かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:靴

綿子さんとゆうくんにおやつを食べさせている時、顔なじみのスタッフさんがわたしに小声で話しかけてきた。
小声なのは綿子さんに聞こえないようにという配慮だ。

ス「綿子さん、昨晩、一人で立って、隣の人のベッドの所まで歩いてたんです」

「ええっ!」

夜中にトイレに行きたくなったようでナースコールを押したけどスタッフは他の人の対応中だったためすぐに駆け付けられず、その間に起きたことだそう。
スタッフが部屋に行ったら綿子さんが隣の人のベッドの横に立っていたのでびっくりしたそうだ。
普段、車いすに移乗するときも顔をしかめて立つのもやっとといった様子なのに。
そりゃあ驚くよね。

「で、靴は?履いてたんですか?」

ス「そう!履いてたんですよ。すごいでしょ」

やればできるじゃん!
じゃなくて、危ないからやめてよね。
どうやって靴を履いたんだろう。
ホントよく転ばなかったものだ。
駆けつけたスタッフさんも肝を冷やしたことだろう。
申し訳ありません。

転ばなかったから良かったようなものの、もし転んでたらまた骨折したり大事になっていた事だろう。
頼むから勝手な行動は控えて欲しい。
けど言って聞かせようとしても無駄だよね。
言って聞くならこんなにケガばっかりしてないよね。
はあ~~。
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5月22日 金曜日

昨日の夕方は大雨が降った。
会社の帰り車に乗り込むだけでビショビショ。
そんな状態でいぶきの森に寄る気になれず、今日洗濯物の回収に行った。

綿子さんのタンスの上には水曜のと金曜のと2回分の洗濯物の袋が。
申し訳ない。
綿子さんはタンスの上に洗濯物の袋があるのがどうも気に入らないようで、以前はいつもベッドの下とか目につかないところに隠すように置いていた。
今は車いす生活になったので洗濯物の管理はスタッフさんが行っているようだ。
なので規定通りタンスの上に置いてある。
綿子さんには届かない。
わたし達回収する側にとっては一目瞭然で分かっていいのだが、綿子さんは嫌なんだろうと思う。
それなのに2袋も溜まっていたらさぞかし気をもんでいた事だろう。
ホントごめん。

そして2階へ。
茂造さんのところも2袋あった。
なんで?
月曜は回収したから木曜の分だけのはず。
という事は汚染か?
しかしよく見ると一つは衣類でもう一つの袋には靴が入っていた。
なんで靴が袋に入ってるんだ?
靴を汚してしまったのか?
けど袋に汚染とは書いていない。
どういう事かスタッフさんに尋ねようとしたが、皆忙しそう。
しかも鍵のかかった扉の前で帰宅願望の強いおばあさんがウロウロしている。
スタッフさんが機転を利かせて、そのおばあさんの気を他に向けさせてその間にすばやく鍵を開けてくれた。
わたしは急いで外に出た。
靴の謎を聞けるような状態じゃない。
仕方ない、このまま帰ろう。

エレベーターを待っていたらちょうど黒田さんが通りかかった。
なので一応聞いてみた。

「この靴が入った袋がタンスの上にあったんですけど汚したんでしょうか?けど汚染っては書いてないんですけど」

黒「えっ?いや~汚しては無いと思いますよ。そんな話は聞いて無いなあ」

「じゃあなんでこれがタンスの上にあったんでしょう?汚染でもないのになんで交換してるんでしょうか?基本、家族が交換することになってますよね?」

黒「そうです。おかしいなぁ?」

するともう一人通りかかったスタッフさんが靴を交換した日付けを書き込む表を見に行ってくれた。

ス「19日に交換してました」

19日って火曜日じゃん。
という事はやっぱりスタッフの誰かが交換したようだ。

黒「多分、慣れてないスタッフが間違えて交換しちゃったんだと思います。汚染で交換したんではないと思います。このところ配置転換があってごっそりスタッフが入れ替わっちゃったし、外人さんのスタッフも増えたからそのせいだと思います。まだしっかりルールが把握できてなくて交換してしまったんだと思います。ごめんなさいね」

衣類や靴の洗濯を業者に依頼している方も結構いるようで、その人たちの靴はスタッフさんが交換しているようだ。
茂造さんの靴も汚した時のためにと替えをタンスに置いてあるから間違って交換しちゃったのだろう。
こういう事もあるのね。

それにしても聞けて良かった。
汚染じゃないと分かってホッとした。
汚染だとやはり洗い方が変わってくる。
なので汚染かどうか確かめるために臭いを嗅ぐのは勘弁してほしかったからホント助かった。
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今日は綿子さんの靴を交換しようと替えを持って来た。
入所時に足のサイズをキッチリ測って購入したものと米さんのおさがりのもの二つを持って来た。
サイズを合わせて買った物はズックタイプで脱いだり履いたりがちょっと面倒な様子。
米さんのおさがりの靴はマジックテープでガバッと開くから脱ぎ履きが楽なのだがワンサイズ上で少し大きいのだ。
ずっと車いすに乗ってるだけなら米さんのおさがりの方がいいだろうと思うのだが、リハビリをする時は大きめの靴では危ないのではないかとも思うし、どっちがいいんだろう?
よく分からないので両方持って来てスタッフさんに聞いてみようと思ったのだ。

綿子さんの相手はかつおさんに任せてスタッフさんのところへ行って尋ねてみた。
けれど介護スタッフさんでは判断がつかないようで「もしよければ両方置いといてもらえますか」という返事だった。
リハビリスタッフに聞いてみるそうだ。
それで米さんのおさがりをとりあえず履かせて、ジャストサイズの靴はナイロン袋に入れたままタンスの上部に置いておくことになった。
リハビリ時だけ履き替えるのも一手だよね。
よろしくお願いします。
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綿子さんはひとしきりゴゾゴゾしてやっと落ち着いた。
と思ったら、トイレに行ったきりなかなか戻ってこない。
また何か物色しているようだ。
ようやく戻ってきたと思ったら手には靴が。
この靴、トイレ横の勝手口の下駄箱の中に入っていたものだ。
綿子さんがまだこの家で暮らしていた時に履いていた物なんだが、埃をかぶって汚れているし、踵はかなりちびている。
入所してからは施設が勧める『あゆみシューズ』を購入して、それをはいているので、もうこの靴の出番はないだろう。
もう処分してもいいようなものだったけど、何でもかんでも処分するのは躊躇われたので下駄箱に入れたままにしていたのだった。

綿「これ綺麗やからあそこに持って行こうと思うんや」

えっ?どこが綺麗なん?
ムッチャくたびれてますけど?

「いやいや、それより今履いとる靴の方がええやん。あれは足に合わせて買ったやつやで。施設が勧めるものなんやで。あれムッチャ高いんやで。せっかく高い靴買ったんやから、それ履いた方がええがな」

綿「えっ?そんなに高いんな?」

「そうやで。あれ8000円くらいするんやで」

綿「そなにするんな!」

「そうや。だからこんな古い靴履かんと、ええ靴履いたらええがな」

綿「そやな」

なんとか阻止出来たようだ。
やはり高価な値段が決め手だね。
やれやれ。
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その後2階へ。
エレベーターを降りたところで畑田さんにバッタリ会った。
ちょうどいい。

「いつもお世話になります。これ茂造さんの靴を持ってきました。替えを届けてなくてこちらの靴をお借りしたそうですみませんでした。履き替えさせて借りてたものは洗ってお返ししますね」

畑「はい。ありがとうございます」

う~ん、やっぱりか。
ワンチャン、1週間も履いて無いから洗わなくていいですよと言ってくれるのを期待してたんだけど…。
残念。

日曜日、かつおさんが慌てて洗った靴は月曜日の朝にはまだ乾いてなくて今日持って来たのだ。
あいにく茂造さんはデイルームで食事中だった。
マジかー!最悪だ。
これがベッドで寝てるのなら靴を入れ替えるだけで済んだのに。
食べ終わるのを見計らい茂造さんのところに行き、ひざまづいて靴を履き替えさせた。
今日は仕事帰りだからスカートなのに汚れるじゃん。
それもこれもかつおさんのせいじゃないか!
これじゃサポートというよりフォローやん。
ホントもっとしっかりしてほしい。
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