かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:CT検査

昨日の続き

わたしは結果がずっと気になっていたのに、かつおさんから連絡ないのでそわそわしながら待っていた。
午後になって「良好!異常なし」というLINEが届いてホッとした。

仕事から戻り早速かつおさんに詳しいことを聞いた。

「なんでもなくてよかったなぁ」

「ほれみ。何でもなかったやろ。そう思とったわ!」

勝ち誇ったように言う。

「でもそしたら黒い影がポツポツあるって言うとったんは何やったん?」

「えっ?黒い影?違うで白い影やで」

「はぁ?かつおさんこないだ黒い影って言うとったやん!」

実は先日、田中先生から説明を聞くとき、わたしは遅れて診察室に入ったのでレントゲン写真についての話は直接聞いていなかった。
その後の血糖値の話の辺りから聞いたのだった。
(いぶきの森で手続きをしていて事務員さんが保険証のコピーを取り終わるのを待っていたので遅れた)
後でかつおさんから「肺のレントゲンに黒い影がポツポツあるのが気になるのでCTを撮ってきて来て欲しい」と言われたと聞いたのだった。
先日ブログ記事を書くときは話がややこしくなるので端折っていたのだ。
とにかくあの日かつおさんは確かに黒い影と言った。
なのに今日になって「白い影って言うたで」と言い出した。
そんなことは無い。
黒って言うとったわ!
ほんとに「白」を「黒」って言うし、「レントゲン」が「超音波」にすり替わるし、もっとちゃんと人の話を聞いてほしい。

結局、白か黒かで言い争ったところで、どっちみちなぜ影が映っていたのかは分からない。
かつおさんに尋ねたところでよく聞いてなくて分からないだろうからあきらめた。
頼むで、かつおさん!!
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村


1月30日 火曜日

今日はいよいよ綿子さんがCT検査を受ける日だ。
綿子さんを検査に連れて行くのはもちろんかつおさんだ。
9時の予約なので8時半前にはいぶきの森へ迎えに行くことになっていた。
が、契約書やらシルバーカーやら届ける物が色々あるので少し早めに行った。
それらを草野マネージャに渡して確認してもらい、綿子さんが4階から降りてくるのを待ったが、なかなか降りてこなかった。
準備に手間取っていたのだろうか?
早めに行ったのに結局バタバタと出発することになったそうだ。

一週間ぶりに会った綿子さんはとても暗い顔をして元気がなかったそうだ。
かつおさんは焦ったそうだ。
ヤバい!やっぱりここは嫌だ、家に帰りたいって言い出すんじゃないかと思ったそうだ。
けれど元気がない原因は別のものだった。

綿「私どこが悪いんやろかのぉ?もう長ないんやろかのぉ?」

自分が悪い病気かも知れないと不安になっていたのだ。
前は「いつになったらお迎えが来るんやろか?」と言っていたのに、やっぱりまだ生に執着があるんじゃないか。

「どうせなんでもないわ。大丈夫やろ」

かつおさんは本気でそう思っていたようだ。
なのでスッとこんな言葉が出てきた。
綿子さんも少しは不安が解消されたんじゃないだろうか。
わたしはやっぱり先生が「ちょっと気になるからCT検査を受けてください」って言うからにはもしかして?と心配していたのだが、かつおさんは全く心配などしていなかった。
何の根拠もなく。
けどこの能天気なところに救われたんじゃないかな。
たまには役に立つじゃないか。

そして無事CT検査を終えた。
結果を渡されいぶきの森へ戻る。
結果の説明は検査を受けた病院ではなかったそうだ。
以前、茂造さんがCT検査を受けた時は結果を佐藤病院へ持って帰り、そこで先生が結果を見ながら説明してくれたのだが、今回綿子さんは入所者なので一度いぶきの森へ結果を持って帰らないといけないそうだ。
後で先生に見ていただいて、結果は電話で連絡しますとの事だった。
結局、かつおさんは綿子さんと別れた後、午後になっていぶきの森の看護師さんから電話で報告を受けたそうだ。
で、気になる結果は「全く問題なし!」だった。
良かったーー!!

続く
ブログアイコン
↓ポチッと押して頂けると嬉しいな(*^ω^*)
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村





1月20日 土曜日

午前11時前、かつおさんといぶきの森へ向かった。
実は昨日、いぶきの森からもう一つ連絡事項があった。
いぶきの森ではやっと毎月の利用料の支払いを口座振替で対応することになったそうだ。
なのでその手続きにお越しくださいという連絡があったのだ。
今までは受付で現金で支払わなければならなかった。
受付が開いているのは平日は9時から5時まで、土曜日は午前中のみなので、土曜日に支払いに行くしかなかった。
これからは口座に入金しとけば済むのでいつでもできる。断然楽だ。
とってもありがたい。
口座振替の口座は年金が振り込まれる口座を設定してくださいとの事だった。
その口座の通帳と印鑑を持って手続きに来てくださいと連絡を受けた。
なので11時30分の先生との面談の前にいぶきの森へ行った。
そして事務員さんの説明を聞き、口座振替の依頼書を一人につき2部、計4部記入した。
介護費用と、医療の費用は別々に引き落としになるそうだ。
ロビーで用紙を記入していると次々と人が来て事務員さんは大忙しだった。
みんなわたし達と同じ用件で来ていたようだ。
やはり土曜日じゃないと来られない人が大勢いたのだろう。
みんなも口座振替になってホッとしているだろう。

その後、佐藤病院へ向かった。
綿子の息子ですと伝えると、直ぐに診察室へ案内された。
そこにいたのは佐藤先生ではなく、副院長の田中先生だった。
そういえば茂造さんも入所してすぐおしっこが出なくなり導尿の管を入れたと聞いた時も担当の先生は佐藤先生ではなく違う先生になっていた。
佐藤先生は外来専門なのかな?
この田中先生も物腰の柔らかい先生だった。
そして丁寧に説明してくださった。
先生の前には胸部のレントゲン写真が2枚貼ってあった。

先生「こちらが正常な人のレントゲン写真で、こちらが綿子さんの物です。ここに映っているのが心臓ですが綿子さんのものは少し横に広がっています。でもこれは年相応のもので特に問題はないと思います。で、ここに黒い影がポツポツとあるのですが、これがちょっと気になるんです。なのでCT検査を受けていただきたいんです」

佐藤病院にCTの機械はない。
なので近くの大きな病院へ行って撮ってくるのだ。

先生「たぶん大丈夫だとは思うんですがレントゲンではよく分からないんです。CTならこれが何かハッキリすると思いますので一度撮りに行ってくださいませんか」

「分かりました」

先方の病院とも打ち合わせ、30日にCTを撮りに行くことに決まった。
明日から一週間、かつおさんは出張で不在なのでその次の週にしてもらったのだ。

結局、まだよく分からないが仕方ない。
変なものでなければいいなと思う。

それにしても相変わらずかつおさんは話をちゃんと聞いて無いじゃないか。
超音波検査なんかしてないじゃん。
もうちょっとしっかりしてよ。
ブログアイコン

↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村







昨日の続き

そしていよいよCT検査へ。
かつおさんには一抹の不安があったそうだ。
かつおさんも以前CT検査を受けたことがあるので要領はなんとなく分かっていた。
たしか動かないでじっとしておかないといけなかったはず。
茂造さんが言う事を聞いてじっとしていられるだろうか?
まあ無理だわな…

病院に着き、検査室へと案内された。
が、かつおさんは部屋の中へは入れない。
心配しながら廊下で待っていると、中から「じっとしてくださいね。動かないで!」と言っているのが何度も聞こえてきたそうだ。
申し訳ない気持ちになったそうだ。

そして何とか検査は終わった。
その結果を持って、再び佐藤病院へ向かった。
CT検査の結果、脳に異常は見られなかったし、躯幹にも異常は見られなかったそうだ。
しかし左目の奥の骨に骨折の跡があったそうだ。
ずいぶん前に転んで目の辺りを腫らしていたことがあったっけ。
たぶんその時、骨折していたのだろう。
あまり痛みを訴えないので放置してしまった。
やはり老人になると痛みにも鈍感になるのだろうか?
やはりケガをした時はとりあえず受診する方がいいようだ。
そしてこの骨折は、もうくっついているので何もしなくていいそうだ、

CT検査の結果に異常は無かったが、他の検査の結果は思った以上に悪かった。
貧血がかなりひどいのと肺炎の一歩手前なんだそうだ。
ええっ⁉
咳もしていなかったし熱も無いので全く想定外だった。
先生は「とにかく点滴をしましょう」とおっしゃった。
そして「これはショートステイにでも入った方がいいですね」と言った。
かつおさんは「ちょうど昨日、そちらのいぶきの森に入所の申し込みをしたところなんです」と告げた。
すると先生は「それなら明日からいぶきの森で3日間過ごしてもらいましょう。担当は誰かな?要介護は何でしたっけ?」と言い出した。
「要介護は②です。担当のケアマネは川上さんです」
すぐにいぶきの森のマネージャーがやってきた。
マネージャーもその後に来た川上さんも急なことに目を丸くしていた。
そんな急に部屋が用意できるのか?
でも『鶴の一声』の効果は絶大で、明日から3日間、いぶきの森でショートステイすることが決まった。
そこで毎日点滴をして、様子を観察してくれるそうだ。
3日後、まだ様子がおかしかったら、またその時に考えるそうだ。

そしてとりあえず今日も点滴をして帰ってくださいと言われ、点滴室に案内された。
点滴を始めると茂造さんが「痛いのぉ」と言い出した。
かつおさんは「そら、注射やから痛いのは当たり前や。ちょっと我慢せぇ」とたしなめたそうだ。
30分ほど経ち、様子を見に来た看護師さんが「あら、漏れとるわ。痛かったやろ。ごめんな」と針を抜いたそうだ。
「じいさん、ごめん」かつおさんも謝るしかなかったそうだ。
そして点滴の後、いぶきの森のロビーで準備物の説明等を受けてやっと家に戻れたそうだ。

それにしても佐藤病院で茂造さんは思っていたより有名人だったそうだ。
みんな茂造さんのことを覚えていた。
昨年はほとんど佐藤病院へ行くことは無かったが、一昨年は綿子さんが入院していたし、デイにもまだ通っていなかったので、暇な茂造さんは毎日のように佐藤病院に通っていたのだ。
毎日、自転車で真っ赤な顔をして通ってくる、しかも真夏だというのにダウンジャケットを着ているおかしな高齢者のインパクトは大きかったようだ。
みんなが声をかけてくれたそうだ。
そしてケアマネの川上さんが「茂造さん久しぶりやなぁ。どんなんな?」と声をかけてくれると「どこも悪いとこは無い!」と胸を張っていたそうだ。
おいおい、肺炎一歩手前やって言われたとこやないかい!

それにしてもホント急展開が多すぎてクラクラする。
でもとりあえず明日と明後日はゆっくりできそうだ。


↓ポチッと押して頂けると喜びます\(^^)/
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村






↑このページのトップヘ