かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:連れて帰って

茂造さんはいつものようにベッドに寝転び、目を瞑って独り言中。
その横で着替えをタンスにしまっていたら、突然目が開いて「来てくれたんな」と言った。
えっ?
いつもは全然気づかないか気付いても反応なしでこんな事言ったこと無かったのに。
ビックリして思わずしどろもどろになりながらも「服、ここにしまっとくわな」と言って、スタッフか誰か分からないような返事をした。
すると茂造さん

「連れて帰ってくれるんやろ」

なんで今日に限ってわたしが家のもんだと分かるんだ!
いつもスタッフ扱いのくせに。
まいったなぁ。
とりあえず「今日は無理や。また今度な」と言ってそそくさと退散したのだった。
追いかけてはこなかったのでホッ。
あ~ビックリした。

そうそう、今日は茂造さんのタンスに見慣れないセーターがあった。
茂造さんの物じゃないのは確実。
セーターなどざぶざぶ洗えないものはラインナップに無い。
いつ便汚染になるか分からないもの。
名前を探したがどこにも無かった。
なので詰め所にいたスタッフさんに渡した。

ス「あ~〇〇さんのやな」

相方のものだった。
やはりあのおじいさんも重症のようだ。
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絶好調で喋り続ける茂造さん。
時々、「横浜か。遠いのに来てくれてありがとなぁ」とお礼を述べる。
典さんにだけでなくわたしにも同じことを言う。
どうもわたしの事を典さんの奥さんだと思っているようだ。
ほぼ毎週会いに行ってるのにこれかい。
ま、今日もかつおさんに「秀夫か?」と言ってたくらいだものね。
期待はしてません。

しかし横浜が遠いという事は理解できているようで、今日は家に連れて帰ってくれとは一度も言わなかった。
「遠い所をありがとうございます」を繰り返すのみ。
最後には「気をつけて帰れよ」と言ってくれた。

「今度から面会するときは横浜から来たことにしようかな」とかつおさんが呟いていた。
その方がすんなり帰れていいかもね。

茂造さんと別れ綿子さんのところへ向かおうとしていると畑田さんからまた「茂造さんは連れて行かないんですか?」と聞かれた。
茂造さんのことを思ってくれているのが伝わって来て嬉しいのだが申し訳ない、茂造さんと一緒に外食するのは勘弁してください。

そういえば典さんがいぶきの森の中に入ったのは初めてだった。
一昨年の11月に米さんのお葬式に帰って来た時に外から見たことはあったが、中に入るのは今日が初めてだ。
で、感想は?
思ったよりきれいでびっくりしたそうだ。
多分、もっと暗い感じを想像していたのだろう。
スタッフさんも気さくで明るい感じの人が多くて安心したそうだ。
畑田さんもよく見てくれているものね。
やっぱり聞くより実際見るのが一番分かるよね。
安心できたのなら良かった。
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