かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:食料品

11月17日 金曜日

夜7時過ぎ、出張から戻ったかつおさんといつものように綿子さんちに食料品を届けに行った。
冷蔵庫を開けると相変わらずだ。
先週買ってきたお惣菜が残っている。
これで4週連続、1週間遅れのお惣菜を食べる事になる。
今回はそれを見越してお惣菜も菓子パンも少なめに買ってきた。
ちょうどよかったわけだ。

「あまり食べんようにしよるんやろ。だから少ししか買ってきてないで。これで足りん様やったら言うてな」

綿「そうなんや。パンも1つしか食べんようにしよんや」

「こないだまで毎朝3個食べとったのに、1個で足りるん?」

綿「いや、足りん時はこうやって3分の1くらいを足すんや」

ロールパンを切るそぶりをして見せた。
ほんまかいな?
でも食事量を減らそうと努力はしているようだ。
ビールも減ってなかったし、一応頑張っているようだ。

そして明日から一段と寒くなるという予報が出ているので、ダウンのジャケットとダウンのベスト、それにフリースの服も出してあげた。
先週もダウンのベストを2枚出してあげたが、それはおうち用だ。
今日出したのはお出かけ用のベストだ。
ダウンのベストは軽くて暖かいのでお気に入りのようだ。
家では常に着ている。
そして放っておくと1シーズン一度も洗濯しない。
なので前身ごろは真っ黒になっていて、いくら洗っても落ちない。
外に着ていくのは恥ずかしいレベルなので入院するたびに新しいのを買って届けていた。
そんなわけでダウンのベストは現在4枚もあるのだ。
今日はまだきれいなうちの一つだけ出した。
もう一枚はまだしまっておこう。
そして綿子さんにしっかり言って聞かせる。

「今着とるやつはお腹の辺りがシミだらけやから家で着てな。こっちは新しいからシミが無いやろ。デイにはこっちを着て行ってな。それとこれもシミだらけやから家で着る分やからな」

もう一枚はパイプハンガーにかかっていたが一度着てみたようで裏返しになっていた。
すると綿子さんが「これはもうキツくて着られんのや」と言い出した。
は?
どれも同じLサイズのものだ。
メーカーやデザインによって多少は違っているのかも知れないが、そんなに大差は無いはずだ。
他のはギリギリのところでなんとか着られるという事か。
やっぱりダイエットは必須だな。
これ以上太ったら合う服が無くなるやん!
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11月10日 金曜日

今週もかつおさんは出張で不在だったが綿子さんがうちにやって来ることはなく、穏やかに過ぎた。
今日は食料品を届ける日だ。
出張から戻ったかつおさんと綿子さんちに向かった。
今日も食料品を買ってきたのはわたしだが、綿子さんに説明しながら冷蔵庫等へ片付けるのはかつおさんに任せた。
わたしは先日家に持ち帰って洗濯を終えた綿子さんの夏服を片付けよう。

奥の部屋でタンスにしまっていたら、台所の二人の会話が聞こえてきた。

「ばあさん食べる物買うてきたぞ」

綿「ありがとのぉ」

「ばあさん!また先週のお惣菜が残っとるやないか!」

先週の金曜日に届けた『サバの塩焼き』と『カレイの南蛮漬け』が残っていたそうだ。

綿「もう、ようけ(たくさん)買ってこんでええぞ。あんまり食べんようにしよるんや」

「そうか。そら、ええことや」

そして次々、品を見せながら片付けていく。

「太るもとやけど、ビールも持って来たぞ」

綿「ビールも飲まんようにしよるんや」

冷蔵庫にはビールが2本残っていたそうだ。
たしかに先週3本あったので1本しか飲んでいないようだ。

「そしたら持って帰ろうか。わしが飲んでやるわ」

綿「いやええ!腐る物でもないから置いとく!」

奪うようにしてビールを抱え込んだそうだ。
そして柿を見つけ

綿「うわ~柿は好きなんや~。今から一つ剥いで食べようか」

「さっきあんまり食べんようにしよるって言うたとこやないか!やめとけ」

夕ご飯はとっくに終わっている。
今、8時過ぎだ。
寝る前に甘い柿を食べるのは太る元じゃないか。

どうも先日、ケアマネやスタッフさんたちに体重増加を指摘されたことで少しは食事量を減らそうという気になったようだ。
9月にも一度「食べるのを控えとるんや」と言っていた時期があったが、あっという間に元に戻っていたよな。
今回もいつまで続くか分からないが、とりあえず買い物の量は控えて様子を見ようと思う。
くそデブ

それにしてもこの間から毎週、1週間遅れのお惣菜を食べているが、これで3週連続だ。
けどピンピンしている。
胃腸が丈夫な人は長生きすると聞くが、まさに!といった感じだ。


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10月20日 金曜日

この1週間はかつおさんが出張中だったので不安だったが無事、平穏に過ぎた。
そして今日は綿子さんに食料品を届ける日だ。
出張から戻ったかつおさんと綿子さんちに行った。
6時半過ぎだったが綿子さんはもうベッドで横になっていた。
「食べる物買うてきたで」と伝えると起きて台所へやって来た。
いつものように買ってきた物を説明しながら冷蔵庫へしまっていて驚いた!
野菜室に先週の金曜日に買ってきたお惣菜が残っていたのだ。
『鮭の西京焼き』と『カニシュウマイ』だ。
うわ~もったいない!
日曜日にバラ寿司といもパンを届けたからか?
やっぱりたくさん買ってくるんじゃなかった。
それにしても優先順位を考えて食べろよ!
もう1週間経っているのでさすがにこれは食べられないだろう。

「綿子さん、これ先週買ってきたやつやん。もうアカンから捨てるで」

綿「いや、明日食べようと思とったんや」

「いやいや、ムリやろ。やめときな」

綿「いや、冷蔵庫に入れとったから大丈夫や」

「ばあさんやったら大丈夫やろ」

綿「明日と明後日は家におるやろ。だから明日の昼に食べようと思て。温めたらいけるわ」

「そうやで。土日は家におるから、こうやって金曜に土曜と日曜の分を買うてきよるんやんか。ちゃんと土日で食べてくれんと」

綿「温めたら大丈夫や」

こっちの言う事はスルーかよ!

どうしても捨てるとは言わないのでそのままにしておくことにした。
ああは言っているが一人になると、こっそり捨てるかも知れない。
それに期待しよう。

そして果物を野菜室にしまっているとずいぶん前に近所のおばさんから貰ったナスがカビているのを見つけた。
このブログをさかのぼって確認すると9月9日に貰ったものだった。
1カ月以上放置したら、そりゃぁカビも生えるよな。

「これカビとるから捨てるで」

これには綿子さんも素直に従った。

そしてもうひとつ驚いたことがあった。
野菜室に玉ねぎが入っていたのだ。

「これどうしたん?」

綿「こないだ買うてきたんや」

「えっ?歩いて?」

綿子さんは一瞬、マズイという顔をした。
少し間が開いて

綿「あの、あそこのとこをずっと向こうに行った所まで行ってな」

「ビッグか?」

綿「いや違う」

「これドラッグストアやろ」

多分ビッグ(1.5㎞先のスーパー)の近くのドラッグストアだと思われる。
値札が独特なので多分間違いないだろう。

マジか!
気候が良くなって、活動しやすい気温だ。
じっとしていられなくなってきたんだろう。
けど玉ねぎなんか買ってどうするんだ?
料理なんかしないじゃないか。
さっきのナスがいい例だ。
また適当に理由をつけてもらって帰らなくては。
トホホ。
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10月13日 金曜日

恒例の綿子さんに食料品を届ける日だ。
いつものように仕事帰りに買い物をし、夜、かつおさんと届けに行った。
そしてこれまたいつものように
「食べ物買うてきたで」「ありがとうなぁ」
という会話を交わした。
が、この後がいつもと少し違った。

綿「明日、かつおに買い物に連れて行ってもらおうと思うとったんやけど、これだけあったら行かんでもええな」

ギクッ!
かつおさんは綿子さんを買い物に連れて行くのが苦痛で仕方ない。
なので回避するために金曜日に買ってきて届けている。
本来、かつおさんが買ってくればいいようなものだが、綿子さんの好みや、何をどれだけ買ったらいいのかをイマイチ把握できていないので、わたしが買ってきている。
綿子さんが満足するように買って来ないと、結局連れて行けと言い出しかねないからだ。
とりあえず今回はセーフだったようだ。
ホッとした。
けどこの前、旅行の帰りにたまたま買い物をしてしまったので、また買い物に行きたくなったのだろう。
また何かと理由をつけて買い物に連れて行け攻撃が激しくなりそうだ。

今日は久しぶりにカステラの切り落としを見つけたので買ってきた。
カステラは綿子さんの大好物だし、切り落としはリーズナブルなので時々、買ってきている。
綿子さんはすぐカステラに気付いた。

綿「うわ~これ好きなんや~。けど多いなぁ。好子さん半分持って帰って」

「いや、これは日持ちするからボチボチ食べたらええがな」

綿「そうな」

それからしばらく後に、今度はかつおさんに向かって

綿「これ半分いるか?」

「いや、いらん」

綿「けど、多いが」

なぜかやたら勧めてくる。
大好きなはずなのにおかしいなぁ?

「そしたら小分けして冷凍しといてあげるわ」

見るともう封が開いていた。
なんで?いつの間に??
もしかして今すぐ食べたいのか?
とりあえず半分程度を1個ずつラップに包んで冷凍庫へ入れた。

そして家に戻り見守りカメラを見ると、早速カステラを食べている綿子さんの姿があった。
テレビを見ながらバクバク食べている。
冷凍しなかった分はほとんど食べてしまった。
やっぱりね。
早く食べたいものだから封を開ける口実が欲しかったという事なんだろう。
わざわざ冷凍するんじゃなかったな。
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9月22日 金曜日

仕事からの帰り、いつものようにスーパーで綿子さん用の食料品を買った。
菓子パンと果物、そして少しだけお菓子を。
お惣菜は買っていない。
明日から旅行に行くからだ。
いよいよ旅行の事を綿子さんに伝えなくては。

夜7時過ぎ、かつおさんと綿子さんちへ行った。
さっき買ってきた食料品と明日着てもらうために買っておいた洋服を持って。

「綿子さん、食べる物買うて来たで」

綿「いつもすまんなぁ。ありがとう」

「ところでこれ買ってきたんやけど」

と言って新しい服を見せた。

「明日、これを着て一緒に旅行に行こう!」

綿「ええーっ!!」

「どうかな?」

綿「ほんまに?連れて行ってくれるん?」

「ほんまやで」

綿「うわ~~~!嬉しい~~~~!!!もう長いこと、どこにも行ったことないから」

「嘘言え!わしが時々連れて行ってやったやないか。〇〇とか✕✕とか」

そんなことはすっかり忘れているようだ。

「日帰りはかつおさんが連れて行ってくれとったで。でも明日は一泊二日で行くんや。着替えはもう準備しとるから、明日の朝はこの服着て、こないだ買ってきた靴履いて、ハンドバッグだけ持って来てくれたらええからな」

そう言ってハンドバッグをチェックし、重い小銭は置いて行こうなと全部出しておいた。

「明日は6時半出発やから今日は早よ寝てな」

綿「ほんまに連れて行ってくれるんな。嬉しいわ~~」

涙を流して喜んでいる。

「早よ寝てよ」

綿「嬉しいわ~~」

聞いてます?

とっても喜んでくれて良かったが、早くも先行きが不安だ。
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