂造さんの独り言は止められないもの。
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