かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:遭遇

昨日の続き

かつおさん、スタッフさんに綿子さんが茂造さんと遭遇した時の反応がどうだったのかを聞いたそうだ。

※二人がニアミスしていると聞いた時の話はこちら


茂造さんの反応は聞いたけど、綿子さんがどうだったのかは聞いて無かったので気になっていた。

で、今日聞いてきた話によると綿子さんも全く茂造さんに気づいて無かったんだそうだ。
なんやねん!
二人ともお互いのことに気づかんのかい!
スタッフさんがニアミスしないように気を遣う必要はもうないようだ。

よく考えると長らく会ってないものね。
最後に会ったのはいつだろう?
ブログを振り返ると8月のお盆に二人を一緒に家に連れて帰っていた。

※二人を家に連れて帰った時の話はこちら


そこから先は会っていない。
で、この時は茂造さんは綿子さんのことが分かってなかったけど、綿子さんは分かってたよね。
半年で忘れてしまったのね。
その間、骨折して入院したりして痴呆も進んじゃったものね。

この先も当分会うことは無いだろう。
施設の中でバッタリ会うことはあっても一緒に家に帰ることは当分出来ないものね。
綿子さんが車椅子を卒業しない限り、家には連れて帰れないもの。
もしかして一生会うことは無いのかも…。
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昨日の続き

かつおさんはスタッフさんから面白い話を聞いたそうだ。

このところちょくちょく綿子さんと茂造さんのニアミスが起きているそうだ。
リハビリ室の手前で何度か遭遇したそうだ。

綿子さんは大腿骨を骨折して再入所してから、リハビリが日課になっていているようだ。
以前よりリハビリ室に通う頻度が増えたのだから遭遇することも増えるだろう。
綿子さんが茂造さんに会うのを嫌がっていることはスタッフ皆さんご存じだ。
なので気をつけてくれているのだが、それでも遭遇することが起きてしまう。
仕方ないよね。

しかしスタッフさんの話によると二人が会ったところで茂造さんは全く綿子さんだとは気付かずスルーだったそうだ。
何度かニアミスしたが、毎回スルーなんだそうだ。

やっぱりね。
茂造さんは綿子さんに会ってもきっと分からないだろうと思っていたよ。
きっと茂造さんの中で綿子さんはもっと若い頃のままで、今みたいにおばあちゃんの綿子さんじゃないのだろう。
なのでもうスタッフさん達に二人がニアミスしないように努力してもらわなくてもいいんじゃないかなと思う。
いちいち茂造さんがいないかチェックするのも面倒じゃないか。

「ところで綿子さんの方はどうなん?」

「どうなんやろ?聞くの忘れたわ。今度聞いてみるわ」

綿子さんの反応が気になるよね。
茂造さんに気づいているのか?
気付いていたとして、茂造さんが自分の事に全く気付いてない様子にどう思っているんだろうか。
良かった~とホッとしているのか、それとも軽くショックを受けてたりして。

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3月9日 日曜日

今日はかつおさんとゆうくんを連れて茂&綿の面会へ。
ゆうくんを連れて行くのは3週間ぶりだ。

ゆうくんを見て綿子さんは大喜びだ。
が、ゆうくんは今、絶賛人見知り中。
3週間ぶりの綿子さんのことは忘れてしまっていたようで、わたしにしがみついて離れなかった。
が、徐々に慣れてきて以前のようにゴゾゴゾし始めた。
それを見て綿子さんは目じりを下げていた。

今日のおやつはここに来る直前にコンビニで買ったあんまんだ。
綿子さんは「うわ~美味しいわ~」と喜んだ。
そしてふかふかの白い皮のところを少しちぎってゆうくんにお裾分け。
ゆうくんが美味しそうにパクパク食べるのを見て綿子さんも嬉しそうだ。
二人ともwin-winだ(笑)

あんまんを食べ終わると綿子さんが先日起きた出来事を話し始めた。

綿「こないだ下のリハビリ室に行っとったらじいさんに会うたんや」

「えっ?」

リハビリ室は2階にある。
もちろん2階の居室スペースとはガラス扉で仕切られている。
なのでバッタリ会うことは無いはずだ。

綿「私がリハビリ室に居るのを知らんで、ここの人(スタッフのこと)がじいさんを連れて来たんや」

なるほどそういう事か。
けどリハビリ室は広いからニアミスしたのかと思ったのだが違っていた。

綿「じいさん声が大きいやろが。だからすぐじいさんやって分かったんや。それでじいさん私に「わしの名前は〇〇茂造や、あんたは何っていうんな?」って問うんやが。それで「〇〇綿子や」って答えたら「わしの奥さんんとおんなじ名前や!」って言うんやが」

マジか!
バッチリ顔を合わせたのね。
けど茂造さんは誰か分からなかったのね。
多分そうだろうとは思っていたがやっぱりか。

「ほれみ!会うてもじいさんはばあさんのこと分からんわって言うたやろが!」

かつおさんがそれ見たことかと得意そうに言ったが綿子さんはスルー。

綿「そしたらここの人が気が付いたんやろな。急いでじいさんのとこに来て連れて行ったんや」

「スタッフも慌てたやろなぁ」

綿「それでここの人にじいさんには私がここにおることは絶対に言わんとってって言うたんや。私がここにおるって知ったら押しかけてきたら困るからって」

「それは無いわ。大丈夫や。ばあさんの顔も分からんのに」

綿「私がまさかここにおるとは知らんかったからあんなこと言うたんやろのぉ」

そんな訳あるかい!!
顔が分かれば「おお来てくれたんか~」って反応になるやろ。
綿子さんはあくまでも自分から拒否しているのであって、茂造さんは自分に会いたがっていると思いたいのだろう。
自分の事を忘れているのは受け入れがたいのだと思う。
複雑な心境なのね。
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