かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:10万円

ひき続き26日のこと

実家から戻ると次は綿子さんちの庭の木の剪定だ。
手入れの必要な樹形の乱れた木がかなりある。
しかも剪定の難しい松も3本もある。
1日や2日では終わらない。
昨年はハルちゃんが手伝ってくれたが今年は忙しそうで頼めない。
空いた時間でちょこちょこやっていかないと終わらない。

今朝の事。
「昼からは剪定しような」と言うと、かつおさんは「もうええが。忙しすぎや。剪定は業者に頼もうで」と言い出した。
頼んでくれたら楽でいいが、以前頼んでいた職人さんは高齢のため廃業したので業者を探すところから始めないといけない。
それに結構な料金がかかると思うでと言ったら、かっちゃんに聞いてみることになった。
かっちゃんちも立派な庭があるので毎年業者に頼んでいるそうだし、光三さんちの庭の管理もかっちゃんがしているので、かっちゃんに聞くのが一番いいだろう。
かつおさんは電話をかけた。

「かっちゃん、ちょっと教えて欲しいんやけど、庭の剪定は業者に頼んどるんやろ?だいたいどのくらいかかるん?」

かっちゃんは親切に教えてくれた。
かっちゃんちで5万円、光三さんちで10万円だそうだ。

かつおさんは電話を切るなり

「よっちゃん、やっぱり自分らで剪定しよう!わしが間違うとったわ。10万も要るんやと!」

やっぱり!
わたしはそのくらいは要るだろうと思っていたのでそれほど驚かなかったが、かつおさんは1~2万でやってもらえると思っていたようだ。

「お金出して楽しようって言うとったやん」

「いや10万やで!」

「そら、そのくらいは要るやろ。技術もいるし、大変やのに」

「すまん。やってください」
言っただろ

というわけでやっぱり今年も自分たちで剪定することになったのだった。
ちなみにかつおさんはこういう事にはからっきしセンスがない。
なので切るのはほぼわたしで、かつおさんは助手&雑用係なのだ。
脚立を出し、ブルーシートを広げて

「お願いします!」

しゃあないな。
やりますか!

続く

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先週のこと
月曜日の夕方、綿子さんがやって来た。
わざわざやって来る時は大抵ろくなことがない。
案の定「通帳を出せ」と言いに来たのだった。

「なに言いよんや。お金が要るんやったら渡すから通帳は渡さんで」

綿「なんでや。私の通帳やのに返してくれ」

「それはできん。通帳はわしが持っとく」

綿「なんでや。お金が無いと困るやないか」

「お金は渡しとるやろが」

綿「ほんだら10万おろしてきてくれ」

「10万も何に使うんや」

綿「お寺さんに払うたり、いるもん買うたりするんやが」

「それやったら一遍に10万ものうてええやないか」

綿「ブツブツ言わんと10万おろしてきてくれ」

もう何回こういうやり取りをしたのやら。
綿子さんはちょっと元気になるとすぐ『お金』の話になる。
やはりかなりお金に執着があるようだ。
もういい加減お金の管理は息子に任せて自分の病気(ボケ)を受け入れて欲しい。
初期技

かつおさんは昨日の田んぼの件もあり

「ババァちょっと元気になったらまた好きな事言い出しやがった。
もう一度ケガして入院してくれんやろか」

と過激なことを言い出す始末だ。

このところ落ち着いていい感じだったのに、またストレスフルな毎日に逆戻りしているようだ...


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今日も綿子さんがうちにやって来た。

ピーンポーン

「今日は何や」

綿「通帳出してくれ。生活費おろしてくるきに」

「はぁ?」

綿「お金が無かったら困るが!」

「こないだ10万円渡したとこやないか」

綿「そんなん、もろてない」

「そんなことないわ。退院した次の日に渡したやないか」

綿「知らん」

「部屋にあるやろが。一緒に見に行こう」

二人で綿子さんちに向かった。


綿子さんちから戻って来たかつおさん

「やっぱりだいぶボケが進んどるみたいやわ」

「お金あった?」

「あった、あった。引き出しに入っとったわ」

「綿子さんはそれ見てなんて?」

「あら~って、とぼけとるんでなくて本気で忘れとったみたいなんや」

「はぁ~」
10万円どこや

多少ボケてきていたが、ここまで進んでいるとは。
先が思いやられる。

「それにしても10万は多いんとちゃう?」

「わしもそう思う。それに麦さんにも10万や渡しすぎやって言われたわ」

「どうする?」

「こそっと5万抜いてくるわ」

「その方がええな」

先日、わりと強引に通帳を取り上げたがこれで良かったようだ。


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昨日まで綿子さんの退院日の長-----い1日を書いてきましたが
その翌日も事件がてんこ盛りの濃い1日でしたので、これも何回かに分けて書いていきたいと思います。



退院翌日の朝、さっそく綿子さんの襲来にあった。

朝食を食べ終わったところに「ピンポーン」

綿「かつお、わたしの通帳一式持っとるか?」

「おう、わしが持っとるぞ」

綿「よかった、昨日からどこ探しても無いきん心配しとったんや」

「わしが持っとるわ」

綿「返してくれ」

「いやや」

綿「なんでや!!」

「ばあさんが持っとったっておろしに行ったりできんやろ。わしが管理してやるわ」

綿「そんなことせんでええ」

「いや、わしが管理する」

綿「何を言いよんや」

「みんなにもお金の管理はお前がせないかんぞって言われよるんや」

綿「みんなって誰や!」

「光三さんとか麦さんとかみんな言いよるわ」(麦さんは綿子さんの妹で何かと綿子さんのことを気にかけてくれている)

綿「返してくれんかったら困るやないか」

「ほんだらとうざのお金を渡しとくわ」

と10万円ほど入った封筒を渡した。

「それだけあったら当分困らんやろが」

綿「いや、ほんでも......。通帳....」

「もう仕事に行くから帰ってくれ。遅刻するが」

強引に綿子さんを帰らせた。
10万円だけね

やれやれ朝から聞いてるだけでも疲れるわー。
でも綿子さん納得してないようやしまたひと悶着ありそうやー。



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