かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:車イス

11月1日 金曜日

今日は米さんのお葬式だ。
かつおさんが10時過ぎにいぶきの森まで綿子さんを迎えに行った。
やはり綿子さんはショックが大きかったようで、スタッフさんから「昨日からちょっとふらつくことがあるので注意してください」と言われたそうだ。
そりゃ一番身近な姉さんが亡くなったんだから仕方ないよね。
気を抜かずにしっかり見守らないと。

しかしうっかり者のかつおさんは杖を忘れてきてしまった。
おいおい。
幸い家に茂造さんの杖があったのでそれを持たせることにした。
けどなんだかさい先悪いなぁ。
大丈夫かしら?

とにかく綿子さんを礼服っぽいものに着替えさせ、わたしたちも着替えなどして準備を整えた。
葬儀は12時からだ。
それから仕上げが終わるまでは食事は取れないだろう。
今のうちに何か食べておかないと。
そう思って朝の内におにぎりやパンを買ってきていた。
綿子さんにはくるみパンだ。
それを食べ終わったら斎場へ向かった。

斎場に着き、中に入ると光三さんに会った。
光三さんに会うのは久しぶりだ。
もう1年くらい会ってなかったと思う。
久々に会った光三さんはもの凄く衰えていた。
今も待合室で横になっている。
服も普段着だし、寒いのかダウンを着こんでいる。

光三さんは綿子さんに気づくと「ありがとのぉ。よぉ来てくれたのぉ」と言った。
綿子さんが「義兄さんには世話になって…」と泣き出した。
すっかりしんみりムードだ。
かつおさんが「おっさん、久しぶりやな。元気でやっとんな?」と声をかけたが「誰か分からんがぁ。すまんのぉ」と言う。
体だけでなく頭の方も衰えているようだ。
しかし分からなくて申し訳ないという気遣いが出来る所が凄い。

その後、麦さんやすずさんや米さんのお孫さん達もやって来た。
典さんも遠方から駆けつけた。
やはり典さんにとっても米さんは特別なのだろう。

そしてお式が始まった。
光三さんは車イスで参加した。
お坊さんが御経を読んでいる間ずっと「あ゛~~」とか「う~~」と声が出ていた。
高齢サービス付き住宅に入所する前は自分の足で歩いていたし、もっとしっかりしていたのに。
やはり施設に入所すると転がるように老化が進むと言うがやはりそうなんだと実感した。
まれに茂造さんや綿子さんのような例外もあるが。
読経が終わり棺に花を入れるときには光三さんがずっと米さんの顔のそばで「ばあさんよ~ばあさんよ~」と話しかけていてとても悲しかった。

米さんは数えで95歳。
死因は老衰だそうだ。
傍から見ると大往生でそこまで悲しいお葬式にはならないと思うが光三さんの姿に思わず涙が出た。
この夫婦も仲良く支えあってきたんだなぁと感じた。
米さんは幸せだっただろう。

米さんお世話になりありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。
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ひき続き12日のこと

茂造さんをいぶきの森に送り届けやっと一息ついた。
が、このまま帰る訳にはいかない。
次は綿子さんの部屋へ。

毎週、日曜日に面会に行っていたのだが昨日は用事があって行けなかった。
ま、今日も祝日で休みだから今日でいいやと思っていたのだが、かなり疲れたので足が重い。

綿子さんはデイルームにいた。
スタッフさんによると今日から車イスを少し小さいものに変えたそうだ。
他にあの大きな車イスを必要とする人が現れたためで、綿子さんは小さいのに変えても大丈夫だろうという事で変更になったそうだ。
小さいと言っても前のより少し小さいだけでよく見かけるノーマルな車イスよりは大きい。
とりあえずこれで様子を見て無理そうならまた考えますとの事だった。

部屋へ移動し、話をしながら洗濯物を回収したりおやつを渡したりした。

「今日は梅ちゃんやひろこさんがお参りに来たんや」

綿「ほうか。もうお盆やからの。みんな元気なん?」

「おう。元気やったわ。じいさんもようけ喋っとったわ」

綿「じいさん?」

「昨日、梅ちゃんから明日お参りに行くって連絡もろたから久しぶりに会わせてあげようと思うて連れて帰っっとたんや」

綿「ほうな」

なんだか顔が曇った。
どうも不服そうだ。
自分は連れて帰ってもらえなかったからか。
けどそれはムリやん。
こんな車イスのケガ人、連れて帰れませんて。
けどやっぱり気を悪くしたようだ。
そりゃ自分は無理だと分かっていてもじいさんだけ帰ったと聞くと気持ちのいいものではないよね。
かつおさんも言わなきゃいいのに。
頭の悪い人


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ひき続き27日のこと

かつおさんが茂造さんを車に乗せいぶきの森に向かって出発した後、5分くらい開けてわたしと翔ちゃんとでいぶきの森へ向かった。
翔ちゃんが綿子さんのお見舞いに行くためだ。
綿子さんが骨折してからまだ一度も会ってなかった。
茂造さんのお祝いに駆けつけたついでに綿子さんのお見舞いも行こうという事なのだが、茂造さんには綿子さんがいぶきの森にいる事は内緒なので念のため時間をずらせて訪問したのだ。

茂造さんを2階に送り届けたかつおさんと玄関で合流し3人で4階へ。
ここでも驚く事があった。
なんと綿子さんがデイルームにいたのだ。
車イスに乗ってはいるが服もパジャマではなく普段着を着ている。
木曜日に会った時にはベッドで横になっていたし、まだまだあまり動けない様子だったのに急にこんなにステップアップしているとは!
本当にむっちゃ驚いた。
スタッフさんが「今日からこうしてなるべくデイルームで過ごしてもらうようにしたんです」と説明してくれた。
そしてこれまた驚くような話をしてくれた。

ス「実は綿子さん、立ってたんです。なんかね、お茶を他人にあげようとしてベッドから降りたみたいなんですよ。センサーマットは普段ベッドに乗り降りする方にしか敷いてなくて、けど綿子さんマットが無いタンス側に降りたので初め気が付かなかったんです。そしたら「綿子さんが立てっとるで」って教えに来てくれた人がいて。それで急いで駆けつけたんですよ」

うわ~綿子さんならやりかねない!

ス「それでもう立てれるんならずっと寝てばかりよりは車イスでデイルームで過ごしてもらった方がいいだろうという事になりまして」

そりゃあデイルームにいた方が目も届くし、本人も他人と話ができていいだろう。
それにしてもスタッフさん達は肝を冷やした事だろう。
わたし達は良くなって来たらそのうちなにかやらかすだろうとは思っていたが、ここのスタッフさん達にとっては初めての事だもの。
それにしてもお茶をたくさん持って来たことが裏目に出てしまった。
ほんと綿子さんの『あげたがり』には困ってしまう。
余分なものは極力持ち込まないようにしなくては。

「どうもすみません。お騒がせしました」

ス「また転ばなくてよかったです」

本当、申し訳ない。

一方、綿子さんはわたし達が来たことに早々に気付いた。
そして翔ちゃんが居るのを見つけ「うわ~翔ちゃん~来てくれたんか~」と涙を流す。
想像通りの展開だ。

スタッフさんにお部屋でお話されるといいですよと促され、皆で部屋へ移動した。
部屋ではベッドに移乗させるのも大変なので車イスのままで話をした。
この車イスは背もたれが高くリクライニングするタイプのもので30度くらい傾いていた。
これ以上起こすと痛くてたまらないそうだ。
ベッド上で食事をしていた時に使っていたデーブルがまだあったのでそれを近づけ、持って来たショートケーキを出した。

綿「うわ~美味しそうや~」

「どうぞ。今日は茂造さんの誕生日やから皆でお祝いしたんや。これはお裾分けや」

綿「じいさんも喜んだやろなぁ」

そう言いながら食べ始めた。
すると綿子さんもフイルムを剥がさずに食べようとする。
かつおさんが急いで除けてあげた。
何気に二人そっくりやん(笑)
そして綿子さんはケーキを食べながら翔ちゃんに

綿「ありがとなぁ。翔ちゃんに会えるとは思ってなかったわ~。けどばあちゃん今、一銭ももってないから何もやれんのや~」

ここでもあげたがり精神が出てきたが、渡せるものがないのだった。
けどゆうくんには私の年金から~っていつも言うのに。
残念ながらゆうくんに負けたようだ。
兄貴は時代の敗北者

帰りにスタッフさんに尋ねた。

「お茶はまだ持って来た方がいいですか?」

ス「もうデイルームで過ごしてますし、もう持ってもなくてもいいと思います」

よかった。
けどまだタンスの中に4、5本残ってたっけ。
明日回収してしまおう。


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7月16日 火曜日

今日はかつおさんがいぶきの森へ洗濯物を回収に行った。
茂造さんは昨日は祝日で入浴が中止となっていたが、代わりに今日入浴することになっていた。
かつおさんに「今日はかつおさんが行ってな」と頼むと、「じいさんの洗濯物取って来たらええんやろ」と言う。
「なに言うとん!綿子さんのとこにも顔出すんやで!」
「え~~」
自分の親でしょうが!
中学生か

かつおさんは渋々綿子さんのところにも顔を出したようだ。
スタッフさんからもらった計画書を持って帰って来た。
骨折してからの治療計画なのだそうだ。
そして今日からリハビリが始まったとのことだ。
車イスに乗せてリハビリ室に行ったそうだ。
少しずつでも動くようにしていく予定なのだとか。
え~まだベッドの角度も45度止まりなのに?
ま、ずっと寝たままでもよくないし、ちょっと痛いだろうけど動かしていかなければならないのだろう。
頑張れ!綿子さん!



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