火曜日はまだまだこなさないといけないスケジュールが満載だった。

この日は以前から申し込みをしていた「高齢者移動サービス」の初めての利用日だった。
午後1時にボランティアの方が家まで迎えに来てくれることになっていた。
綿子さんは気が進まないようで後ろ向きな事ばかり言っていたが、そこをなんとか上手く送り出さなくてはいけない。
かつおさんは

「こういう行政のサービスを受けてくれんとわしらも大変なんや。何でもわしらにばっかり頼るんでなくて、ちょっとは我慢してこういうのも利用してくれよ」

と言ったそうだ。
綿子さんは不服そうな顔をしていた。
そこで典さんが

「そしたら〇〇と✕✕と△△を買って来てよ」

と買い物リストを紙に書いて渡したそうだ。
そこでようやくなんとか行く気になった。
ナイス典さん!!

そして午後1時、時間通り車がやって来た。
男性の運転手の方ともう一人女性スタッフの方が来た。
二人いたので少し安心したようだ。
そしておしゃべり上手なスタッフさんのおかげで割りと楽しく買い物に行けたようだ。
帰って来た時の様子を見て、次回からは文句を言わずに行きそうだとかつおさんは思ったそうだ。
うぬぼれんなよ

まず1回目さえうまくいけば大丈夫だろうと思っていたがやっぱりその通りだったようだ。
とりあえず一安心だ。



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