かつおさん家のボケボケ介護日記

はじめまして好子です。アラフィフの会社員です。 高齢の義両親・茂造さん(92歳)と綿子さん(89歳)の介護をする夫・かつおさんのサポートをしております。 ここにグチを吐き出しながら明るく頑張っていきたいと思います。

タグ:PHS

4月1日 月曜日

かつおさんはいぶきの森の草野マネージャーに電話をかけた。
先日、綿子さんから電話がかかってきたことを伝えるためだ。
2度も携帯電話からかかってきたんだからやっぱり伝えておくべきだと思ったからだ。

 ※電話がかかってきた時の話はこちら
 
 ※1回目はこちら
 

いぶきの森では入所者に携帯電話の持ち込みを禁止している。
入所者が勝手に外の人と話をしたりするのを防ぐためだろうと理解していたのだがどうなんだろう?
それもあり、やはり草野マネージャーに報告することにしたのだ。

とりあえずかつおさんは草野マネージャーに尋ねたそうだ。

「いぶきの森にはスタッフ用の携帯電話があるんですか?」

「えっ?いいえ、ありません。PHSならありますが」

「やっぱりそうですか」

「どうかされましたか?」

「いや実は・・・・・・」

綿子さんから電話がかかってきたこと、しかも2回だし、携帯の番号からだったことなどを詳しく説明した。
草野さんは大変驚いたそうだ。

「いや~~。そんな事があったんですか~。全然知りませんでした。どうもすみません」

「携帯を貸してくれた方も善意からでしょうし、草野さんにお伝えしようか迷ったんですが、2回もかかってきたので」

「分かりました。教えていただいてありがとうございます。ちょっと調べてみます」

「で、今回の電話で母が「お前に頼みがあるんや」って言ってたのは多分この前のお金のことだと思うので放っとこうと思ってるんです。もう31日も過ぎたから何も言って来ないと思いますし」

「分かりました。気をつけて様子を見ておきます」

「すみません。よろしくお願いします」

これで綿子さんから直接電話がかかってくることはもうないだろう。
やっぱりマネージャーとはしっかり情報を共有しとかないと。
ホウレンソウは大事だね。
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5月9日続き

その30分後、またもみどり整形から電話がかかってきた。
看護師さんからだ。
綿子さんに頼まれてかけてきたそうで、綿子さんが「お金が無いから持って来てくれ」と言っているそうだ。

「ちょっと綿子さんに代わりますが、PHSからかけていますので手短にお願いします」

「分かりました」

綿「かつおか?お金が無いんや。持って来てくれ」

「分かった。明日、持って行くわ」

綿「頼むの。そしたら看護師さんに変わるわ」

「お金を持ってくる際は、なるべく小銭でお願いします。またリハビリのスタッフに渡そうとするんで」

「はい、分かってます。いつもすみません」

電話の向こうの綿子さんの声はいつもと変わりなく、元気そうだった。
全く肺炎の話は出ない。
やっぱり先生は、もしもの話をして不安をあおっただけでたいしたことはないのだろう。
確信した。
かつおさんは真に受けて綿子さんが死んでしまうかもと、本気で心配していただけに、腹が立ってしょうがないようだ。
「なんや!全然、元気やないか!脅かしやがって!」
グチが止まらない。

そして病院は綿子さんに早く退院してほしいようだし、入院していると刺激が少ないからかボケが進んでいるようなので、当初の計画を早めて、13~14日でお試し帰宅をして、20日の土曜日に退院させようと決めた。
退院が1週間早まった。
さあ、忙しくなるぞ!
医療って言っても限度がある



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