かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:騒ぐ

帰り際詰め所で「綿子さんの洗濯物を持って帰りたいのですか」と声をかけた。
先日、土曜日以降なら持ち帰ることができると聞いていたからだ。
すると応対してくれたスタッフさんが「洗濯物ならお部屋に置いてありますよ」と言うではないか。
???
部屋は立入禁止では?
どういうこと?

「部屋まで行ってもいいんですか?」

ス「はい。もう大丈夫ですよ」

何だって!いつの間に!
そんなこと聞いて無いんですけどーー!

そういえば今日は面会者が多いのか駐車場が結構いっぱいだった。
それにエレベーターを呼ぼうとしたら4階に止まってたっけ。
やっと4階の制限が解けたのでみな面会に来たのだろう。
みんなのところには連絡が来たのだろう。
うちに連絡が来なかったのは単なるうっかりミスか、そうか、先日3日後の土曜日から洗濯物の持ち帰りがOKと聞いた時に面会もOKになると伝えたつもりだったのだろうか?
そうか、かつおさんが聞きのがしたか。
まあそんなとこだろう。

とにかく4階まで行って回収しないといけないという事だ。
けどやはり4階に行くのは怖い。
今日はゆうくんを連れているし、コロナの2人目の感染者が綿子さんと同室のおばあさんだったし。
それに会えると思ってなかったのでおやつも持って来てないし。
なのでかつおさんに一人で取りに行ってもらうことにした。
かつおさんは「ささっと行って取ってくるわ」とエレベーターに乗った。

わたしはゆうくんと2階のエレベーターの前でかつおさんを待っていた。
なんだか2階のデイルームの方が騒がしい。
振り返ると茂造さんが出入り口のガラス扉の向かって歩いてくるのが見えた。

「家に帰るんやー!」

ス「いやいや、帰れんよ」

「いや、帰る!歩いてでも帰るんや!」

『家に帰る病』絶賛継続中のようだ。
わたしは急いで茂造さんから見えない場所に移動した。
見つかったら大変だ。
一緒に連れて帰ってくれ!と言うだろう。
幸い見つからなかったのでそっと成り行きを見守った。
茂造さんはスタッフさんになだめられても「帰る!」を連発してガラス扉をガタガタいわせていた。
しばらく扉と格闘していたが開く訳もなくやっとあきらめて部屋に帰って行った。
ほっ。
スタッフさんは大変だろう。
ほんと申し訳ありません。

茂造さんが部屋に戻りやっと静かになった頃かつおさんが4階から戻って来た。

「さっき茂造さんがそこまで着て「家に帰る!」って騒いどったんや」

「ほんまか!よわったじいさんや」

「それにしても遅かったなぁ」

「いや、せっかくやからばあさんの顔見て帰ろうと思ったんや。けど、ちょうどトイレに行ったとこやったからしばらく待っとったんや。けどなかなか戻ってこんからもうええわと思って降りて来たんや」

なんやそれ。
せっかくならもう少し待って顔を見てから降りてきたらよかったのに。
けどまあそれで良かったのかも。
今はまだ潜伏期間かもしれないもの。
念には念を。
用心に越したことは無い。
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昨日の続き

そろそろ綿子さんのお風呂の順番のようなので綿子さんと別れ、2階の茂造さんのところへ向かうことにした。
エレベータに乗るとちょうど2階のスタッフさんと一緒になった。

ス「茂造さんの面会ですか?うわ~~良かった~~!!今日は帰る帰るってずーーっと騒いでるんですよ。これで少しは落ち着くかも」

「どうもすみません」

ひえ~~~!
こりゃかなりひどいようだ。
実はさっき、ここの駐車場でゆうくんをベビーカーに乗せ換えていると散歩から戻って来た入居者さんと付き添いのスタッフさんに会ったんだけど、そのスタッフさんからも「茂造さん、今日はすっごく調子が悪いんですよ~。ずーーっと家に帰るんやー!!って言い続けてるんです」と聞いていた。
全く同じことを2回聞いたのだ。
かなり手を焼いているのだろう。
まいったなぁ。

2階に着き、ガラス扉を開けて中に入ると、デイルームにいたスタッフさんからも「あ~~良かった~~。今日は凄いんですよ~」と言われた。
みんな同じこと言うじゃないか。
どんだけなんやーー!!

「おやつも持って来たし、ひ孫も連れて来たのでこれで少しでも機嫌よくなってくれたらいいんですけど…。自信はないです」

ス「よろしくお願いします!」

はたして大丈夫だろうか?

続く
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