かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(93歳)と綿子さん(91歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:4階

5月22日 木曜日

今日も洗濯物の回収にいぶきの森へ。
まずは4階へ。
エレベーターに乗ると後から4階担当のスタッフさんが乗り込んできた。
あら珍しい。
ここのスタッフさんは基本、エレベーターを使わずに階段で移動する。

ス「すいません、ご一緒させてもらってもいいですか?ちょっとつかれちゃって」

「どうぞ、どうぞ」

エレベーターは広いので十分スペースはある。

「お疲れなんですね。このところ急に暑くなりましたものね」

ス「そうなんです。体がついていかなくって」

「分かります~。今日も暑かったですねぇ」

ス「はい」

「なのにうちの綿子さん、まだダウンベストを手放してくれなくって」

ス「そうそう。ずっと着てますよね。さすがに昨日は「暑いやろ、薄いのに替えような」って着替えてもらいました」

「そうなんですか。ありがとうございます。良かった~」

スタッフさん達が気付いて着替えを促してくれるなら安心だ。
綿子さんは「朝、寒いから」と言うのだが、それなら朝だけ羽織って気温が上がってきたら脱げばいいのにと思うがそれが出来ないようだから。
それにダウンのベストは全然洗濯に出してくれないので胸元がドロドロだ。
本人は気付いてないようだが。
なのでわたしとしては早く回収したい。
今日こそ回収できればいいのだが。
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11月30日 土曜日

今日も4人で面会へ。
本来なら土曜日は綿子さんの入浴日だが、今日は施設の設備の点検をするとの事で停電になるそうだ。
そのため入浴は繰り上げて昨日入ったそうだ。
なので1階のホールではなく4階で面会だ。

エレベーターで4階に移動し、降りたところにちょうど綿子さんがいた。
エレベーター横の大きな窓の前におばあさん達が5人いて、窓の外を眺めながらおしゃべりしていた。
ちなみに以前綿子さんが誇らしげに見せてくれた日日草の植木鉢が置いてある場所だ。

スタッフさんが「綿子さん、ご家族さんが来てくれたよ。良かったな~」と声をかけた。
綿子さんは振り返って嬉しそうな顔をした。
綿子さんは窓際にいて後ろに車イスのおばあさんがいたのですぐにはこちらに来られない。
スタッフさんが「緒方さん、ちょっとよけてあげてくれる」と声をかけてくれた。
車イスのおばあさんが後ろに下がろうとしてくれたんだけどその時事件が起きた。
握っていたポーチを落としてしまったのだ。
ポーチの中から飴玉が転がり出てきた。

ス「あら緒方さん、こんなん持ち込んだらいかんがな。いつも言うとるやろ!」

車イスのおばあさんは怒られて仏頂面になっていた。
わたし達が来なかったら慌てて移動することもなく、飴玉も見つかることもなかっただろうと思うとちょっと申し訳ない気持ちになった。
かつおさんは良く見えない位置にいたので綿子さんが飴を持っていたのかと勘違いしてビビったそうだ。
綿子さんじゃないと分かってホッとしていた。
けどやっぱりみんな甘いものをこっそり持ち込んでいるのね。
危ないなぁ。
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7月13日 土曜日

夕方、かつおさんといぶきの森へ綿子さんの様子を覗きに行った。
綿子さんが先週の土曜日に腰の骨を折ってから今日でちょうど1週間だ。

いぶきの森に着いたのはちょうど4時頃だった。
ホールには入浴を終え、4階へ戻り始めた入所者さん達が大勢いた。
エレベーターの前に並んで順番を待っている。
あちゃ~失敗したなぁ。
もうちょっと時間をずらせばよかった。

仕方ない。
階段で4階まで上がった。
今日はお茶のペットボトルを15本ほど持参していた。
先日からちょこちょこ持って来ていたが、毎日2本のペースで飲ませる予定とのことなのでそろそろ無くなる頃だろう。
在庫を気にして度々持ってくるのも面倒なのでかつおさんがいるときに1週間分持って行こうと思ってのことだ。
15本という事は7.5リットル。
つまり7.5キロだ。
それをもって4階まで上がるのはかなりしんどかったようだ。
実は今日のお昼は実家の両親と会食に行きかなりお酒を飲んでいた。
なのでかつおさんは4階に到着する頃にはヘロヘロになっていた。
夕方いぶきの森に行くからと伝えていたのにしっかり飲んだかつおさんの自業自得だ。
老人に片足突っ込んでる介護者

4階のスタッフさんにお茶を持ってきましたと伝えるとまだ結構残ってるんですと言うではないか。
どうも1日1本しか飲んでいないようだ。
詰め所にはまだ4本ほど残っていた。

「これどうしましょうか?場所をとるから綿子さんの部屋のタンスに入れておきましょうか?」

ス「そうしてもらえますか」

という事で綿子さんのタンスの棚に入れておくことになった。
その方が残りが把握しやすくていいかも。

綿子さんは今日もテレビを見ていた。
テレビを持って来てホント良かったと思う。
綿子さんはわたし達に気づくと「来てくれたんな~。ありがとなぁ」と涙ぐむ。

「どんなんな?」

綿「まだ痛いなぁ」

「じっとしときなよ」

綿「昨日ハルちゃんが子連れて来てくれたんや~」

「よかったなぁ」

綿「嬉しかったんや~あの子のしたい事が色々あるやろうに来てくれて。その気持ちが嬉しゅうて~」

また涙ぐむ。
そうやってわたしと綿子さんが会話している間もかつおさんは青い顔をしてぐったりしている。
綿子さんがイタタタと言いながらベッドの上で動いた。

綿「おまえ座れ」

かつおさんを座らせてあげようと横に移動していたのだ。
綿子さんに心配されるくらい死にそうな顔をしていたのだ。
ダメだこりゃ。
ということで早々に帰宅したのであった。


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昨日の続き

さぁ茂造さんの洗濯物も回収できたし、システムも分かったから帰ろうと思ったが、ついでに綿子さんの部屋番号も聞いておけば水曜日に来た時にスムーズにいくだろうと考えた。

「綿子さんの部屋は何号室ですか?」

畑「それは今から4階に行って説明しますね」

「えっ?いえいえ、部屋が分かれば大丈夫かと」

畑「いえ、2階と4階ではちょっと勝手が違うのでご説明します」

え~~~。
今日は綿子さんの顔は見なくて済むと思っていたのに~。

仕方なく畑田さんについて行った。
エレベーターで4階に上がる。
エレベーターを降りると目の前は詰め所。
これは2階と一緒だ。
けれど2階の詰め所よりずい分小さい部屋だった。
そしてその隣にガラスの扉は無かった。

実は2階はエレベーターを降りて右に進めば大きなレクリエーション室があって、そこを各階の人が交代で使用するようだ。
なのでエレベーターホールと居室ゾーンの間にガラスの扉があって混じらないように分けてあるようだ。
ちなみにレクリエーション室の上は屋上で(3階から出入りする)4階は何もないのだ。
なので4階には扉は必要ないということなのだ。

けれどという事は運が悪いとエレベーターを降りた途端、綿子さんと鉢合わせすることもあるかも知れないのだ。
マジか!?

畑田さんは近くのスタッフさんに声をかけた。

畑「こちら綿子さんのお家の方です」

ス「そしたらお部屋まで案内しますね」

「いえ、部屋の番号さえわかれば大丈夫です」

畑「綿子さんに会って行かないんですか?」

「できれば会いたくないんで。実は....」

毎回会うたびに「私いつ家に帰ったらええんかのぉ?」と言うこと。
先日、家に連れて帰った時も言っていたことを伝えた。

「なのであまり顔を合わせたくないんです」

ス「あら~そうなんですね。ここに居るときは特に家に帰りたいとかおっしゃったりしないんですけどねぇ」

「どうしても家に帰りたいって訳でもないみたいなんですけど、ここでは好きなテレビが見られないのと甘いものがあまり食べられないことが不満みたいで。それこそ先日の帰宅時に飴玉を握ってこっそりこちらに持ち帰ろうとして、かつおさんとケンカになったんです。かつおさんがそんなことしたらイカンやろがって言って聞かしてたらちょっとくらいええやないか!って」

ス「あらまぁ。綿子さんがそんなに感情的になる事あるんですね。ご家族の前だからでしょうね」

「とにかく全部回収するのが大変で。ひょっとここに持ち込んだりしたら大変ですので」

ス「そういう人って結構いるんですよ。外出した時にこっそりシルバーカーに隠して持ち込んだりとか」

「自分で食べるだけならまだいいんでしょうけど、綿子さんの場合、他人にあげようとするのでねぇ。大きな黒飴を人にあげてひょっとという事があったら大ごとになるじゃないですか」

畑「いや、それはダメです!危ない、危ない!」

「でしょう。とにかくあげたがりなので困るんですよ」

畑「甘いものは面会時に持って来てもらって、その場で食べきるならOKですので。時々、持って来てあげて下さい」

「わかりました」
25日のバトル

続く



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